行程・コース
この登山記録の行程
二荒山神社前(07:41)・・・三合目(08:05)・・・四合目(08:21)[休憩 5分]・・・八合目(09:21)[休憩 10分]・・・男体山(09:57)[休憩 44分]・・・志津峠(12:46)[休憩 3分]・・・湯殿橋(13:10)・・・梵字飯場跡(13:40)・・・裏男体山林道起点(13:53)・・・三本松(14:02)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今週は日光の男体山に登山してきました!
ピストン登山はなるべく避けるようにしてるので、二荒山神社に戻らず男体山の裏側である志津峠から三本松から下山しましたが、このコースは難易度が高く危険なルートです。
二荒山神社から男体山の山頂まで8合目付近から残雪がありましたが、軽アイゼンやチェーンスパイクなくても歩けます。多少、滑る箇所あるので気を付けて通れば問題ないレベルです。
一方、志津峠側は日陰で樹林帯が多く、かなり雪が残っていて悪路です。軽アイゼン・ストック・ゲイター等の残雪登山装備は必須です。また、道標もテープも少ないので道迷いしやすくなっています。
この時期はまだ残雪や倒木が多く、上級者向きとなっています。残雪がなくなるまで、二荒山神社コースをピストンした方が良いと思います。
また、志津峠から三本松までながーーい舗装道路を1時間以上も歩くことになります。ロングトレイルになるので、体力にも気を付ける必要があります。
霊峰である男体山は、二荒山神社の御神体山で山岳信仰の対象とされています。
二荒山神社中宮祠にある登拝門から登山しますが、5/5~10/25の期間だけ登山可能です。期間外の登山はルール違反なので気を付けましょう。
神社の社務所で登山受付を行います。登拝料500円を納め、右手奥にある登拝門から登ります。お守りと登山証明書に登山案内が記載された簡易地図を貰います。
男体山は登山道の途中に避難小屋はありますが、水場は一切ありません。二荒山神社の登山者用駐車場に自動販売機がありますが、登拝門から先はトイレも水場もありません。森林限界抜けると一気に日差しが強くなるので、水分や紫外線対策が必要です。
念のためペットボトル予備に持っていきましたが、この日はそれほど暑くもなく殆ど消費しませんでした。登り中はちょっと肌寒く、山頂付近は微妙な晴れ具合であんまり日差しなく涼しかったです。午後から曇りと聞いていましたが、むしろ下山後の方が日差しが強く暑かったです。
虫は山頂以外、ほぼ居ませんでした。しかも小っちゃい虫なので気になる人は防虫剤持って行った方が良いです。
志津峠のコースは人気がないので、人が少なく歩き慣らされていません。熊鈴・熊除けを持って行ってください。
二荒山神社の登山者用無料駐車場に車を止め、二荒山神社で登拝料を納めて登拝門から登山開始しました。なお、無料駐車場が空いてない場合は、神社前に有料の県営駐車場を利用します。参詣用の駐車場は登山用では利用できませんで注意してください。
登拝門から三合目まで樹林帯の中を登ります。ちょっと急坂ですが、この先まだまだ急登があるので最初から飛ばしすぎないように…
三合目を過ぎるといったん舗装道路の林道に入ります。道路沿いを登っていくと四合目の登山口に着きます。ここから急登がしばらく続くので、荷物整理しつつちょっと休憩しておくと良いです。
四合目からは本格的な登山道で、足場の悪いガレ場が続きますが、歩き慣らされているので初心者でも問題なく登れると思います。登山道の途中に木ベンチやテーブルはありません。ガレ場で落石に気を付けて休憩場所見つけましょう。
八合目まで樹林帯で木に覆われていますが、時折、木の間から中禅寺湖が見えたりします。晴れていれば中禅寺湖の遥か先の空に富士山が見えます。この日は肉眼で微かに見える程度でした。富士山見えるとテンション上がりますね^^
七合目辺りから残雪がありましたが、登山道に雪はなかったので問題ありません。進むにつれ徐々に寒くなってきます。座って休憩する時は上着羽織った方が良いです。
八合目の前に鳥居があり、鳥居抜けると八合目です。避難小屋がありますがかなり狭いです。瀧尾神社と刻まれた石碑が立っています。八合目から先は登山道に雪が残っていました。軽アイゼン履くほどではなかったですが、注意して通れば問題ないレベルです。歩き慣らされているコースでハイカーも多いですが、残雪時期なので念のため軽アイゼンは持って行った方が良いです。
九合目の先は森林限界で樹林帯を抜けます。見晴らしがとても良く眼下に中禅寺湖、その先に皇海山や庚申山、赤城山、その遥か先に富士山。隣に上州武尊山、朝日岳、谷川岳。向かう側に日光白根山が見渡せます。ハイカーたちはみな足を止めて絶景に見とれていました。
この辺りから登山道は富士山とよく似た火山帯の砂利・岩道になります。全く日陰がなく夏時期は日差しが強烈だと思います。
頑張って登り切れば男体山頂上です!
頂上の鳥居を抜けると、ニ荒山神社の奥宮や避難小屋が建っています。かなり広い山頂で360度の大パノラマです!ツラかった急登の疲れも一気に吹き飛びます。
右奥側に男体山頂上のシンボルである、二荒山大神の像や空に聳え立つ剣があります。三角点は剣の近くにあります。
奥宮や太郎山神社側からは日光白根山、谷川岳や四阿山、浅間山、その後方に北アルプス、剣側からは燧ヶ岳や尾瀬の至仏山、東北の会津駒ヶ岳、すぐ右側に大真名子山、小真名子山、女峰山、太郎山が見えます。女峰山の後ろに那須岳も見えました。日光白根山は山頂付近から残雪びっしりでした。会津駒ヶ岳や燧ヶ岳はほぼ雪山で雪化粧で素晴らしくとてもキレイです。
去年、北関東側は悪天候が続いていて計画立てたものの殆ど登ることができませんでした。残雪でしたがこれほどの絶景を見れたので大満足です!
一般のハイカーはピストンで二荒山神社に戻ります。残雪時期は下りの方が危ないですが、気を付けて通ればアイゼンなくても大丈夫と思います。滑ったときのためにトレッキングポールとグローブは着けた方が良いです。
なるべくピストン登山しない主義なので頑張って志津峠から下山しましたが、膝付近まで埋まるほどの雪が残っていて、未整備で倒木だらけで道標やテープもない道で迷いやすく危険なコースでした。すれ違ったハイカーは数人のみで静かというより恐怖すら感じました。
雪は五合目までがっつり残っていて、一合目辺りは泥でぐちゃぐちゃ。トレースを頼りにしないとどれが道だか解らない箇所が点在しています。志津峠までだいぶ時間掛かってしまいました。
唯一の救い?は男体山の裏側になるので、燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、大真名子山、女峰山を見ながら下山できることくらいです。
志津峠の手前に結構大きめの避難小屋があります。小屋の近くに石像や石碑が立っています。山全体が霊山なんだなーと改めて思い知りました。滑落や怪我もなく無事下山できたことを感謝し、三本松まで歩きます。
志津峠から三本松まではアスファルトで舗装された道路(林道)をひたすら下ります。急坂ではないので歩きやすいですが、かなーーり長い道です。梵字飯場跡に駐車場がありますが、志津峠までは通行止めになっています。このコースから登る方は注意してください。
三本松まで下ると戦場ヶ原が目の前にあります。三本松は観光施設で茶屋や売店、レストラン等があります。駐車場からは男体山の反対側を望めます。バス停は道路沿いにあります。
男体山は日光のシンボルでもあり、日本百名山でもあります。そのためシーズンになるとハイカーが増えてきます。5/5から山開きし、春は新緑、秋になると全面紅葉化しとても美しい山です。冬は登れませんが雪に覆われていて、とてもキレイです。
2,000m越える高山ですが、二荒山神社からであれば初心者でも登れる山で、北関東、上信越、東北側の名峰を眺めることができます。
ただし、志津峠側から登る場合は、この時期残雪が厳しいため7月以降の方が良いと思います。
フォトギャラリー:84枚
二荒山神社の登山者用無料駐車場に車を止め登山スタート!時間が早かったのか結構空いてました。眼下に中禅寺湖が見えます。
駐車場前に茶屋があります。まだ時間か早いので営業ていませんが、自動販売機は利用可能です。トイレは施設内なので利用できません。
二荒山神社で登山の無事を祈ります。すぐ横に受付があるので登拝料500円を納めます。お守りと登山証明書に登山案内が記載された簡易地図を貰います。なお、受付に下山報告は不要とのこと。
登拝門から登山スタートです。
階段登ると急坂の登山道です。飛ばしすぎないように!
三合目。ここから四合目までアスファルトの舗装道路を歩きます。
クネクネした道路です。
向かって左手側に中禅寺湖。
四合目に到着。ここから本格的な登山道です。山頂までずーーと登り坂です。休憩がてら荷物整理して出発します。
歩き慣らされていますが足場の悪いガレ場が続きます。
五合目。
木の間から中禅寺湖。
落石しないよう足元に注意して進みます。
樹林帯に入ります。急坂でハイカーたちはゼーハーしながら登ってました。
登るにつれ見晴らしが良くなってきます。
よーーく目を凝らすと富士山が見えます! 写真では解りずらいですが、快晴なら良く見えそうです。
中禅寺湖の先に皇海山や庚申山が見えます。
鳥居を越えます。
七合目辺りから雪が残ってました。まだ登山道に残雪はないです。
八合目に到着。避難小屋がありますが中は狭いです。まだまだ頂上は先です。ちょっと休憩しておきます。
登山道に残雪がありますが、軽アイゼン履くほどではないです。
九合目。特に何もないので先進みます。
樹林帯抜けると森林限界に。ついに日光白根山が見えました!山頂付近は雪でびっしりです。
見晴らし良好です!
富士山の右隣は八ヶ岳でしょうか。肉眼でないと見れないですが…
日光白根山アップで。美しい山ですね。
四阿山も見えます。
山頂に到着!山頂はとても広く避難小屋もあります。
山頂はとても見晴らしが良く360度の大パノラマです!大真名子山、小真名子山、女峰山、太郎山が見えます。
左に燧ヶ岳、手前に至仏山、奥の雪で真っ白な山が会津駒ヶ岳。
日光白根山、谷川岳や四阿山、浅間山、その後方に北アルプス。
中禅寺湖側。赤城山や皇海山、富士山も見えます。
二荒山大神の像です。
迫力あります!
山頂の右側に男体山のシンボルである剣が突き刺さっています。
天に向って聳え立つ大剣!
志津峠側から女峰山。
目の前に大真名子(おおまなこさん)
手前は太郎山。奥の雪山は会津駒ヶ岳。その左は燧ヶ岳、尾瀬の至仏山。
手前は日光白根山。奥に北アルプスが見えます。
中禅寺湖側。皇海山や赤城山等の北関東の名峰とその先に富士山や八ヶ岳?が見えます。
男体山山頂から志津峠方面に下山します。かなり雪が残っています。トレッキングポールを取り出し、グローブを着けて気を付けて下山します。
左手に日光白根山。
このコースからは燧ヶ岳と会津駒ヶ岳が良く見えます。
男体山の裏側をぐるりと周り、火山淵を歩いていきます。
二荒山神社側とは異なりマイナーなルートで歩き慣らされていません。あちこち雪だらけです。トレースしながら進みますが、新雪時は道迷いしそうです。
大真名子山、小真名子山、女峰山側も良く見えます。
眼下は戦場ヶ原。なかなか素晴らしい景色です。
八合目。まだまだ先は長いです…
ロープを使うような急斜面もあります。
倒木だらけでどれが道だか解らない場所があります。雪の足跡が頼りです。
景色だけは良いです。
トラバース。滑り落ちないよう気を付けます。
すごい絶壁です。
滑って落ちたらどこまでも落ちていきそうです…
樹林帯は日が当たらないせいか雪がたっぷり残っていました。
やっと五合目。まだまだ先は長いです。
時折、視界が開けた見晴らしが良いところも。
悪路を進み何とか一合目到着。だいぶ時間掛かりました。
志津峠までずっと悪路です。orz
下山の無事を感謝します。
志津峠の避難小屋。かなり多い小屋でした。
避難小屋付近に神社があります。
下山完了!長くて緊張感のある下山でした。
志津峠の分岐点です。ここからはアスファルトで舗装された道路を三本松までひたすら歩きます。
男体山の裏側です。
日が差していて暑いです。
湯殿橋の分岐。
三本松まで長い距離歩きます。そろそろ飽きてきました。
梵字飯場跡の駐車場に到着。通行止めのようで、車でここまでしか来れません。つまり男体山や大真名子山、女峰山に登る場合はここから歩く必要があります。
駐車場に数台車がありました。
裏男体山林道起点。三本松のバスの時間が気になって走りました。
三本松に到着!観光地になっていて売店や茶屋があります。
三本松から男体山。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル | 帽子 | グローブ |
サングラス | 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 |
行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール | GPS機器 | |
【その他】
水 1.5ℓ+ペットボトル550ml ウィダーインゼリーx1、プロテインゼリーx1 昼食 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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