行程・コース
天候
曇!
登山口へのアクセス
バス
その他:
本厚木駅バス停(5番のりば)から神奈川中央交通の運行する路線バス(厚20(宮ヶ瀬行))に乗車し、煤ケ谷で降車する。バス停のすぐ先の橋を渡ったところを左折、道なりに進んで谷太郎林道に入る。
この登山記録の行程
煤ヶ谷08:43 - 09:13鳥屋待沢/権現橋 - 09:41(林道谷太郎線終点P 大小屋ノ沢分)岐09:49 - 12:17鐘ヶ嶽12:43 - 13:53鐘ヶ嶽BS13:54 - 14:02広沢寺温泉入口バス停14:04 - 15:03見城15:10 - 15:17七曲峠 - 15:30日向山15:31 - 15:41十字路15:43 - 15:53日向薬師 梅林16:00 - 16:03日向薬師16:22 - 16:35日向薬師バス停
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
先週の戸倉二山・今熊山に続いて、今度は、春を訪ねて東丹沢周辺(不動尻、鐘ヶ嶽、未城・日向山)を歩いてみました。なお、鐘ヶ嶽、日向山については昨年1月に歩いたことがあり、自身としてこのエリアは2度目となります。実際に歩いたルートは次の通り。全般的に道標や登山道など、しっかり整備されており、危険な箇所はありません。
①煤ケ谷バス停~谷太郎林道~不動尻
②不動尻~鐘ヶ嶽~七沢温泉
③七沢温泉~見城山~日向山~日向薬師
さて、今回のお目当ての不動尻のミツマタですが、不動尻から大山側に登ったところで群生をしており、まさに見頃といった感がありました。また、不動尻や谷太郎林道では、ハナネコノメソウ、ネコノメソウ、スミレ等が目を楽しませてくれており、
気持ちのいい沢沿い歩きということもあり、「いいね!」を連発してしまいました(笑)。
ハナネコノメソウについては、私の知識不足もあり、ある特定の場所にだけ咲いているようなイメージを持っていたのですが、ここでは林道沿いの至る所で見つけることができます。お陰様で、先週の「金剛の滝」でのハコネコ探索トレーニングの成果をいかんなく発揮することができました(笑)。
フォトギャラリー:128枚
おはようございます。いきなりですが、煤ケ谷バス停です。本厚木駅から神奈川中央交通バス(厚20(宮ヶ瀬行))でここまで来ました。想定外だったのはバスの混雑。イベントがあったのでしょうか、子供たちが大勢乗車し、ラッシュアワーのような混雑ぶりでした(^-^;。
今日は、まずは谷太郎林道を通って不動尻に向かいます。バス停の先にある谷太郎川にかかる橋を渡ったところに、林道へ取り付きがあります。ちなみに、煤ケ谷バス停は昨年3月に大山北尾根から大山に登った時につかって以来、2度目になります。
しっかり道標が設置されているので見落とすことはありませんね。
道標の脇にあった石柱。今回、初めて気が付きました(~_~;)。随分古い感じの石柱には「大乗・・」と書かれていますが・・何でしょう(謎)。(@@)
さぁ、今日も頑張りましょう!
ハナニラ。昨夜の雨の水滴でしょうかか、とても瑞々しいですね。
しばらく進むと、左側に「御安心処」と書かれた風情のあるトイレがあります。有難いですね~。ちなみに、「御安心処」はこの先の谷太郎林道沿にもありました。
満開の桜がありました~
まさに、見頃といった感じです。
スミレも見てくれと言わんばかりに、咲き誇っています。
左に見えてきたのは手に見えてきたのは「清川村リバーランド」の入口です。
リバーランドを過ぎたところから「谷太郎林道」がスタートします。
二つ目の「御安心処」を過ぎると、林道は緩やかながら少しずつ傾斜がきつくなり、杉の樹林帯に覆われた道となります。
先週もお目にかかった寒菅♪
こちらは、ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)。
煤ヶ谷バス停から3kmほどきた地点です。
ここから谷太郎川沿いの山道に入ります。
この辺りはヤマビルがいるようですね。そろそろ活動時期が近づいてきましたが、今日はまだ大丈夫でしょう~。
マイナスイオンが一杯といった雰囲気の谷太郎川。
山道に足を踏み入れると、そう、ありました~、ハナネコノメソウ。
先週の「金剛の滝」でのハナネコ探索トレーニングの効果でしょうか、小さい花ですが、山道近くの至る所で見つけることができました(^^)v。
こちらは、おまけの苔。瑞々しい感じがいいですね~。
ヤマネコノメソウもあちこちに。
渡渉する箇所がありますが、このように木製の橋がかけられています。
新緑のころは綺麗でしょうね~。
まるでボールのよう・・なんでしょうか?(@@)
コガネネコノメソウ。近くにはハナネコノメソウも咲いていましたが、すでに赤い葯がとれていました。
場所によっては、山斜面をトラバースするように進むところも。
小さいながらながら、途中にあった九十九折の滝
煤ヶ谷バス停から約2時間ほどで、不動尻に到着~♪
不動尻にもトイレが設置されていました。有難いですね~。
ここより大山のほうに登ったところに、今日のお目当ての「ミツマタ」があるはず。
杉の樹林帯に覆われた林道をしばらく進んでいくと、ミツマタの群生が目に飛び込んできました。
まるで黄色いボールのよう、まさに、今が見頃といった感があります。しばし、ミツマタ祭りをお楽しみください~♪
~♪
~♪
~♪
~♪
少し高いところからミツマタの群生地を見下ろしてみました。花が下向きに咲いているので、白っぽく見えますね。見る角度によってこうした違いがでるのもミツマタの魅力かもしれません。
~♪
~♪
~♪
以上、本日のミッションは終了・・・。「もぉ~し、もぉ~し」、まだ鐘ヶ嶽、日向山が残ってますよ(~_~;)。「ですよね~」ということで、ここで引き返して、二の足林道を通って鐘ヶ嶽に向かいます。
林道沿いにあった滝
「ネコノメ」花レーダーの感度が高くなっているおかげでしょうか、ここでもネコノメをゲットできました!
~♪
~♪
アブラチャンでしょうか。
芋虫のようなものがついているこの木は、「オオバヤシャブシ」のようです。「オオバヤシャブシ」は同じ木に雌花と雄花が別々に咲く木で、芋虫のような花が雄花、枝の先っちょにあるちっちゃなイガイガみたいなのが雌花だそうです。( ..)φメモメモ
タケノコのようにニョキニョキと「ミミガタテンナンショウ」、花はこれからですね。
「二の足林道」に別れを告げ、ここから鐘ヶ嶽に取り付きます。
登山道の様子。
振り返ると木々の向こうには、山頂は雲で覆われていますが、大山も見えています。山肌が白くなっており、まだ、先日の雪が残っているようですね。
急登が続きます。
途中、視界がひらけているところがありました。厚木、伊勢原方面。
こちらはシキミ(樒)でしょうか。
もうひと踏ん張り。
鐘ヶ嶽山頂にある2体の石像がお出迎えです。昨年1月以来のご無沙汰でした。
鐘ヶ嶽山頂に到着~♪ 先週の戸倉三山の立派な標柱に比べればちょっと見劣りしますが、個人的には、手作り感&味があふれる鐘ヶ嶽の標柱の方が好きですね。
お約束の三角点タッチ!
山頂のテーブルで大休止。ランチを済ませ、〆はコーヒーと桜餅のデザートです。うまし!(^^)v
お腹も一杯になったところで出発です。
山頂直下には浅間神社。
最近のマイブームの狛犬はありませんが、拝殿の彫刻が見事です。
境内からの眺め。相模湾がみえるはずですが、霞んでしまいはっきりしません。
鐘ヶ嶽の登山道には、登山口から浅間神社まで、1丁目から28丁目までの丁目石が置かれています。22丁目あたりはなかなかのビュースポットになっています。
22丁目の丁目石。
伊勢原、厚木の市街地。その向こうには相模湾がうっすらと、江の島も見えています。
あれ、これは「ぼたん石」ですね~。昨年1月に登った時には全く気が付きませんでした、タモリさんがよろこびそう。ちなみに、これは地表に出た凝灰岩の表面が風化していく過程で形成されたものと言われており、牡丹の花びらのようにも見えることから「ボタン石」とも呼ばれています。
不動明王が座っている丁目石もあります(8丁目)。
1丁目に近くになると杉林と竹林がコラボした景色があらわれます。竹がいい感じを醸し出しています。
こちらが1丁目の丁目石。
登山道入口を振り返っての一枚。1丁目の丁目石は石段の中段右手側に設置されています。この石段を登ったところに先ほどの竹林があります。
これより、見城山・日向山に向かいます。見城山へは幾つかのアプローチがありますが、七沢温泉側から取り付きます。
ハナニラ
振り返っての一枚。鐘ヶ嶽の姿を見ていると、「古くから「山の神」として人々から深い信仰を寄せられた霊峰」と言われるのも分かるような気がします。
あたり一面のヒメオドリコソウ。
これから登る見城山と日向山が見えてきました。結構、標高があるなぁ・・、ちょっと心が折れてしまいそう@七沢温泉
よくよく見なければ、見落としてしまいそうな見城山への道標。上段の「Tree Cross Adventure」の案内の方が大きいですが、「Tree Cross Adventure」とはいったい何?(謎)。(@@)
ここの狭い階段が見城山への登山口になります。。
登山口につけられた案内板。階段をあがったところに、小林多喜二が七沢温泉に滞在したときの福元館の離れがあるようです。
こちらが福元館の離れ。
案内板によると、2010年に補修されたようです。昭和の雰囲気を残した建物で、玄関の木製の引き戸などを見るとノスタルジックな気持ちなってきます。ここでの小林多喜二の滞在は今頃の季節だったようです。きっと同じ景色を目にしていたのでしょうね。
道標に従って、獣除けフェンスの扉をあけて進むと
目に飛び込んできたのは、杉の木を活用したフィールドアスレチック場。これが「Tree Cross Adventure」のようですね。遊具はしっかりと手入れをされているようですが・・、誰もいません。
先を急ぎましょう。
途中で広沢寺温泉からの登山ルートと合流
ここからは尾根道となります。
ここでも「ぼたん石」をゲットしました。
標高があがるにつれ細尾根の登山道になります。
なかなかの急登続き・・・
途中にあったビューポイント、厚木、伊勢原方面が一望できます。
ここまから見城山山頂まではすぐです。頑張れ~!
見城山山頂に到着~♪
昨年1月に登った際には、時間がなく日向山だけになってしまいましたが、今回はしっかりとゲットできました!
見城台は七沢城の出城となる砦であったようです。七沢城の主郭(現在は七沢リハビリテーション病院脳血管センター)にあり、七沢城が文献に登場するのは室町中期の宝徳二年(1450)ごろ。鎌倉公方足利氏と関東管領山内上杉氏との間で合戦が起こり、七沢城はその流れのなかで上杉方家臣により築かれたようです
山頂からの七沢森林公園方向の眺め。天気がよければ、東京スカイツリーや新宿副都心、横浜ランドマークタワーなどが見渡せるそうですが・・。今日はちょっと無理そう。
山頂から来た道を少し戻ったところに、日向山への分岐があります。
日向山山頂に向かう登山道
日向山山頂に到着~♪見城山から15分ほどでした。山頂には、弁天様が祀られていたという、「天明八(1788)戊辰三月 別当開厳建立」と刻まれた石祠があります。右にある「ナイスの森」の案内板によると、日向山弁財天も昔は周囲を弁天池に囲まれ、常に定量の水が保たれていたそうですよ。
日向山からの展望。昨年よりも樹木が成長した感じがしますね・・。
ところで、日向山周辺でよく見かけたこの花、なんでしょう・・(@@)
これより日向薬師に向かいます。
日向薬師裏の梅林、若干、残ってはいますが、花はほぼ終わりでした。
あざやなかなモクレン
日向薬師の本堂に到着。バックには先ほど登った日向山がみえています。あいかわらず、この茅葺の屋根の雰囲気がいいですね~。参拝時間は、11月~3月の間は午前10時開門~午後4時閉門だそうで、ギリギリ間に合いました(^-^;。
ちなみに、こちらは鐘堂。
鐘堂の横でそびえる、樹齢推定約820年の「宝城坊の二本杉」
しばしの小休止の後に日向薬師バス停に向かいます。岩肌を削って段を付けた日向薬師の参道の様子(振り返っての一枚)。
こちらは仁王門。江戸時代天保4(1833)年、日向薬師・霊山寺の坊の一つからの出火により焼失し、再建された(1833)ものだそうです。
日向薬師バス停は仁王門から5分ほど。日向薬師が午後4時に閉門することもあったのでしょうね、朝の鬼ゴミとは打って変わり、乗車したのはわずか4名のみでした。
・・が、またまた子供たちが、途中で大勢乗り込み、朝と同じく大賑わいとなりました(~_~;)。30分ほどで伊勢原駅に到着。何はともあれ、今日も無事でお疲れ様でした。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 |
みんなのコメント