行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
山の中腹にある太郎坊宮の駐車場も可能だが、登山なら下から登るのが礼儀ということで、鳥居手前の駐車場に停める。10台強は駐車可能。無料。カーナビにはとりあえず「太郎坊宮」を入力。
この登山記録の行程
鳥居前駐車場(13:54)・・・鳥居・表参道・・・祈祷殿(14:05)・・・裏参道・・・一願成就社(14:11)・・・本殿(14:14)・・・夫婦岩(14:16)・・・太郎坊山(赤神山)(14:38)・・・休憩所(14:48)・・・箕作山(みつくりやま)(14:59)・・・延命公園(15:43)・・・・鳥居前駐車場(16:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
季節外れの吹雪だったが、思わぬ樹氷も堪能出来てたので満足の霊仙山。でも、今回はショートコースだったので、あっという間に下山でまだ時間も早いという事で、「行きたいリスト」の中から、前から気になっていた太郎坊山に行ってみることにした。先ほどの冬景色に代わり、対照的な里山の新緑が楽しめるだろうか。
太郎坊山は標高350mの小さい山ながら、正面から見ると威風堂々とした山容から他の山とは明らかに一線を画する。正式名称は赤神山。太郎坊というのは神社を守護している天狗の名前で、あの京都は鞍馬天狗「次郎坊」のお兄さんにあたるとか。もうそれだけで興味津々。しかも、地質学的にも珍しい夫婦岩とか見どころいっぱいのパワースポットの塊となっている。これはもう行くしかない。笑。
鳥居に前から山を見上げる。うーむ。思わず声が出るくらいカッコいい。小さいくせに一見して、もう心奪われた感じ。
鳥居をくぐると、長い階段が始まる。必然的に似てくるのか、どことなく金毘羅を思い出す。既に山一つ登って来た足には、正直、石畳の階段は辛い。とは言え、曲がりなりにも登山の恰好をしているので、ヘタレた登り方をしていると一般の参拝者に笑われるので、ここは涼しげな顔をして登る。
祈祷殿に天狗の石像がおいてあった。頭の部分と長い鼻が擦れていた。みんな触るところは同じか。笑。一応、何の効力かは知らないが、一通り触っておく。表参道を外れ裏参道から登っていく。道中、七福音の石像が並べられていて、それを見て歩くだけでも面白い。本殿のところには、展望台が設置されていて街並みが一望できる。爽やかな風が心地よい。下ではお祭りをしているようで、御神輿を担ぐ威勢の良い声と、笛や太鼓の音が聞こえてくる。
夫婦岩は同じく本殿のすぐ脇にある。江戸時代には、天狗の住まいなので人間は来てはいけないと言われていたとか。また、神の神通力で真二つに割られてできたとか、いろいろな言い伝えが残っている。特に、二つの岩の間には80cmの隙間(道)があり、ここを通る時、良い心の持ち主だと願い事が叶うが、悪い心の持ち主だと、岩にはさまれてしまうという言い伝えが面白い。本性が分かってしまうのか?!。幸い、挟まれはしなかったものの、願いも叶わなかったようなので、まだまだ人間的に努力が足りなかったようだ。笑。
夫婦岩から先に少し進むと、いよいよハイキングコースに入る。登山道に入れば本領発揮。スタスタと登っていくと、淡いピンクのツツジが出迎えてくれる。あの優しい感じは紛れもなくミツバツツジ。新緑を背景に一層鮮やかに映る。
今回、太郎坊山から箕作山(みつくりやま)をぐるりと周遊したが、山中にミツバツツジが咲き誇っていて、それは見事だった。
太郎坊山の山頂に到着。本殿脇の展望台からの景色もよかったが、山頂からの景色は汗をかいた分、更に素晴らしさと感動が増していた。
全体的に太郎坊山と箕作山は適度なアップダウンが楽しくて、歩いていて飽きないという印象。箕作山に立ち寄り、延命公園で下山。あっという間の登山だったが、すっかりファンになってしまった。また、来春もミツバツツジに会いに来たいものだ。
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