登山記録詳細

無雪期登山
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テント担いで白峰三山 助けて!落石でバスが来ないの! 北岳、中白峰山、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳(南アルプス)
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鋸太郎 さん

この登山記録の行程

【1日目】
広河原(07:50)・・・白根御池小屋(09:35)[休憩 10分]・・・小太郎尾根分岐(11:40)・・・北岳肩ノ小屋(12:10)・・・北岳(13:05)[休憩 20分]・・・北岳山荘(14:00)

【2日目】
北岳山荘(05:15)・・・中白峰(05:55)[休憩 10分]・・・間ノ岳(06:40)・・・農鳥小屋(07:40)[休憩 10分]・・・西農鳥岳(08:25)[休憩 10分]・・・農鳥岳(09:00)[休憩 5分]・・・大門沢下降点(09:35)・・・大門沢小屋(11:50)[休憩 40分]・・・吊橋(森山橋)(14:05)・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(14:40)・・・奈良田(15:00)

水平移動距離 約24.5km 積算標高差 上り:約3,039m
下り:約3,731m
コースタイム 標準:1,185分
自己:850分
コースタイム倍率 0.72
テントを担いで白峰三山を歩いてきました。
当初の予定は北岳山荘・大門沢小屋の二泊三日だったのですが、勢いで北岳山荘のみの一泊二日にしてしまいました。
小屋泊ならそれもアリでしょうが、テン泊装備で一日縮めたのはちょっとバカでしたね。
  
奈良田からバスで広河原というコースを取りましたが、深夜奈良田へ向かう山梨県道37号(南アルプス公園線)に巨大な落石。
自分の車は軽なので幸い脇をすり抜けられましたが、3ナンバーでは無理でしたでしょうね。戻る車も数台いました。
ともあれ車を奈良田に停めて始発のバスを待ちます。
ところが待てど暮らせどバスが来ません。
どうやら始発は町の南から来る様で、例の落石に足止めされていたらしいです。
更には落石の撤去作業は9時にようやく開始されるらしいとの情報もあり、始発の5時半のバスはおろか、次の9時のバスすら遅れる可能性大となりました。
自分はテン泊ですからある程度自由ですが、小屋泊で予定を立てていた方々は判断に迷ったかと思われます。
バス待ちの登山客の方々は80人位いましたでしょうか。
  
これは無理かな、そう思って現場で知り合った「六日で東北の名立たる山を七座走破したド健脚な」お兄さんと、逆コース即ち奈良田から広河原に行く事にしましたが、農鳥岳登山口の係員の方から「広河原から奈良田に行くバスの折り返しがあるから、7時頃にはそれに乗れるはず」との情報を得て、それならばと再び駐車場に戻りました。
バス待ちの方々にそれを伝えて、結局1時間半遅れの8時前に広河原に入る事ができました。
何とか山行開始です。
  
白根御池小屋ではテントが10張程度。バットレスの方々でしょうね。
北岳には13時着。雲が多く眺望はいまひとつでしたが、翌日は朝から晴れとの予報でしたので特に残念に思うこともなく、北岳山荘に幕営しました。
山荘は大繁盛で、布団も二人一組だったそうです。
  
夜中は結構な風。ですが翌朝は5時にはテントを撤収して間ノ岳を目指しました。
中白峰で御来光を拝み、尚も進みます。
朝から予報通り快晴でしたが、間ノ岳山頂から先は更に結構な風でした。手元の風力計で瞬間最大15mほど。稜線上で何度も煽られました。
最早生ける伝説の様なご主人の農鳥小屋を過ぎ、西農鳥・農鳥と歩き白峰三山制覇です。
12時頃に大門沢小屋。この時間なら下山に挑むしかありません。
死に物狂いで15時に奈良田。いやもう大変でした。黒戸尾根クラスでしたよ。
  
北岳山荘でのテン泊は寒さを覚悟しましたが、テント内では氷点下にはならず、Tシャツとライトシェルパンツ、裸足で十分眠れました。
シュラフはNANGAのオーロラ300STD、これにNANGAのフリースインナーを組み合わせています。
あとお勧めできないのですが、効き目の弱い貼るカイロを、足の指を包むようにダイレクトに貼りました。
指先さえ温めれば結構耐えられるものです。
  
二泊予定でしたから、予備食込みかつ行動食別で8食持っていきましたが、その半分以上は持って帰ってきてしまいました。
多分また、最低でも18kgは持ち歩いていたと思います。
前回の越後駒ヶ岳も「水も食料も一切口にしないで山行を終えてしまった」=「ザック担いでいった意味は?」でしたが、今回も似たようなものでした。
まあ、ザックの中身は保険ですしね。
山下手だなあ……。
  
ともあれ40年近く前、家族旅行で夜叉神峠から見上げた白峰三山。
「北岳って行ける?」自分の問いに親父は「物凄く大変だよ!そう簡単には行けないよ!」と笑って答えましたが、やっと登る事ができました。
ええ、物凄く大変でしたよ、本当に。
でも、素晴らしかったよ!

登山中の画像
  • 午前3時過ぎの奈良田バス停。 車で小一時間眠れればいいかな、なんて考えていました。
  • 8月には山荘に出たらしいですね。
  • ところがバスが全然来ません。 情報もなく、皆さん待つしかないといった雰囲気でした。
  • それでも8時前には何とか山行開始できました。 ざっと1時間半遅れですが、頑張ってリカバリしましょう。
  • しかしさすがに遠そうですね。
  • 頑張って歩きましょう。
  • 広河原の吊橋を越えてスタートです。
  • 今日も自分の影を連れて行きましょう。
  • のっけから急登です。
  • 綺麗に染まってきていました。
  • 白根御池小屋に着きました。 ここからは大分お空を拝めます。
  • 御池です。テントが10張ほどありました。
  • 雪渓が残っていました。
  • 稜線間近です。 登山客が見えます。
  • 小太郎山分岐に着きました。 仙丈ヶ岳が綺麗に見えました。
  • 結構厳しい道になります。
  • 肩ノ小屋北稜線に出ました。
  • 肩の小屋にやっと着きました。 ですが宿泊地の山荘は北岳の向こうです。
  • もう少し頑張りましょう。
  • 登れない道ではありません。
  • 着いたー!
  • 北岳の三角点です。
  • 今回は鳥のお山に登るので、お供はセキセイインコのるーちゃんです。
  • 雲海にあっても富士の実力よ!
  • 北岳を越えて吊尾根分岐です。
  • あかふじが飛んでいました。 しばらくホバリングしていましたが、パトロールであることを祈りました。
  • 丁寧に歩いて行きます。
  • 北岳山荘が見えました。
  • 着きました。
  • 山荘の中です。
  • 幕営しました。シャツとバンダナを干します。
  • ガスガスですが、風がないので助かりました。
  • 山荘へ向かう登山客です。
  • またイワヒバリに会いましたので、しばらく遊んでもらいました。
  • 晩御飯です。 麻婆豆腐にハンバーグ付き。たんぱく質構成です。 食べたらすぐに寝ました。
  • 二日目です。 テント内は5度弱。十分眠れました。 と言いますか、こんなものまで持ってくるから重くなるんですね……。
  • 最早定番の朝御飯。 五時にはテントをたたんで出発しました。
  • 暁の富士。左上に明けの明星。
  • 中白峰山で御来光を拝みました。 ご来光と朝日の稜線は、どこのお山で見ても涙がこぼれますね。
  • 霜柱です。 もうあちこちで見かけました。
  • 朝日を浴びる中白峰山頂標識。 背後は中央アルプス、木曽駒が見えます。
  • 北アルプス、槍ヶ岳まで見えました。
  • 間ノ岳までは北岳からのピストン客で賑やかでした。
  • 右手前に北岳、中央奥に甲斐駒、左は仙丈ヶ岳。 百名山揃い踏みです。
  • また会ったね。 おはピヨ。
  • 間ノ岳標識の後方は多分奥秩父、北岳の奥は八ヶ岳です。 それにしても甲斐駒は格好いいなあ!
  • るーちゃん、間ノ岳に降り立つ! ……のですが、ビレイなしでは撮影もままならない強風です。
  • 間ノ岳の三角点です。
  • 中央奥左デコが悪沢岳、右デコが赤石岳。 その右手前のドームが塩見岳。 いつか登ってみたいですね。
  • ケルンに石を積む登山客。
  • 黄金の雲海に浮かぶ富士山。
  • 山頂を後にします。
  • 間ノ岳を越えると急に登山客が減りました。
  • 農鳥小屋が見えました。稜線を歩いて小屋を越えて、更に稜線を西農鳥に登っていきます。
  • 風が強く、瞬間最大で15mでした。 油断すると煽られます。
  • 農鳥小屋です。
  • 「どちらまで」あ、大門沢です。 「なあんだ!!」 ガチャ物ぶら下げていたのでバットレスとかの答えを期待されていたかも知れません。 ともあれ、伝説の農鳥ご主人のキャラ、いただきました!
  • 西農鳥に着きました。
  • るーちゃん、西農鳥岳に降り立つ!
  • 油断できない岩稜帯を越えて行きます。
  • 農鳥岳に着きました。
  • 農鳥岳の三角点です。
  • るーちゃん、4座に降り立ち大役を果たす! 「……寒い」
  • それにしても富士山が素晴らしくて。
  • でも油断できません。
  • 下降点分岐に着きました。
  • 下降点の標識。 遺族による設置だそうですが、確かに雪の中ブリザードに襲われたら全くわからないでしょうね。
  • 降りていくと少しづつ紅葉が広がります。
  • 時期はあっという間でしょうね。
  • 来て良かったです。
  • 転がる気満々でしょ? こんな子が結構あちこちにいました。
  • 大門沢小屋です。 12時目標でしたから、10分だけ早く着きました。
  • 大門沢小屋も10/14泊で今年の営業は終了とのこと。ギリギリでしたね。
  • 尚も降ります。いや大変。
  • 林道に出てからの休憩所です。 ここまで来た以上、休むくらいなら先に進む!
  • やっと奈良田の登山口に着きました。 でもあとちょっと!
  • 登山口にはすぐバスが来たのですが、振り切って駐車場まで歩きました。 歩いた!歩いた!歩ききったー!!
  • 大門沢小屋の冷たいお水と
  • みのぶまんじゅうをお土産にしました。 10個一気には食べません。
  • 新東名の駿河湾沼津SAでやっとありつけたひと巻き。 ここは背後に愛鷹山が見えるので好きです。
  • 上が40年近く前に夜叉神峠で買ったキーホルダー。 上四つに登ることが出来ました。
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、軽アイゼン、トレッキングポール、テント、シュラフ、テントマット、ストーブ、燃料、ライター、カップ、コッヘル、カトラリー・武器、ローソク・ランタン
【その他】 予備ヘッドライト、2バンドラジオ、モバイルバッテリー、温度計・湿度計付き時計、カラビナ、スリング、予備手袋
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  • さん
    山行お疲れさまでした。
    テント山行憧れます。

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