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竜ヶ岳

竜ヶ岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (うめぞー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ時々薄曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: マイカーで宇賀渓まで移動、駐車場から吊り橋を渡ってしばらく進んだ先に遠足尾根への登山口がある。

この登山記録の行程

宇賀渓駐車場(9:00)・・・登山口(遠足尾根)(9:20)・・・笹原(11:15)・・・竜ヶ岳山頂(12:20)・・・重ね岩(14:00)・・・長尾滝(15:00)・・・五階滝(15:40)・・・竜の雫(16:00)・・・宇賀渓駐車場(16:30)

コース

総距離
約11.6km
累積標高差
上り約1,325m
下り約1,324m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回はいつもの友人から誘われてシロヤシオの群生を見るために竜ヶ岳に行ってきました。
ただ、今年は季節の移り変わりが早くて例年なら十分に咲き誇っているはずのシロヤシオは一部でしか確認できませんでした。
また、気温も7月くらいの気温だったので結構厳しい登山となりました。
これから梅雨時に入ると山ヒルも出てくるので計画されている方は熱中症と山ヒル対策を万全にしてお出かけください。
それではコース案内です。
宇賀渓まではマイカーが便利です。(公共交通機関は三岐鉄道大安駅からタクシーしかない)
駐車場は手前から順番に詰めていくので運要素がかなりウェイトを占めますがキャンプ場に一番近い場所なら吊り橋に一番近いので楽と言えます。
登山届はあらかじめ用意してもいいですが駐車場にも用意されているのでその場で必要事項(住所・氏名・年齢・コース(登山と下山でコース選定ができます。)登山開始時刻・下山予定時刻)を記入して提出するだけです。
また、その際最新のコース図がいただけるので頂いておくと便利です。
特に今はホタガ谷道(裏道)と呼ばれる道が廃止され代わりに遠足尾根道が採用されているので古いガイドブックや地図では載っていない可能性があります。
吊り橋を渡った左側にトイレがあるので済ませておきましょう。
この先戻ってくるまで一切ありません。(遠足尾根経由で登頂し重ね岩、長尾滝経由で帰ってくるルートにはありませんでした。)
そのまま左の道を上がっていくと右側に竜の雫と呼ばれる水場があります。
とてもおいしい水なので飲んでおきましょう。
そのまま道なりに進むとコンクリートの道から土の道に変わったくらいで遠足尾根への分岐があります。
ここが遠足尾根登山口となりますので遠足尾根から行く人はここから行きましょう。
金山尾根はここから更に真っ直ぐに行くので金山尾根分岐を目指す方は真っ直ぐに進んでください。
距離の違いだけでどこから登っても急登ですのでコースのチョイスは好みとなります。
我々は例によって一番距離があるルートをチョイスします。
全てを見たいのと距離を歩きたいという困った癖が二人共あるため迷わず遠足尾根から進みます。
入口から直ぐに急坂となりその少し先から急登となりますのでペース配分を十分に検討しながら進んでください。
関西の方で登ったことがある方なら直ぐにわかりますが坊村からの登山口から登る武奈ヶ岳くらいの勢いで登って行きます。
道はあまりにもキツいのでジグザグに切られていますがそれでも急です。
途中にはロープが張られるような岩稜地帯もあったりしますが何よりも気をつけたいのは樹林帯のためこの季節の状態にもよりますが蒸し暑い日はやめておいたほうがいいでしょう。
風がよく抜ければいいのですがほとんど抜けないまま厳しい道が続きます。
なので通常よりも汗をかきやすいため水はもちろんですがミネラルを失わないように塩飴や塩気があるものを持参しましょう。
休憩できるような場所もありませんので苦しいでしょうがせいぜい邪魔にならないところで立ち休憩くらいにとどめておきましょう。
800mを超えたくらいでやっと左側の展望が開けてくる場所に出ます。
このあたりはまだ右側に樹木があるので登山道の邪魔にならない場所で小休憩を取りましょう。
ここから先はほとんど樹木がなくなってくるので日差しがきつい日は遮るものがありません。
出来るだけ木陰で体を冷やしておかないと笹原から先は丘陵地帯となりほとんど樹木がない状態が山頂まで続きます。
従って登山適期はこの季節までと言えます。(夏場は危険です。)
夏場にどうしても行きたい方は私のコースを逆回りで行くとまだましかもしれません。
笹分けと呼ばれる湿地帯を越えたあたりから丘陵を3回程越えていきます。
一回目を越えるとおそらく昔は裏道への分岐だったと思われる場所へ、2回目を越えると金山尾根分岐へ、3回目がいよいよ山頂への最後の登攀となります。
遠くから見ている分には穏やかな道に見えますが実際は結構急なのでここも焦らずゆっくり取り組みましょう。
上りきった先が山頂広場となり標高看板や三角点、方位盤が置かれています。
広場は360°の展望を誇るいい場所なのでここでお昼をいただくといいでしょう。
結構広いので邪魔にならない場所を陣取って我々もお昼休憩します。
この日はすがすがしい風が吹き抜けていたので山頂でも気持ちよく過ごせましたが風のない炎天下では日差しを遮るものが一切ないので日焼けや熱中症には十分注意してください。
こういう場所は見晴らしがいいので持参した双眼鏡で周囲を確認して友人にも見ることを勧めて双眼鏡を渡します。
するとしばらく見ていた友人が「あれぇ?」と素っ頓狂な声を上げるのでどうしたのか?確認すると鹿の大群がいるといいます。
ホンマかいな?と言いながら見てみると斜面に3~50頭くらいのんびりと草を食んでいました。
シロヤシオは残念ながら今年は早い時期にほとんど終わったためまるで遠目から見るとブロッコリー畑みたいになっていましたが鹿の大群を見ることができたので癒されました。
休憩を終えた我々は次の目的地である重ね岩へ行くため、石榑峠を目指します。
しばらくはほぼ水平な道を進んでいくと前方に大ガレが見えてきます。
今は崩落が進んでいるので迂回路が設けてあるので道標に従い大ガレを迂回します。
迂回し終わってから振り向くと大ガレがよく見えてその先に竜ヶ岳山頂が見えるいい場所でした。
ここからは急な下り坂となるので気を抜かないように進みましょう。
斜面の関係で日当たりが変わるのか?少しだけシロヤシオが満開だったので癒されます。
途中にはロープが張られた場所もあるので注意して進みましょう。
下りた先が分岐となり左へ進めば石榑峠ですがまずは右直ぐにある重ね岩を見学しましょう。
この岩は登ることも出来るので出来れば登って欲しいですが風にあおられると危険なのでお子さんや女性の方は気をつけて登ってください。
無理に登る必要はありませんが結構気持ちがいいです。
我々が訪れたときはちょうど先客が出て行く時だったので待たずに岩を楽しめましたがシーズンの時は結構な時間を待つ必要があると思います。
重ね岩を満喫したら道標に従い石榑峠へと下って行きます。
ここからは砂礫地帯となり足元が滑りやすいので注意が必要です。
白い砂礫がまるで雪山のように見える場所もあるので景色はとてもいいです。
最後の方にロープや鎖が張られた岩場があるので慎重に下ってください。
下りきった先が石榑峠です。
ここには無料で車を止められるスペースが10台分くらいありますが登山届はBOXに提出しておきましょう。
ここからのピストンが一番難易度が低いと思いますが(距離が短い)急登であることは変わりませんので舐めてかからないようにしましょう。
現に遭難者の捜索願が登山BOXに貼られていました。
ここから進路は左(車止めになっていますが左端のガードレールの先から行けます。)にとってしばらくアスファルトの道を下って行きます。
車道ではありますが現在は通行止めになっているので少なくとも小峠までは車は来ることができません。(林業関係者がくる可能性はあります。)
しばらく道なりに下っていくと前方に大きなブロックが道幅を狭めています。
軽自動車が一台通れるか通れないかという間を抜けた左側に待望の道標があります。
ここが小峠となりここから長尾滝へのアプローチとなります。
ここからは山道なので気持ちがいいのですが沢を何回も渡渉するのと赤テープが大半なので道を見失わないようにしましょう。
雨季などで水位が上昇しやすい季節は避けたほうが無難です。
しばらく進むと前方に堰堤が見えてきます。
この堰堤の左側を乗り越えて降りた先を対岸に渡ります。
赤テープがありますが見失わないように進んでください。
しばらく沢沿いに進むとロープが沢を遮るように張られていますがこれは沢を渡渉するための手助けをするために張られたものなのでここで沢を渡渉しましょう。
ここから少し進んだ先に鉄梯子がかけられた場所があります。
長尾滝へのアプローチですので鉄梯子を慎重に下りて行きましょう。
岩がハシゴの間から少し出ている場所があるので靴や衣服を引っ掛けないように気をつけてください。
降りた先も足場が悪いので慎重に進みましょう。
下まで降りきれば長尾滝です。
とても綺麗で優雅な滝ですしこの季節は水のおかげで涼しい場所でもありますのでここで休憩するといいでしょう。
休憩が終わったら滝を正面に見て左側に赤テープが設けられた道があるので間違えないように進んでください。
しばらく進むと右から左(山言葉で言うと右岸から左岸へ)へ沢を渡渉します。
その先がある意味このルート最大の危険地帯と言えます。
まず左側に道標があり、その先の沢を渡渉するのですが渡渉しながら崖を上るという荒業になるので慎重に進んでください。(滑落する可能性が高いです。)
ここまで我々と同じルートをたどってきたのであれば疲れも出てくる頃と言えます。
滑落すると大怪我では済みませんし下が沢なので意識を失うと溺れてしまいます。
慎重に上がったら左へ進みます。
中道コースの分岐を右の駐車場方面へと進みますが疲れた方には結構堪える急坂が待ち受けています。
ただ、この急坂さえ乗り越えれば後は水平か下り(一部少しだけアップがあります。)のみになるので気合で乗り越えてください。
ここからは山の中腹を巻くような形で歩くのですが道幅が細くて足を踏み外すと危険な箇所が数カ所あるので気をつけて進みましょう。
しばらく進むと五階滝がありますが足場が良くないので写真を撮りたい方は注意してください。
その先には道が崩落した箇所がありますので水平に張られたロープを活用して慎重に進んでください。
そこからしばらく進むと金山尾根の分岐があります。
ここからも少し危険なためロープが張られた場所がありますが先ほどの崩落地よりは数段マシなのでゆっくり進めば問題ありません。
しばらく進むと魚止橋が見えてきますので渡ります。
そこから少し進めば白滝丸太橋です。
昔は吊り橋だったようですが今は丸太橋に変わっています。
見た目よりは安定しているのでゆっくり渡れば問題ありません。
渡った先は少し上りになっていますが直ぐに終わります。
ここには休憩用の東屋がありますがもうここまで帰ってきたのなら竜の雫で冷たい水でもいただきましょう。
東屋のすぐ先が朝の分岐となり(遠足尾根分岐)少し進めば竜の雫です。
我々はここで水をいただき最後の休憩を楽しみます。
ここから少し進めば吊り橋となり駐車場へと続きます。
車に戻った我々は売店まで車で移動してアイスクリームを食べました。
大好きなりんごジュースも飲んで休憩を楽しんだら帰路に着きます。
京都南で降りた我々はスーパー銭湯で汗を流してから居酒屋に行って打ち上げをしました。
(友人の車はもちろん会社に止めてその日は公共交通機関で帰宅しています。)
楽しく飲み会を開きながら次の山への情報を交換した我々は帰路につきました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

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