登山記録詳細

無雪期登山
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大雪渓のその先に、雲を越えて白馬岳 白馬岳、旭岳(北アルプス・御嶽山)
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記録したユーザー

Yamakaeru さん
  • 日程

    2017年9月9日(土)

  • パーティ

    4人 (Yamakaeru さん 、ほか3名)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:猿倉駐車場を目指す。100台程度駐車できる無料の大きな駐車場。ただし、連泊の登山者も多いことから、3時到着の時点でかなり満杯だった。連休時などは猿倉手前の二股で交通規制されるらしい。そんな時は八方駐車場(無料)に止めてバス、タクシー移動が通常。

  • 天候

    快晴

この登山記録の行程

猿倉駐車場(1,250m)(05:00)・・・林道終点(05:37)・・・白馬尻小屋(1,560m)(05:55)・・・大雪渓ケルン(06:10)・・・白馬大雪渓・・・避難小屋(07:59)・・・お花畑・・・村営頂上宿舎(2,730m)(08:41)・・・白馬山荘(2,832m)(09:15)・・・白馬岳(2,932m)(09:27)・・・白馬山荘(10:05)(昼食~10:50)・・・旭岳(2,867m)(11:45)・・・村営頂上宿舎(12:33)・・・お花畑・・・避難小屋(13:13)・・・白馬大雪渓・・・大雪渓ケルン・・・白馬尻小屋(15:04)・・・猿倉駐車場(15:56)


総距離 約16.5km 累積標高差 上り:約2,193m
下り:約2,193m
山仲間と高速を飛ばしつつ、猿倉駐車場を目指す。できる限り早く着いたつもりが、3時過ぎにもかかわらず、大きな駐車場にはすでにいっぱいだった。きっと連泊の登山者が多いためだろうか。駐車場のおくにあったスペースに車を停め、仮眠をとって夜明けを待つ。
満天の星空も空が明るくなるにつれ、徐々にフェードアウトしていく。
身支度を整えていざ出発。時間は、5時。空が赤く染まりだした。
猿倉荘の脇を抜けて山道に入る。猿倉荘のトイレは綺麗なので、ここで済ませておくとよい。
山道は少し歩いたところで林道と合流する。整った林道を歩いていく。目前には白馬岳がそびえている。登る時から頂を望みつつ歩くのも珍しい。さあ、登ってこい!!と山に挑戦されているようだ。
その頂も、朝日を受けてモルゲンロートとなっている。また、その横では満月がいまだ空に残っていて有明の幻想的な様子。今日は快晴。きっと素晴らしい景色が待っていると期待感も高まる。

林道の突き当りから山道になる。雪渓のため水が豊富で、あちこちに沢があり綺麗な水が流れている。歩き出して約1時間。大きな岩が目に入る。白いペンキで「おつかれさん!ようこそ大雪渓」と書かれている。この岩は白馬尻小屋の目印になっている。白馬尻小屋。馬のお尻という名前も可愛い。小屋の横には広場があり、テーブルがいくつか設置されている。座ると、大雪渓から流れ出した綺麗な川とその上に雪渓が見渡せる。この広場はテント宿泊も可能だ。
白馬尻小屋では、軽アイゼンが1,000円で販売されていた。一瞬、買おうかとも思った。
猿倉からの道はとても綺麗に整備されていたので、仮眠をせずにここまでヘッドライトで歩いてきて、夜明けとともに登頂開始というパターンもあったなあと思った。

白馬尻小屋を出発して程なく、大雪渓が目前に広がる。シーズン的にすでに小さくなっているはずなのに、それでもスケールは大きい。
7、8月であれば、そのまま大雪渓を踏みながら進むところであるが、このシーズンは解けたことにより雪渓の脇に出来た秋道を進む。なるほど、よく見ると雪渓のあちこちに陥没した大きなクレパスがある。しかし、この秋道もなかなか曲者。崩れやすい土砂でできた斜面が多く、むしろ雪渓の方が安全では?と思えるような場所がいくつもあった。その秋道もようやく終わり、最後の斜面はいよいよ大雪渓を直接、直登することになる。待ってました!!
少し灰色にくすんだ雪渓に、赤くマーキングされたルートが延びている。ベ ンガラと呼ばれる赤い粉で作られた目印だ。大雪渓には、クレパスだけではなく、両側から崩れ落ちた大きな岩が、いくつもゴロゴロしていて、危険な場所が多いのも事実。定められたルートを丁寧に登ることが大事。
キックしながら一歩一歩、進む。やはり雪はいい。早く雪山のシーズンが来ないかなと考えながら登る。
ずっと歩いていたい雪渓も残念ながら終わりが来た。振り返るとそれでも結構登ってきたことが分かる。こんなに雪の量があるとは。圧巻である。見下ろした雪渓の向うに雲海があり、その向こうには妙高も見える。

雪渓が終わった後も、浮石が多いコースが続く。看板にも「落石危険!葱平まで座らない!!」とある。
避難小屋に着く。小さな小屋だが、きっと厳しい時期にはとても貴重な場所になるのだろう。ここまで来るとお花畑があちこちに見える。白馬も高山植物で有名な山だ。7月ごろであればきっと色とりどりの花が咲き誇っていたに違いない。今はシーズンも終わりつつあり、数は少ない。が、それでも黄色の鮮やかな花が群生していた。周囲をよくみると、濃い緑もどことなく黄色がかって見えるところがあった。高い山の季節はもう秋に向かっているのだろうか。
村営白馬頂上宿舎まで来ると稜線にでたも同然。稜線まで駆け上がると、今日一番の感動が待っていた。いや、ここで今日一番を使うのはまだ早いか。
白馬山荘に到着。なんと空の青い事か。
眼下に雲海。先ほど見えていた妙高や戸隠がいっそうはっきりと確認できる。厚い雲が遠く関東方面まで広がっている様子が見える。一方、反対の北陸側は雲一つない快晴。日本の天気図を直接自分の目で見ているようだ。
目線を、杓子岳、白馬鑓ヶ岳に向ける。実に気持ちよさそうな縦走コースが自分の足元から杓子岳、白馬鑓ヶ岳へと続いている。あー歩きたいと強い欲求が湧き上がる。更に右には、大きくて成端のとれた頂が見える。剱岳だ。右奥には白山も見える。少し前に白山から朝日を拝んだ際に、真っ赤に染まった雲の中に剱岳を見たが、今はその反対側の視点に立っている。
もう一度、剱岳から稜線をなぞるように穂高山脈の方に目線を移していく。相変わらず黒く鋭く尖った槍ヶ岳が見えた。なんという贅沢な360度ビューか。
少し休憩して白馬岳に登る。
山頂まではさほど時間を要さない。山頂から、谷間をのぞき込むとジオラマのような景色が見える。大雪渓があり、そこから川が始まり蛇行するように山間を延びていく。登ってきた経路がよくわかる。すごいスケール感だ。
動かずここに留まって景色を楽しんでいたい、と思う反面、前にも後ろにも延びている稜線を見ていると今すぐにも飛び出していきたい。そんなワクワク感が溢れる素敵な場所だ。
とりあえず、白馬山荘に戻り、剱岳方面を眺めながら昼食をとる。目の前の旭岳の向こうには富山平野が見える。

まだ時間はあったものの、今日中に戻らなければならない我々にとって、周遊する時間はさすがにない、ただ、このまま帰るのは寂しすぎると、話し合った結果、目前に見えている旭岳に登ることにした。
後で聞いたが、旭岳は三百名山でありながら登山ルートがない?(分かり辛い)山だとか。その言葉通り、正式な登山道の看板はなかった。少し巻くように傾斜の気持ち緩やかなところからとりついて山頂を目指す。岩がゴロゴロ。岩を乗り越えながら進み、なんとか山頂に着く。山頂から先ほどまでご飯を食べていた白馬山荘のテーブルを眺める。杓子岳、白馬鑓ヶ岳の方には、だいぶ雲がせりあがってきている。
さあ、時間も時間、今度は一気に降ろう。登りとは別なルートを使って降る。砂利がちりばめられたような斜面で、気を許するずるっと滑り落ちそうなので慎重に且つ、素早く。もし、このGPSの軌跡を参考にするのであれば、下りはあまりお勧めしない。
降り切ったところで、もう一度、旭岳を見上げ、杓子岳、白馬鑓ヶ岳への分岐まで戻る。稜線から、改めて周囲の山々を眺め、一息ついたのち、今度は猿倉に向かって降りる。
登りにあった落石注意のエリアは、特に降りに注意が必要。実際に自分も足を掛けた頭大の石がぐらッとしてそのままゴロゴロと回転して落ちだした時にはヒヤッとした。なかなか「ラクー」というセリフは出ないものだ。幸い人がいただいぶ手前で止まったので大事には至らなかったが、自分が怪我をしてもいけないし、ましてや他人に怪我をさせないよう慎重に降りる必要がある。
旭岳で遊びすぎたせいか、降りのグループとしてはどうやら最終尾のようで、降りる人とはあまりすれ違わなかった。
思いのほか時間がかかって駐車場に着いたのは約16時。ほぼ半日の活動時間。満足がいっぱいつまった缶詰のような一日だった。

登山中の画像
登山画像
モルゲンロートの頂。
登山画像
沢の水が透き通っている。
登山画像
赤を迎える妙高方面。
登山画像
白馬尻についた。
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広場で休憩&絶景を眺める。
登山画像
さあ大雪渓を目指そう。
登山画像
雪の厚み。
登山画像
クレパス。
登山画像
広がる大雪渓。縦横無尽に歩きたい。。。危険だ…
登山画像
なんて自然って美しいんだろう。
登山画像
そう危険なんです。
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行きとお花畑。
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美しすぎるシルエット。
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雲海に浮かぶ山々。
登山画像
さあつきました。とっても綺麗な山小屋です。
登山画像
剱岳ってかっこいいですね。白山もうっすらと。
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谷。今まで歩いてきた経路がジオラマになって。
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かえると劔は似合います。
登山画像
杓子岳 、白馬鑓ヶ岳。なんと凛々しい。
登山画像
午後になってあっという間に雲が立ち上がってき…
登山画像
なんでもかっちょいい。笑
登山画像
うぉーテント泊したい。
登山画像
これもかっちょいい。
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  • shou さん
    感動再びですね♪

  • Yamakaeru さん
    感動にはいくつかの要素がありますね。景色、天候、そして感動を共にする仲間。

  • レオ さん
    山から戻ってもしばらくは余韻が残りますね。戻った日は目を閉じると雪渓を登っていました。

  • Yamakaeru さん
    でも、歩きが本調子でなくてそこが残念でした。もっと歩きたかったですね。(^-^)

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