登山記録詳細

無雪期登山
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29--39 修験の道は変態の道だった!変態道を突き進む二人・・・ 岩木山(東北)
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記録したユーザー

ハンター さん
  • 日程

    2017年10月14日(土)

  • パーティ

    2人 (ハンター さん 、SHP さん)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:車両分散:弥生いこいの広場(登山者用駐車場)、青森スプリング・スキーリゾートP1(中央辺り長平登山口)

  • 天候

    晴れ

この登山記録の行程

長平登山道入口(6:44)・・石神神社(7:31)・・石神神社奥院(7:42)・・ゲレンデからの登山道入口(8:18)・・長平清水(8:46)・・山の神石(10:33)・・長平分岐(10:37)・・山頂(10:49)・・休憩・・弥生登山道9合目(11:41)・・8合目(12:02)・・7合目(12:22)・・6合目姥石(12:54)・・5合目(13:18)・・4合目(13:35)・・旧道新道分岐(13:50)・・新弥生登山道入口(弥生いこいの広場)(14:19)


総距離 約11.7km 累積標高差 上り:約1,256m
下り:約1,440m
 1964年 岩木山において、大館鳳鳴高生が遭難、五日間で4名死亡の惨事を記した、田澤拓也・著『空と山のあいだ 岩木山遭難・大館鳳鳴高生の五日間』を読んだ私とSHPさんの二人は、生存者1名が彷徨い歩いた長平コースをいつかは歩いてみたいと話していた。単に登るのも面白くなく、遊び心も交えて、下山後はテント泊でもして、もつ鍋と熱燗でもと、SHPさんに話を持ち掛けたところ、今回の実現となった。
車も2台あるため、入山口と下山口を別と考え、二人で相談した結果、人があまり立ち入らない今回の難コース、長平登山口~(長平コース)~岩木山山頂~(弥生コース)~新弥生登山口を立案、下山後は、岩木山桜林公園にてテントを展張、もつ鍋と熱燗で反省会と計画してみた。
 10月13日、前日移動として八甲田を越えて弘前に向かう事とした。現在、八甲田山は標高700m辺りが紅葉真っ盛りであり、そこから上は枯れが入り、山は冬支度の様相を見せている。途中、岩木山を見ると山頂部には傘雲が掛かってはいるが、麓まで雲が降りていない事から晴れ雲と確認する。長平口登山道を管轄する鯵ヶ沢警察署に登山口での登山届のポストの有無を確認したところ、無しとの回答であったため、直接鯵ヶ沢警察署へ登山届を提出した後、三本柳温泉にて入泉、岩木山神社で車中泊とした。
三本柳温泉:300円

 10月14日、4時に起床、車外に出ると星空が広がっている。外気温は5℃、風も無く涼しい感じである。今日の難コースには、いい感じのコンディションである。準備をした後、朝食を摂り、待ち合わせ場所の弥生いこいの広場へと移動、登山者用駐車場にてSHPさんを待つ。6時に合流、SHPさんの車に同乗し、長平へ移動する。
二人とも長平は初めてであり、登山口を探すのに少々手間取ったが、6時44分、長平口登山道から入山する。久々にSHPさんと会って感じた事、『腹が出てる・・・』とは言え、人の事ばかりは言ってはおられず、私自身も通常から4kgも太っている。出た~っ、マクガイヤー・ブラザーズ!二人合わせて何kgだ~?重い体に重い荷物、今日も修験の道の始まりである。
先週、民放で岩木山の鯵ヶ沢方面の紅葉が放映されていた。確かにいい感じで紅葉している。八甲田と違って、赤が多い。途中、石神大神に立ち寄り、山行安全を祈願する。この道も山岳信仰の名残であろう。雪の無いゲレンデに出ると、ゴンドラが運行されていたが時間的にも人が乗っている様子はない。遠くを見ると日本海が見え、ゲレンデの両脇には真っ赤な紅葉の壁が続く。しばらく進むと大舘鳳鳴高生の岩木山遭難慰霊碑があり、二人共手を合わせ、ご冥福をお祈りした。この先から本格的な山道となる。急登と藪が続き、ほぼ50分毎に休憩を取り、体力の温存を図る。
「この登山道、普通じゃあないな。」、「好き好んで来る人っていないよね。」、「普通じゃないとなると変態?」、「じゃあ、俺たち変態か?」と言った会話をしながら二人は納得する。
標高1000mを越えた辺りから登山道に水が流れだす。長平湿原付近である事は判るが、湿原方向は藪の壁で囲われており、踏み跡もなく何処から入るのかが分からない。湿原や沼という事もあり、靴の水没や足を取られては大変でもあり、協議の結果、再調査の上、来る事とした。長靴が必要かもしれない。しばらくして、紅葉と落ち葉に彩られた神様の池に到着する。神秘的な感覚を覚えた。まさしくパワースポット的存在である。
ここから先が藪、藪、藪・・・となる。和賀岳の時のように登山道自体に藪が生い茂っているのではなく、道は明瞭であるが、その両脇から藪が覆いかぶさり、藪のトンネルの状態である。前を進むSHPさんを後ろから見て、黒尽くめの服装であるため、藪を掻き分ける熊のように見えた(笑)
西法寺森に差し掛かると藪の切れ目から赤倉沢の源頭部尾根から大鳴沢へ降りる紅葉が真正面に目に入る。岩木山山頂部も目の前である。あの斜面を越えたら御倉石の分岐に到達だ。
藪こきで疲れたのか、最後の斜面でSHPさんは奇声を上げだす。後ろから檄を飛ばす私は鬼?そうこうしながら10時37分、御倉石の長平分岐標識に到着、長平コースを制した。
二人共、自然に笑顔が出てくる。山頂を目前に、ここで休憩を取る。八合目駐車場を見ると多くの車が見える。空にはパラグライダーが飛んでいる。白神岳が鮮明に、白神山地の奥に大きな鳥海山の山容が今日は、はっきりと確認できる。空は青空、風は微風、最高の気持ち良さを感じる。
10時49分、山頂に到着。先ずは、奥宮に山行安全を祈願、そしてランチ・タ~イム!
SHPさんはウインナー入りナポリタンに粉チーズ大量ぶっかけ、私はちゃんぽんを頂いた。山頂にあるバイオトイレを見ると、おがくずの交換作業をしていた。この様な方のおかげで、気持ちよくトイレが使えている事に感謝である。
二人で休憩している正面に山ガールが居たので、写真撮影をお願いした。お返しに、こちらからも1枚撮らせて頂いた。
11時30分、次の難関、弥生コース、突撃~っ!
昨年、弥生コースで滑落者の遺体が発見されている。急な下りの斜面が続くため、「こけたら大怪我。」を声に出し、安全意識を高める。足を取られながらも、巌鬼山直下の九合目に到着、正面に八甲田、振り向いて見上げると奥宮の鳥居が見える。山頂からは、こちらを珍し気に人が覗き込んでいる。弥生コース、道は滑りやすく、藪は長平コースよりも濃く、しかもずっと続く。岩木山の登山道の中でも難コースである。五合目辺りからブナ林に入り、黄葉状態となる。左を見ると赤倉登山道の稜線が紅葉で色付いている。ブナ林歩きは気持ちいいが、足場は変わらず滑るので注意を要する。二合目で新道と旧道の分岐となっており、新道へと進む。
14時19分、新弥生登山道入り口の一合目に到着、無事下山する事となった。
弥生いこいの広場登山者用駐車場にて車をピックアップし、長平登山口に向けて走らす。
長平登山口で二人共車を分散し、岩木山桜林公園に向けて移動、テントを展張後、三本柳温泉に入泉、今日の汗と疲れを洗い流す。
さて第二陣、私の担当はもつ鍋と熱燗、SHPさんは焼肉と炊飯を担当する。
先ずはビールで乾杯し、焼肉、もつ鍋、熱燗で酔いしれる。ご飯も美味しく炊けている。
今日は最高!全てが最高!19時には宴会を撤収し、それぞれのテントで就寝、爆睡となった。
三本柳温泉:300円

 10月15日、朝方の暗いうち、テントに打ち下ろされる雨音で目が覚めるが、雨が止むとまた爆睡となる。何時間寝たのだろうか、明るくなった6時に目が覚めるとSHPさんのテントは撤収されており、跡形なし。風上の空には虹が見え、雨雲が近づいて来ている事を確認する。速やかにテントを撤収、完了と同時に再び雨が降りだす。ぎりぎりのセーフ!
全身に軽い筋肉痛を覚えるが、昨日の余韻に浸りながら、帰路へと就いた。

長平コース、弥生コース共に、藪と足場の悪さで人気がなく、また人があまり入らない難コース、わたし一人だけだったら途中断念したかもしれません。SHPさんと、この難コースを制し、達成感は半端ではありませんでした。また、夜の部は、疲れもあってか、久々に酔いしれました。やはり、この季節になると熱燗と鍋物が美味しいですね~。腹いっぱい食べ、腹いっぱい飲んで、最高に楽しい一日を過ごせたと感じました。
今度は何処の山でやるのでしょう。楽しみです。

登山中の画像
  • このお腹、触ってみるとプニュプニュして気持ちよかったです(笑)
  • 登山口入口の注意看板
  • 正面に岩木山
  • 新しい案内看板が立っています。
  • 盗撮癖の治らないSHPさん
  • 熊が出てきそうな登山道です。
  • 鳥居の様な?
  • 石神さまです。
  • 紅葉が濃くなってきます。
  • 石像が見えてきました。
  • 後頭部の様です。
  • 石神神社でした。
  • 色々な仏さまや神様が祀られていました。
  • ここで
  • 今日の
  • 山行安全の
  • 祈願と
  • 夜の部までの
  • 好天を
  • お願い
  • しました。
  • 快調に進むSHPさん
  • 黄葉が見事です。
  • 何か建物が見えてきました。
  • 石神神社の奥宮でした。
  • ゲレンデに出てきました。
  • 両脇には真っ赤な紅葉の壁と遠くに日本海が見えます。
  • ゴンドラが運行しています。
  • 岩木山遭難慰霊碑
  • アップ
  • 「お疲れ様です。」と書かれたリボン
  • 1000mのリボン
  • 何が書いているのか分かりませんでした。
  • 神様の池
  • 神秘的です。
  • 藪のトンネル、序の口です。
  • 今日は調子いいですね~
  • 扇ノ金目山の紅葉と日本海
  • アップ
  • 岩木山山頂が見えました。藪に突入するSHPさん
  • 西法寺森を通過中、正面に岩木山
  • 赤倉源頭部の尾根から大鳴沢に降りる紅葉
  • 続き
  • 藪と格闘中のSHPさん
  • 何か盗撮しています。
  • ペルシャ絨毯の様な感じです。
  • 緑に黄色と赤が映えます。
  • 段々と・・・
  • 藪に消えて行く・・・
  • 熊?SHPさんでした。
  • 奇声を上げて登っているSHPさん
  • 藪が似合う人って珍しいですね。
  • これも石神さまでしょうか?
  • 御倉石が見えています。
  • 珍しい岩茸です。
  • 天然記念物?分かりません。
  • 八合目駐車場方向、車が沢山停まっています。
  • 白神岳が綺麗に見えます。
  • 御倉石の直下
  • 御倉石アップ
  • 分岐に到着です。ガッツポーズのSHPさん
  • パラグライダーが飛んでいました。
  • 大きな鳥海山の山容が見えます。
  • 歩いて来た道が見えます。
  • 霜柱
  • 山頂到着です。
  • 三角点タッチ
  • 奥院に山行安全を祈願します。
  • 弥生いこいの広場が見えます。あそこまで、遠いですね~。
  • 八甲田方向
  • 戸来岳方向
  • ツーショット
  • お返しに、サンキュー山ガール
  • さあ、準備しますよ~
  • トイレの整備をしていました。ありがたいです。
  • 弥生登山口に突入です。
  • 岩木山神社方向、百沢スキー場がよく見えます。
  • 巌鬼山
  • ここから見る尾根、いいですね~
  • 滑って危険です。落ちたら死ぬかも・・・
  • やっとの思いで九合目に着きました。
  • 見上げると鳥居が見えます。
  • 巌鬼山
  • 弥生いこいの広場方向
  • 津軽平野
  • 八合目に着きました。
  • 八合目標識
  • 振り返ると、急ですね~
  • 赤倉の尾根、紅葉しています。
  • 八甲田方向
  • 鳥居確認もここまでです。
  • 藪こきです。
  • 盗撮中のSHPさん、動画です。
  • 六合目標識(姥石)
  • 足元が滑ります。
  • 五合目標識
  • この辺りからブナ林に入ります。
  • 赤倉登山道の尾根が紅葉しています。
  • ブナ林と落ち葉の絨毯
  • 4合目標識
  • 綺麗な黄葉です。
  • ブナ林を下っています。
  • 弥生いこいの広場まで40分
  • 三合目標識
  • 二合目分岐の標識
  • 新弥生登山口に着きました~。
  • 一合目新弥生登山口標識
  • 注意看板
  • 長平からみた岩木山
  • 右に流れる弥生の尾根を降りたんですね~!
  • 宴会です~!!もつ鍋と焼肉と熱燗(喜)
  • 岩木山桜林公園でテント展張
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、傘、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール、GPS機器、ストーブ、燃料、ライター、カップ、コッヘル
【その他】 携帯トイレ、AMラジオ、携帯電話
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