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中山連山

中山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ(午後からたま~に薄曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 阪急電鉄中山観音駅で下車、中山寺境内を左に抜けていき奥の院方面へ丁石1からが登山口

この登山記録の行程

阪急中山観音駅(9:10)・・・中山寺(9:15)・・・梅林公園(9:30)・・・夫婦岩(10:30)・・・奥の院(10:50)・・・中山山頂(11:20)・・・満願寺西山山頂(13:10)・・・最明寺滝(13:50)・・・阪急山本駅(14:30)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約837m
下り約849m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は春の陽気に誘われて梅が見たくなり中山寺に行こうと思いたち、中山連山を縦走してきました。
連山というのは名も無き山も連なって代表格の山名もしくは総称で呼んでいます。
有名なのは関西では六甲山になります。
実は六甲山も最高峰であって六甲山という呼び名は総称になります。
なので正しくは六甲連山なのですが関西では六甲山で呼び親しまれています。
中山も同じで最高峰が中山と呼ばれているので中山連山といいます。
それではコース案内です。
阪急電車の宝塚線に乗って中山観音駅で下車します。
中山寺へはこの駅が一番近いです。
駅前をそのまま北へ進むとものの100m程で中山寺の山門につきます。
ここの仁王様の横には大わらじが吊ってあり有名です。
境内を真っ直ぐに進むと立派な本堂がありますので参拝しましょう。
御朱印が欲しい方は一旦本堂から見て左側に有る(階段を下りた左側です。)会館のところが納経所になっています。
参拝を済ませ御朱印を頂いたら本堂まで戻り左へ進みます。
六地蔵様の前を通って少し進むとこの季節は梅林公園が解放されているので入口は直ぐにわかります。
この梅林公園は有名なのでゆっくり見学しましょう。
一通り見学し終わったら奥の院を目指します。
梅林公園の入口に奥の院への道が示唆されているので従い、コンクリートの道を下ります。
右手に六地蔵さまを見ながら進むと道標がありますがまずはシンボル広場方面に進みます。
直ぐに上り坂になるので足を痛めないようにゆっくり進みましょう。
上がりきったら少し平坦になり分岐があります。
右のシンボル広場方面からも道は合流できるのですが本来の奥の院への道を忠実にたどるため、左のコンクリートの坂道を上がります。
二丁の丁石を越えたあたりから左側に民家が密集しているので熊鈴の音は止めましょう。
また、パーティの場合は静かに通り過ぎましょう。
三丁の丁石を越えたあたりから待望の山道になります。(登山口といってもいいでしょう。)
はじめの方こそ緩やかな坂道ですが八丁を越えたあたりから急坂になります。
九丁の石碑を越えて急な石段を上がりきると右手に東屋が見えてきます。
ここは展望台になっているので寄り道しましょう。
岩が数個転がっているところが展望台となり景色が素晴らしいです。
ここからまっすぐ上へ続く道があるのでこの道を進むと夫婦岩の手前で本線と合流します。
本線よりも気持ちがいい道なので展望台への寄り道はオススメします。
夫婦岩は素敵な岩なのでゆっくり見学しましょう。
またここは売布神社方面からの登山道が合流する場所でもあります。
夫婦岩の見学が終わったら本線を北へ進みます。
ここからは左側に眺望が広がる清々しい道が続きます。
しばらく進むと分岐があり、右は中山へ左は奥の院へと分かれます。
奥の院に興味が無ければ右へ進むといいでしょうがここまで来たのなら是非とも奥の院へ行くことをオススメします。
途中、やすらぎ広場への分岐がある場所まではなだらかな道を進みますが分岐から先はまたもや上り坂になります。
十七丁の石碑あたりに竜王様が祀られた滝が有り、その先少し進んだところに立派な磐座を祀った場所があります。
よく見ると岩のそばまでお参りしても良いようなので行ってみると行ってよかった~素通り厳禁の素敵なものがありました。
ガイドブックにも記載されていないので見落としがちですが宇多天皇御自彫天神と記載された石碑とともに大岩には愛くるしい天神様が彫られていました。
そこからしばらく進むと中山山頂と書かれた道標がありますがまずは無視してまっすぐに進み奥の院に参拝しましょう。
山の中にあるとは思えないほど立派な本堂にお参りして御朱印も頂戴します。
ここには名水「大悲水」もありますが基本飲食は厳禁です。
本堂の右隣に武内宿禰を祀った社があります。(階段を上がった突き当たり)
ここの右側から山道に行くことが出来るので参拝をしたあとにここから本線に復帰するといいでしょう。
本線に戻ったら樹林帯を道標に従いながら進みます。
結構な急坂を上っていくのと一旦ピークらしい山を上って下るのでここから先はアップダウンが増えるものと覚悟して進んでください。
しばらく進むと右側にフェンスが現れます。
フェンス沿いをさらに進んでいくと三叉路のような場所があります。
ここが中山最高峰への分岐なのでフェンスに出たら絶えず左側を意識しながら進んでください。
というのもこの分岐よく見ていないととても小さなプレートが木の枝にぶら下がっているだけで見落とすと通り過ぎてしまいます。
分岐から左へ進んだ先が中山最高峰ですがそれとわかるものは何もありません。
ただ、広場になっているのとそこそこ景色はいいのでこの日も大勢の方が休憩しておられました。
人ごみが嫌な方は(私もですが)この先にもっと眺望のいい場所がたくさんあるのでわざわざここで休憩する必要もないと思います。
ただし、ここから先はルートの選択を決めておきましょう。
中山まででいっぱいいっぱいの方は最高峰に来るまでにあった分岐(フェンスの切れ目にマジックで書いてありましたが足洗川沿いを中山寺方面に下山できる登山道があります。)
を下山するか奥の院経由で元来た道を引き返す方が無難です。
ここから先は道も険しくなるのとアップダウンが今までの倍以上あります。
中山連山は低山の集まりで最高峰でも478mですがその分遠慮がないほどアップダウンが続く道なので舐めてかかるとエラい目に遭うルートです。
この日もおそらく縦走したのは私だけだと思います。
ひとつだけ安心なのはエスケープルートが結構あることです。
最高峰から分岐まで戻ったら左へ進みます。
しばらくはフェンス沿いに進むことになるので道迷いの心配は皆無です。
さらに進むと道標はないですが赤テープが巻かれた道が右へと伸びています。
この道は五月台と呼ばれる団地へと抜けていく道で地元の人がプチ登山を楽しむために軽装で上がってきます。
そのまま真っ直ぐに進むと最初の鉄塔があります。
このあたりも景色がいいので登山道の邪魔にならないところで休憩するといいでしょう。
私もここでお昼にしましたがもう少し進むともっといい場所がありますのでお腹がすいていないのならそこまで行くといいでしょう。
私が休憩した場所から10分かかるかかからないかで岩場がある場所に出ます。
ここは三日月岩と呼ばれる場所のようでここは大人数には不向きですが少人数なら休憩する場所は結構あります。
ただし、岩場は危険なので反対側の砂礫の方で休憩するといいでしょう。
このあたりから景色がよく見渡せるので楽しく進むことができます。
ここからはアップダウンが連続して足腰にダメージを受ける道になるのでゆっくり進んでください。
しばらく進むと満願寺西山三角点と書かれたプレートがありますので従って右へ少し進むと三角点があります。
そこからしばらく進むと左側は鉄塔があり少し開けています。
ここに家族連れがピクニックに来られていたので団地から直ぐに来られる道があるのでしょうが何分にもこの辺りには道標がほとんど無く、苦肉の策で消防の標識にテープを貼りマジックで手書きされた指示標識があるくらいです。
従い、このあたりからエスケープするのは土地勘がないと厳しいと思います。
ただ、この鉄塔の少し先に左側がフェンスになっている場所に木のプレートでフェンス側は迂回ルートで直進は岩場ルートと記載されています。
足腰にきている方は迷わず迂回ルートをチョイスしてください。
ただ、迂回ルートをチョイスするにしても岩場ルートの方へ少しだけ行って見ましょう。
岩場が本格的に始まる手前は絶景ポイントです。
眼下には伊丹空港が見えますし左側は第二名神が見えます。
右側は甲山を手前に六甲連山が見渡せるので景色を存分に楽しんでから迂回ルートに戻るといいでしょう。
ここまでは結構人とすれ違ったり同じルートを進んでる方がいらっしゃいましたが流石に厳しいのか五月台分岐あたりから人を見かけませんでした。
景色を楽しんだらいよいよこのコース最大の難所を進みます。
結構な斜度の岩場を下るのですが鎖もロープもないのでまずは安全なルートを崖上から十分に模索してください。
後はヘッピリ腰にならないようにバランス良く下りていきます。
高度差約100m岩場の長さは60mほどあるので高所恐怖症の方や足腰の弱い方には不向きなルートです。
何とか岩場を下りても少しばかり安定した道の先はまた20mほど下る岩場が待ち受けています。
万が一、バランスを崩して転げると確実に大怪我します。(下手をすると死亡事故につながります。)
何とか下りきった正面に木のプレートで左は満願寺へ右は最明寺滝を示唆しています。
左側を見るとすぐ先に民家が見えています。
満願寺バス停もあるらしいので最後のエスケープルートになります。
右へ進むと山本駅まで公共交通機関がありません。
私の最終目的地は最明寺滝なので右へ進みます。
ここからは今までが何だったんだ?と思うくらい穏やかな下り道です。
爽やかな沢沿いの道を下って行くと不動明王参道と彫られた石碑があります。
従って進んで行くと黒い木製の階段を下りコンクリートの道を抜けた先にレンガ造りの山門が見えてきます。
ここが最明寺滝の入り口ですので道標に従い最明寺滝を目指します。
コンクリートの道を下って行くと少しばかり上がる道に変わり上った先に大きな岩が見えてきます。
注連縄で守られた大岩の先が最明寺滝です。
先に一番奥にある不動明王様を祀られた祠に参拝してから最明寺滝をゆっくり見学します。
北条時頼があまりの景観に庵を築いたとされるのも納得の美しい滝です。
一通り見学したら先ほどの山門まで戻ります。
赤い橋は辰巳橋、抜けた先の山門は不動明王の名前が刻まれています。
ここからは林道とも言えるような道を下って行きます。
しばらく進むと集落に出ますが道なりに進みます。
流石にこの道でいいのかな?と不安を覚えるくらいでひょっこり道標が現れ山本駅を示唆しているので真っ直ぐに進んで行くと突き当たりを右へ進むように道標が示唆しています。
従って進むと山本駅が見えてきますが地下道からしか駅構内にアクセスできないので地下道から進んでください。
ちょうどいいタイミングで電車に乗ることが出来た私は阪急電車だけに嵐山まで戻りいつもの温泉に入り疲れを癒して帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ 地図 コンパス 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

中山

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478m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
4時間10分
難易度
コース定数
20
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