行程・コース
この登山記録の行程
ヤビツ峠(08:45)・・・護摩屋敷の水(09:00)・・・二ノ塔(09:34)[休憩 8分]・・・三ノ塔(09:48)[休憩 9分]・・・烏尾山(10:12)[休憩 17分]・・・政次郎ノ頭(10:41)・・・新大日(10:53)[休憩 9分]・・・木ノ又小屋(11:08)・・・塔ノ岳(11:23)[休憩 15分]・・・金冷シ(11:45)・・・二俣分岐(11:57)・・・鍋割山(12:12)[休憩 30分]・・・後沢乗越(13:11)・・・二俣(13:40)・・・大倉(14:28)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今週は丹沢の表尾根を縦走トレランしてきました!
この日は天気は良かったですが、気温が低く山頂付近は風が冷たかったです。
山道に雪はなかったですが、塔ノ岳山頂付近は正午前でも霜が残ってました。
また、前日の雨で一部の登山道が泥濘るんでました。
丹沢はいつもコース悩みますが、今回は三ノ塔側から攻めたかったのでヤビツ峠からスタートしました。
ヤビツ峠までは小田急線の秦野駅からバスで行きましたが、このバスは大人気の大山行きのハイキング客と被るため超混雑します。案の定、秦野駅のバス停で長蛇の列に並び予定の時間に乗れませんでした。臨時バスが何本か出ていましたが、全員乗り切れないほど大渋滞です。バスから降りた殆どのハイカーは大山側に行きます。ヤビツ峠から塔ノ岳側に行く人は比較的少なかったです。
▼ヤビツ峠~登山口
登山口はヤビツ峠から車道を下ったところにあります。秦野からバスで来た道を徒歩で戻る感じです。
車道の左側にトイレがあるのでその道を曲がります。またしばらく車道を進むと右側に登山口があります。道標があるので解るかと思います。
▼~二ノ塔
二ノ塔は表尾根の末端側にある山で三ノ塔、烏尾山と続いて塔ノ岳に続いています。
登山口から丹沢らしい木の階段で整備されていて、断面図で見てわかる通りいきなり急登です。山頂に近づいてくると見晴らしが良くなり、大山や相模湾側が見えてきます。
山頂はほぼ展望はなく、休憩用のベンチがあるくらいです。三ノ塔の方が見晴らし良く、二ノ塔から近いのでちょっと休憩して向かいます。
二ノ塔を過ぎて三ノ塔の間辺りで秦野市街が見渡せます。晴れていれば富士山も見えますが、この日は雲がかかっていてちょっとだけ見えました。
▼~三ノ塔
二ノ塔から10分弱くらいで三ノ塔に着きました。途中の見晴らしが良かったので登りの辛さを忘れてあれ?もう着いたの?くらいな感覚でした。
三ノ塔の山頂は広々としており、とても見晴らしが良く、塔ノ岳側の表尾根の稜線がくっきりと見え、登ってきた二ノ塔や、秦野市街が見渡せます。
表尾根側は烏尾山山頂の烏尾山荘や塔ノ岳の尊仏山荘も見えます。
休憩するには最適なポイントで、目の前にこれから通る塔ノ岳への稜線がはっきり解るのでテンションあがります!
山頂の小屋は避難小屋なので無人です。
▼~烏尾山(からすおやま)
三ノ塔の山頂から木道を歩くと急坂を下ります。鎖やロープありましたが補助用なので鎖使わないと通れないほどではないです。
烏尾山の山頂は三ノ塔ほどではないですが広く、視界が開けているので見晴らしが良いです。キレイな△の形した烏尾山山荘が目印です。4月から営業しているそうですが、人気(ひとけ)はありませんでした。
▼~行者ヶ岳(行者岳)(ぎょうしゃだけ)
烏尾山から行者ヶ岳は鎖場が連続します。ヤセ尾根もあり道が狭い箇所が多いです。
落石の危険もあるのでここで走るのはやめましょう。
山頂は狭く休憩できるポイントはないです。役行者の石碑が建てれらてました。
無事を祈り一礼だけして新大日に向います。
途中、政次郎ノ頭(分岐)を通りますが特に何もないのでスルーします。
鎖場・ヤセ尾根は新大日の手前まで続いています。
▼~新大日・木ノ又小屋
新大日は~山とか~岳とか名前付いてないですが、山の山頂・ピーク地点です。
山頂はちょっと広めでベンチがあります。山頂に廃墟になった小屋がありますが現在は利用されていません。特に展望もないので、休憩するのであればすぐ先にある木ノ又小屋の方が良いです。木ノ又小屋は有人の小屋で軽食があります。
展望は塔ノ岳まで我慢しましょう。
▼~塔ノ岳
新大日から塔ノ岳までは再び整備された木道を歩きます。ただ塔ノ岳手前は急登です。登っている最中に尊仏山荘がはっきりと見えるので山頂はもうすぐ!ですが、急な坂なので体力気を付けましょう。
塔ノ岳の山頂はたくさんのハイカーで賑わっていました。春の薄い雲に覆われていたので富士山は見えなかったですが、360度の展望が素晴らしいです。丹沢山・蛭ヶ岳側やユーシン渓谷側はくっきり見えました。
この日は気温が低く山頂で休んでると結構寒かったので体が冷えました。まだ4月初旬で標高が1,500m弱もあるので防寒着が必要だと思います。
ここまで来ればもう登り切った?ようなもんです。体力次第で鍋割山まで行くか、そのまま大倉に下山する方法もあります。
トレランついでに鍋焼きうどん食べに来たようなもんなので予定通り鍋割山に向います。
▼~鍋割山
塔ノ岳から大倉方面に下りて、金冷シ分岐まで行きそこから鍋割山に向かいました。
時間的には昼前でしたが登山道にまだ霜がありました。薄着だとちょっと寒いくらいです。
この分岐から鍋割山までのコースは、数か所アップダウンありますが比較的平坦な箇所が多く走りやすい道です。この日を振り返るとまともに走れたのはここくらいだったと思います。
鍋割山の山頂もたくさんのハイカーさんで賑わっていました。
山頂に着いたらさっそく鍋割山荘の名物である鍋焼きうどんをいただきました。
この日の展望はまあまあって感じでしたが、ゆっくり腰を下ろして休憩し、うどん食べてから大倉方面に下山しました。
▼下山 大倉バス停
鍋割山から大倉・二俣方面もなかなかの急登です。急登で石が多いのでトレラン向きではないです。ここから登ってくるハイカーさん多いですが、皆さんいつもゼーハーしてますw
後沢乗越から二俣側に分岐します。途中、キレイな川があるので癒されます。ここから大倉の登山口までずっと川沿い(途中から林道)を歩くことになります。
二俣の分岐手前の川辺りからながーい林道に入ります。途中飽きてくるくらい長い林道です。鍋割山から寄のバス停に向かうコースもありますが、バス本数が少なく、かつこのコースは複数の低山があるのでアップダウンがあります。
▼感想
丹沢の表尾根側は、個人的にあまりトレランには向いてないコースだと思います。※あくまで個人的です。丹沢はランナーさん多い山です。
良いところと悪いところ。
・コースが多い。ハイカー大人気だが塔ノ岳より人は少なめ。
・小屋が多いので休憩しやすい。
・三ノ塔、烏尾山、塔ノ岳は見晴らしが良い。
・表尾根は尾根沿いを歩くので、風があると気持ちがよく展望も良い。
・登山道はよく整備されているので木道や階段が多くある。が、走りにくい。
特にバカ尾根で有名な大倉から塔ノ岳のコースは木の階段だらけ。
・三ノ塔、行者ヶ岳辺りは鎖場があり、ヤセ尾根の危険個所もある。
・全体的に山頂手前は高低差があるので急登が多い。
・鍋割山の鍋焼きうどんはうまい!
アクセスについては、ヤビツ峠行きは大山ハイカーのバス待ちの行列が凄いので予定のバスに乗れない可能性があります。
鍋割山側の寄行きはバス本数が少なすぎ。大倉のバス停からは塔ノ岳へのバカ尾根がありますが、殆ど階段道でしかも登りオンリーなのでランニングには向いてません。
丹沢のは表尾根は見晴らしの良い尾根沿いを通るので、風が気持ちよく相模湾側や塔ノ岳・丹沢山側の展望も良いので気に入ってるところなんですが、トレランのコースとしてはもうちょっと調べてみようと思います。
フォトギャラリー:45枚
ヤビツ峠からスタートします。トイレはここで済ませておきましょう。この車道を向かって右側に進みます。車道はほぼ下りです。
ヤビツ峠から大山に向かうハイカーさんがたくさんいました。バスに乗っていたハイカーさんはみんな大山目当てのようです。
車道をしばらく歩くと三ノ塔・塔ノ岳側の分岐点に着きます。富士見山荘は取り壊されているので無くなっていますが、トイレはあります。
この分岐を左に行きます。
この道標があるので見失わないように。
分岐からちょっと歩くと今度は右側に道標と登山口があります。ここから登山道です。
いきなり丹沢名物の木階段。まずはニノ塔を目指します。
山頂に近づくにつれ見晴らしが良くなります。お隣の大山が良く見えます。きれいな三角形で頂上に人工物らしき建物があるのでよく解ります。
奥は相模湾でしょうか。街を見渡せます。
視界が開けた場所で大山。
急な登り坂をえっほら登るとニノ塔の山頂に到着します。山頂は木に覆われていて展望は殆どないです。木のベンチがあるので荷物整理して三ノ塔向かいます。
二ノ塔から見た三ノ塔。
途中、秦野市が見渡せます。この日は富士山がちょっとだけ見えました。天気が良い日の表尾根は最高ですね!
振り返ると右側に大山、左側は二ノ塔。
見晴らしが良かったので登りのツラさを忘れてしまいましたが、いつの間にか三ノ塔の山頂に到着しました。この小屋は避難小屋で無人の小屋です。
三ノ塔の山頂は広々としていて、とても見晴らしが良い展望です。
こちらは塔ノ岳・丹沢川。
山頂の道標は中央くらいにありました。
これから通る表尾根の道がくっきりと見えました。こんなキレイな稜線を上から見るのは久々でテンション上がりました!
手前に烏尾山の小屋と奥の塔ノ岳の尊仏山荘が見えます。
整備された木道を通りますが、トレランには不向きで走りにくいです。
烏尾山に向かう途中で振り返り、三ノ塔を眺めます。
眼下に秦野市街とその奥にうっすらとですが相模湾を見渡せます。
烏尾山の山頂に到着!
このキレイな二等辺三角形の小屋が目印です。誰かいる様子はなかったです。
烏尾山の山頂も広く見晴らしも良いです。振り返って三ノ塔。烏尾山荘の後ろに避難小屋が見えます。
行者岳に到着!ここまで急坂を下り、鎖場を通ります。この山頂は狭いので休憩には不向きです。
手前が烏尾山、その奥が三ノ塔です。
政次郎ノ頭分岐。鎖場が連続するので注意して進みます。
ヤセ尾根・鎖場を抜けて坂登ると新大日に着きます
山頂は展望ないですが休憩用のベンチがあります。山頂の小屋は廃墟です。
もう少し進んだ先に木ノ又小屋があるので、そこで休憩した方が良いかも。
新大日から少し進んだところに木ノ又小屋があります。ここは有人でペットボトルやカップラーメン等の軽食販売しています。大きな小屋ではないので料理はないと思います。
振り返ると結構長い尾根道を歩いたなーと。次来たときはトレランじゃなくもうちょっとゆっくり歩きたいです。
急登を登り切り塔ノ岳山頂に到着!!
日本百名山の丹沢山と丹沢最高峰の蛭ヶ岳、檜洞丸の西丹沢方面です。
写真では解りずらいですが、前方に雲で隠れた富士山が見えます。眼下はユーシン渓谷側。
こちらは相模湾側。山頂は1500m弱あり結構寒かったです。
金冷シまで下りました。ここから鍋割山に向かいます。
途中の二俣分岐。ここから鍋割山に行かずに二俣まで下山することもできます。去年来たときこの道標あったかな?
小丸辺りから蛭ヶ岳・檜洞丸方面。ここからの展望は景色が良いです。
いくつかのピークを乗り越え鍋割山の山頂に到着!ハイカーさんたちがたくさん休んでました。
鍋割山荘の名物である鍋焼きうどんをいただきます!鍋割山の山頂は広く見晴らしも良いので、うどん持って休憩できます。落とさないように…
下山途中に桜発見!まだ咲いてないのか五分咲きくらいな感じでした。
後沢乗越の分岐点。ここから寄のバス停に下山することもできますが、途中複数の山越えないといけないので体力的にキツい。
二俣分岐に到着。ここからの林道歩きがだるいです…
林道は途中からアスファルトになり、さらに歩くとゲートにぶつかります。大倉のバス停は左の登山道ぽい道から行きます。登山道抜けると民家の道に出るので地図見ながらバス停向かいます。案内板とかないのでちょっと解りにくいです。
大倉に到着!バス来るまで売店やビジターセンターで時間つぶすのも良いと思います。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | |
【その他】
水1.5ℓ (ハイドレーションパック1.5ℓ) ウィダーインゼリー、プロテインゼリー ※トレッキングポールはトレラン用ポール (軽量、折り畳み式) 緊急時以外未使用 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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