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苗場山2017

苗場山( 上信越)

パーティ: 1人 (はにわ さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

三合目(05:30)・・・九合目坪場(07:50)[休憩 30分]・・・苗場山(09:00)[休憩 60分]・・・九合目半(10:20)・・・苗場山(10:40)・・・九合目坪場(11:00)・・・三合目(12:40)

コース

総距離
約11.1km
累積標高差
上り約970m
下り約970m
コースタイム
標準6時間55
自己5時間40
倍率0.82

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

自宅の前の水田も稲穂が黄色くなり虫の声が彼方此方で鳴いている。
平地では紅葉はまだまだ早いが何処かないかなと検索。
前から行きたかった北アルプスの爺が岳を日帰りと思ったが日曜日でお天気が良いと来れば扇沢は大渋滞かなと思い草紅葉が色付き始めた苗場山に行って見ることに。
自宅から近い登山口で和田小屋から祓川コースにしようかと思ったが秋山郷に行ったことがないのでドライブがてら深夜自宅を出発。
上武国道が渋川まで繋がり深夜は道が空いているので国道17号を北上し水上ICから高速。
久しぶりに三国トンネルを通過し塩沢石打ICで降り国道353で津南町へ。
ここから国道405を南下。
秋山郷までは道幅の狭い山道。
さすが秘境。
小赤沢温泉入口から3合目登山道の駐車場までは道は狭いが全舗装。
星の見える薄暗い5時駐車場到着。
身支度を整え5時半登山開始。
6合目までは切り株の木道、大木の根が張る緩やかな登山道を登って行く。
木々の隙間から朝日を浴び赤く染まった鳥甲山が谷を挟んで真近に見えた。
8合目までは今度は岩場と鎖場が続く。
先日降った雨のせいなのか清水が彼方此方流れ出ているからか登山道入口から8合目過ぎまで道はぐっちゃぐちゃ。
その為滑りやすく緊張を強いられた。
8合目から少し登ったその先に突然眼前が開けた場所に。
8時前に湿原の入口、坪場に到着。
人影も疎らな木道に腰掛け邪魔にならないように小休止。
わあ登山靴泥だらけだ。
でもここからの眺めは正面に盛り上がった檜の塔が眼前にその向こうには鳥甲山その先にはうっすらと北側から火打山、白馬岳、鹿島槍が岳が。
うーん爺が岳も雲一つない快晴じゃん。
さてその先が近くにいた登山者の方々とあれは槍が岳から穂高だよ、いやいや八ヶ岳だよと会話をしていると丁度下山の行列が。
その先頭のガイドさんにあれはどこの山ですかと聞くと槍ヶ岳ですねと。
八ヶ岳はこの先登ってもらって北八ヶ岳の蓼科山は何とか見えるけど赤岳とかは一直線に並ぶため見えませんよと。
問題解決。
では頂上まで行って見ましょうか。
一旦低木を潜りまた開けた場所へ。
うおおお。
ずっと先まで湿原が広がっている。
苗場山の名前の言われ通りだ。
木道を登り苗場山ヒュッテのすぐ上が苗場山の頂上。
ここは木々に囲まれ眺望なし。
神楽峰の方面に少し下って木道脇の大きなテラスに腰掛ける。
ここから南側に見渡す限りの草紅葉の湿原が。
沢山の地塘、奥の方には赤や黄色に染まった木々が良いアクセントに。
それを取り囲むように右から巻機山、仙の倉山、武尊山、正面に佐武流山に白砂山、その間から浅間山。
ちょっと蓼科山は雲に隠れて見えないな。
岩菅山や志賀高原のスキー場も見える。

軽食を食べコーヒーを飲み暫し隣に座った男性と談話する。
どちらからですかと聞くと偶然にもお隣のお隣の市からと。
年に1回は苗場山を訪れているそうで冬も春も夏も秋もここは綺麗だと教えていただいた。
冬、山スキーで湿原を滑る。
春、雪深い誰も居ない湿原に霧が立ち込め幻想的。
夏、色とりどりの高山植物が咲き誇る。
秋の紅葉はこれからもっと綺麗になるよと。
そんな光景を何度も見ているなんて羨ましい。
最近は色々な山に行って藪の先の湿原を探すのにハマっているとか。
クロユリは絶滅しそうだとか鹿の駆除にそろそろ自衛隊が出動しなきゃならんとかいろいろと面白い話が飛び交う。
いつか槍ヶ岳に登りたいんですよというと50年前に登ったと。
もうあっちの山こっちの山と話が尽きない。
おじさんがそろそろ行って見るかと腰を上げ、赤湯温泉に降りる湿原の端にオコジョがいるよと言われ湿原の中を歩く。
本当に良いお天気で水も草木も輝いている。
ひっそりと夏の終わりを告げるオヤマリンドウが咲いていた。
木道下を注意深く見ているがオコジョいないな。
オコジョは居なかったが大きなヒキガエルがのそのそ歩いていた。

さてだいぶ長居したな。
苗場スキー場方面から雲がわいてきた。
そろそろ下山するかなと10時半天上の湿原を後にする。
下山道も滑らないように慎重に。
泥濘ばかりだからリョックを下ろせず立ち休み。
ダケカンバやブナの森を抜け漸く三合目の駐車場に着いたのが12時40分。

帰りは地震で大きな被害があった小赤沢温泉の楽養館へ。
今年漸く再開したとか。
趣のある木造の建物で赤茶色のお湯。極楽極楽。
いつもより時間の余裕があったので2度も入ってまったり。
ゆっくりし過ぎて帰りたくないなと思いつつ帰宅。

空はすっかり秋模様。
今年は素晴らしい紅葉に出会えると良いな。







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装備・携行品

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