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清滝磨崖仏から信貴山へ

高安山・信貴山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (うめぞー さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

電車
その他: 近鉄元山上口で下車、千光寺への道標に従い千光寺手前の分岐まで進み行場と書かれた道標に従い左へ進み不動明王様が祀られた沢の右側の山道が登山口

この登山記録の行程

近鉄元山上口駅(8:47)・・・山口神社(9:15)・・・清滝磨崖仏群(9:45)・・・鐘掛岩(10:00)・・・夫婦岩(11:00)・・・鐘の鳴る丘(11:15)・・・十三峠(十三塚)(11:50)・・・高安山(12:50)・・・信貴山(空鉢護法堂)(14:30)・・・近鉄信貴山下駅(16:00)

コース

総距離
約15.4km
累積標高差
上り約1,078m
下り約1,112m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回は千光寺の行場の中で見ていない奇岩があるので見に行こうと思いたち行ってきました。
ただ、私の勘違いから完全な道間違いをしてしまったので千光寺から縦走路(鳴川峠まで)までは正規ルートではないので無視してください。(MAP)
自宅に帰って奇岩のルートも調べ直したので次回は完結編をお届けできます。
それではコース案内です。
近鉄元山上口駅で下車したら踏切を渡って道標に従い伊古麻神社を目指します。
(ここまでのルートは写真を参照して下さい。)
伊古麻神社に参拝したら目の前の石橋を渡って先へ進みます。
坂道を上がり分岐を道標に従い右へ進みそのまま道なりに進んでいくとまた分岐がありますので右の土の道へ進みます。
左側に有る二本杉の石仏に癒されながら道なりに進みます。
しばらく進むと右側に農機具小屋があるのですがその辺まで来るとイタチが走ってきました。
思わず「止まれ」と呼びかけると不思議そうな顔をして私の2m先で止まってくれたので写真を撮ります。
撮る間はずっとこちらを向いてくれていたのでいい写真が撮れました。
嬉しかったので思わず「ありがとうね」と話しかけると不思議なことにペコッとお辞儀するような仕草を見せてあっという間に走り去りました。
かわいい顔だったな~と心が癒されウキウキしながら進みます。
ここからは前回も来ていることもありあっという間に清滝磨崖仏群まで到達します。
一通り拝見したら坂道を上がってゆるぎ地蔵さまにご挨拶をします。
千光寺の方面へ進むと分岐がありますので左へ進みます。
すぐに右へ上がっていく道があるので進みますがこの道が正規ルートなので普通に鳴川峠へ行きたい方はこの道を外れないようにすれば何の問題もありません。
私は奇岩が見たくてまずは鐘掛岩を見に行きます。
とここまでは良かったのですが勘違いしていたのは鐘掛岩以外は別の場所にあるのに私は同一線上にあると思っていたためそのまま鐘掛岩の上に行くため道なき道を無理から上がって稜線に出ようとしました。
これは裏行場がまさしく道なき道を進んで奥の院に行くのでその時の経験から同じように進むものだと思い込んだのが原因です。
しばらく道(道といっても獣道のような道)を進んでもほかの岩が見当たりません。
仕方がないので戻ろうかとも思いましたが危険な崖を下りるよりはここからルートファインディングをしっかりとって本線に復帰する方が安全なので地図とコンパスで現在地の把握にかかります。
ただ、ルートからは外れているため正確な場所は特定できないので進む方向を間違えないための確認となります。
ここからは慎重に周囲に目を配り地点標(頭が青色や赤色で地面に突き刺さっている棒のこと)の頭に書かれている文字などから道を選定しなんとか山道を見つけます。
ところがまたもや勘違いで私はこの道を上がっていけば鳴川峠に出られると思っていたのですが一本外れた道のようで大幅に左へそれて夫婦岩を少し通り過ぎた地点に出ました。
後で地形図を確認すると一応山道ではあるのですが正規ルートではなく道標も一切ないのでこの道に興味本位で入るのはやめておいてください。
なので詳細は写真も載せていませんし説明もここまでとします。
夫婦岩が近いのでまずは夫婦岩を拝見してから正規ルートに合流します。
ここからは道標に従いまずは十三峠方面へ進みます。
夫婦岩からすぐに鐘の鳴る丘につくので塔の最上部まで行きましょう。
まず、展望台の2階にはモニュメントがあり、南京錠がたくさん取り付けられています。
カップルが永遠の愛を願い取り付けるそうです。
そのまま更に上へ上がると鐘があり、その先が最上部となります。
せいぜい人が二人も立てばいっぱいいっぱいなので混雑時は譲り合いましょう。
360°の展望を楽しんだら次へ進みます。
十三峠はここからすぐですがこの季節は彩り豊かな花々が咲き乱れているため見とれながら進んでしまいます。
十三峠へは分岐(写真参照)を左に上がるとたどり着けます。
峠には十三塚と彫られた石碑が立っており近くには説明看板があります。
十三個の塚があるため十三峠との名称になっているようです。
ここからさらに進むと十三峠の石仏と呼ばれる石仏もあります。
その先は分岐となっており、お地蔵さまがある方は行き止まりなので左側の大きな道を進みます。
しばらく進むとまた分岐が有り、高安山方面へは右へ下がっていきます。
航空保安施設のゲートを左に見送りしばらく進むとドライブウェイの下をくぐるトンネルがあります。
トンネルを抜けると林道のような広い道となり道なりに真っ直ぐに進むと右側に宗教施設があります。
そのまま真っ直ぐに進むと切通となっておりそこに道標があります。
右へ進めば高安山、左へ進めば信貴山となっているのでまずは高安山に行きましょう。
道標からわずか20m程で高安山への入口があるのでそのまま進むとすぐに山頂に到達します。
山頂には三角点と標高看板がありますが景色は木々に覆われているので木々の隙間から見える程度です。
ただ、この日は人が全く来る気配が無かったので私は隅っこの方で昼食を取らせていただきました。
山頂から一旦分岐まで戻り信貴山方面へ向かいます。
すぐにドライブウェイに出ますので横切ります。(今は通行止めですが車には気をつけて横断してください。)
すぐに道標があるので従い進みますがここからはほぼ一本道となります。
途中に高安城倉庫跡の看板があったので見に行きました。
結構広い敷地で二つ有り奥の方は景色を眺めることができるので休憩はここで取るといいでしょう。
一応史跡ですが広場のようになっているので特に問題はないと思います。
ただし、どこでもそうですがゴミには気をつけて汚さないように利用しましょう。
本線に戻ったらそのまま下って行きます。
どこの山域でもそうですが稜線伝いというのは希でほとんどが一旦今いる山から少し下りて次の山へ登り返すというのが当たり前なので距離を歩くときはそういうことも考慮しましょう。
ある程度下りて鞍部付近まで来ると道標があり、信貴山を示唆しているので登り返します。
途中に松永屋敷跡とかがありますがこの寄り道は時間が読めないので先へ進みます。
しばらく進むと林道のようなコンクリート道に出ます。
そのままコンクリートの道を上がればいいのですが私のように土の道大好きな方は目の前に山道があるのでそちらから進むといいでしょう。(結局最後で合流します。)
そのまま進めば信貴山城跡と書かれた看板があります。
少し進んだ右側に鳥居が立ち並びその先には立派な社殿があります。
ここが空鉢護法堂で信貴山の山頂となります。
空鉢護法堂からの景色は絶景で行くだけの価値は必ずあります。
ただ、観光地ではありますが水などは一切ありませんので水を持たずに上がるのは無謀とも言えます。
ここまでの参道は結構な坂道で一般の方は知らないのか喘ぎ喘ぎ上ってこられています。
それもその筈で本堂(朝護孫子寺)は標高約300m、空鉢護法堂(山頂)は437mで標高差は137mとなります。
ジグザグには作られていますが参道は厳しいものとなっています。
決して気軽な気持ちでトライしないほうが賢明です。(特に夏場)
ここから下りていくと途中には行者堂(役行者が祀られています。)多宝塔、鐘楼と見所満載なので見学させていただきましょう。
その先が本堂で清水寺のように舞台造りとなっておりここからの景色も絶景です。
特にこの季節は桜があちこちで咲き乱れており美しいことこの上なしです。
また、ここでは戒壇めぐりと言う御堂下の回廊を巡れますので是非ともチャレンジしてください。(真っ暗で何も見えないのでゆっくり進みましょう。料金は100円です。)
御朱印を頂く場所に戒壇めぐりの受付もありますので先に御朱印帳を預けて戒壇めぐりをすると一石二鳥です。
今回戒壇めぐりのコース写真を掲載していますがちゃんと寺社側にお願いして撮らせていただいています。
くれぐれもですがこういう場所では許可を頂いてから写真を撮るようにしましょう。
御朱印も頂いたので本堂を辞して帰路につきます。
まずは千手院の横を通り抜けて赤門の方へ進みましょう。
すぐに目に付くのは大きな張子の虎です、これは有名ですので是非とも写真に収めましょう。
そのまま境内を抜けたら左へ進むのですがその前に寄り道で開運橋を渡りましょう。
この橋、そんじょそこらの赤色の橋とは訳が違います。
「上路カンチレバー橋」という形式でこの型式では現存する日本最古の橋だそうです。
またそれだけではなくこの橋の上からの景色は絶景なので寄り道必須です。
橋を満喫したら戻って右へ進むとすぐに仁王門があります。
寺社側から来ると裏側になるのですが狛犬が鎮座しています。
当然表側にまわれば立派な仁王様がいらっしゃいます。
仁王門を出てすぐに千体地蔵さまが祀られています。
桜の木に守られるように鎮座されており桜も満開なので絵になります。
ここからは料亭旅館が立ち並ぶ道をひたすら真っ直ぐに進み信貴山バス停を目指します。
疲れた方はここからバスで帰りましょう。
私のように歩くのが大好きな方はバス停の裏側を回り込むように進むとケーブル廃線跡地を進むハイキングコースがあるのでそちらから下りましょう。
とても清々しいいい道ですし何よりも爽やかな気分になります。
道もケーブル跡地なので真っ直ぐに進むだけです。
途中には地元の方お手製の休憩所が3箇所ほどあります。
また、ケーブル跡地だと理解できる石垣が苔むしておりいい雰囲気を醸し出しています。
ケーブル下(駅跡)は少し高台になっておりここまでが土の道です。
(ケーブル廃線跡は基本土の道ですがところどころ気にならない程度舗装路があります。)
ここからは横断歩道を渡って真っ直ぐに伸びた道をひたすら下ります。
左側に高校を見送りこの季節は桜並木の素敵な道を下りきれば近鉄信貴山下駅です。
時間に余裕があれば待合室の前にケーブルの部品や廃線に至るまでのモニュメントがあるので見学させていただきましょう。
私は京都まで戻りいつもの温泉で疲れを癒してから帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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