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滝巡りと変化に飛んだ小秀山周遊

小秀山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビで「乙女渓谷キャンプ場」をセット。マップコードは「772 373 798」。登山口の駐車場は乙女渓谷キャンプ場の駐車場を利用。台数は20台程度。駐車料金は500円(今回は受付が開いていなかったので結果的に無料)。トイレはキャンプ場受付の近くにある。

この登山記録の行程

乙女渓谷キャンプ場駐車場(07:21)・・・<二の谷ルート>・・・乙女渕(07:30)・・・めんぱ淵(07:31)・・・ねじれ滝(07:42)・・・和合の滝(07:48)・・・声の泉(07:50)・・・天狗岩(08:02)・・・烏帽子岩(08:21)・・・夫婦滝・男滝(08:33)・・・子滝(08:52)・・・孫滝(09:03)・・・鎧岩(09:13)・・・第一展望台(09:29)・・・第二展望台(09:42)・・・カモシカ渡りの岩場(09:56)・・・兜岩展望(10:01)・・・三の谷分岐(10:17)・・・兜岩(10:39)・・・第一高原(10:55)・・・第二高原(11:13)・・・第三高原(11:34)・・・小秀山(11:47)(昼食~12:39)・・・第三高原(12:56)・・・第二高原(13:13)・・・第一高原(13:23)・・・三ノ谷分岐(13:57)・・・<三の谷ルート>・・・鶏岩眺望(14:07)・・・林道合流(15:19)・・・乙女渓谷キャンプ場駐車場(16:02)

コース

総距離
約11.9km
累積標高差
上り約1,676m
下り約1,676m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

昨日の海釣りに続き超早朝起床の連続で、流石に眠い目をこすりながら、岐阜県は恵那郡加子母村(かしもむら)にやって来た。目的は200名山の小秀山(こひでやま)!。白草山の隣にそびえる標高1,981.7mの山だ。山頂からは目前に御岳山が見えることでも有名。少々、霞んではいるが、晴れ渡った絶好の天候に、気分も上々。
乙女渓谷キャンプ場の駐車場に車を停めさせてもらう。駐車場料金は500円と聞いていたが、管理事務所も閉まっていて結局支払いはなかった。乙女渓谷キャンプ場には、沢(加子母川)が流れていて、それを挟んで真新しいいバンガローがいくつも並んでいた。キャンプとしても魅力的な場所だ。
今日の登山は、その乙女渓谷キャンプ場の管理棟脇から入って、滝巡りができる二の谷ルートで山頂を目指し、三の谷ルートで周遊しながら下山するコースとした。
管理棟から加子母川の橋を渡ると、二の谷ルートの登山口がある。沢の水が信じられないくらい透き通っている。その流れの上には豊かなブナ林が覆いかぶさるように茂っていて、新緑が眩しい。
二の谷ルートの一番の驚きは、とても立派な木道が整備されていること。いや木道と言うより空中回廊と言った方がイメージしやすい。これがなんと一番上の夫婦滝のところまで続いていて、本当であれば沢沿いで登れないような険しい場所でも普段靴でも安心して歩けるよう整備されている。よくぞ作ったと感心する。
二の谷ルートは、沢好き・滝好きにはたまらないコースで、歩き出してすぐに乙女淵、めんぱ淵、と次々に出現する見どころに、シャッターが止まらない。
木道が階段状になって上へ上へと登っていく。左側に美しくカーブを描いた滝が見えた。ねじれ滝だ。ねじれとは変わった名前だが、確かにひねるように長く一条の水が流れ落ちていた。
和合の滝を過ぎて天狗岩に到着。看板に「振り返って見上げると岩に上に天狗さんが」と書かれていたが、誰かがマジックで「岩に」の「に」に×をして「の」と訂正していた。看板作る時に気が付けよ!と思わず笑ってしまった。肝心の天狗さんは、振り返っても見えず。今日はお出かけか?!
綺麗な避難小屋に到着。ここからはようやく登山らしくなる。というか、いきなり急登モード全開。
吹きでる汗を拭きながら登っていくと「烏帽子岩」の看板が。振り返ると「あれだ!」とはっきり分かる特徴的な岩があった。でも、烏帽子と言うよりどう見てもちょんまげだ。しかも、どことなくデフォルメされていて可愛い。
さらに登っていくと夫婦滝の男滝手前に出た。途中の道に旧展望台があって、そこから眺めると夫婦滝の全景が確認できるが、大きな岩で分けられたように右側と左側に対称となった滝が夫婦滝だ。登山道からアクセスできるのはその左側の男滝。落差が約80mもあって、豪快に水しぶきを上げながら流れ落ちていた。見上げると、遅咲のシャクナゲが咲いていた。
夫婦岩(男滝)の上へ回り込むように登り、子滝、そして最後の水場と書かれた孫滝を過ぎる。もうだいぶ高度も上がって来た。目の前に大きな岩が出現。鎧岩だ。下の回廊風の道で鎧岩をぐるりと沿うように歩く。でかい岩だ。
ここからは更に道が険しくなる。自称、滝ハンターとして、ここまでのコースでも十分満足だったが、アスレチック好きでもある自分としては、実は滝以上に二の谷ルートの名所「カモシカ渡り」を楽しみにしていいた。嬉しいことに「カモシカ渡り」は想像していた以上に垂直の岩のルート。それを岩に張り付いた木の根っこをつかみながら登っていく。これはお年寄りや子供には結構危険かも知れない。
登っている途中で三角に尖ったピークが見えた。「おっ、山頂か?」とも思ったが、山頂はまだ遠く、それはもう一つアスレチックとして楽しみにしている兜岩だ。
二の谷ルートと三の谷ルートとの分岐点に到着。楽しかった二の谷ルートもここで終了。MAXになったテンションでそのまま兜岩を目指す。兜岩は下から見上げると空にそびえるようでスケール感が半端ない。金勝アルプスの天狗岩を思い出す。普通に登っては面白くないと、ルートを使わずに適当に岩によじ登りながら上を目指す。
崖にせり出した兜岩の先端がめちゃくちゃカッコいい。登ったらそのまま崩れるんじゃないかと思うくらいのアンバランスで成り立っている。危なっかしい場所だが、先端に馬乗りになるとまるで鳥に乗っているような視界が広がる。これだけでも十分来た価値がある。さすがは200名山。
兜岩からは尾根沿いの縦走となる。第一高原、第二高原、第三高原。第三高原で少し降って最後のピークを登りきったところに山小屋がある。トイレも完備(清掃協力金100円)された綺麗な山小屋で名前も「秀峰舎」とセンスの良いネーミングだ。山頂はそこから数10m。あまり広くはないが、目の前に御岳山が良く見える。山頂の少し下から白い煙を吐いていて圧巻だ。そう、これが見たかった。御岳山の男らしい姿にほれぼれ。山頂の標識の後ろ側には、岩があってよじ登ると御嶽山が良く見えるポイントがあるが、先客がいたので、標識の手前で昼食をとることにする。ふと、目の前の看板にオコジョの写真が掲載されていた。なんとこの山頂で撮られた写真だとか。こんな場所にもオコジョがいるのかと驚きだった。
御嶽山を眺めつつのカップラーメンはいつも以上に美味だった。名残惜しいが、帰路の時間も考えて下山開始とする。降りは三の谷ルートを使う。三の谷ルートは二の谷とは違い、森を抜ける登山道がメインで、見どころや眺望は少ないものの危険な場所はないため下りには適している。長い下りを一気に降り、林道からキャンプ場へと周遊。
帰りの高速前に、ひとっ風呂としいて「おんぽいの湯♨」に立ち寄った。600円と良心的な価格で、お湯質も最高のお勧めの温泉。湯船にゆっくりつかりながら登山を振り返る。ちなみに「おんぽい」とは土地の古い言葉で、木を伐りだす際の掛け声らしい。そんな掛け声じゃ気が抜けて怪我をするのでは?!と仲間から一言。確かにそうかも。笑。


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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 今年のぎんりゅうそうに出逢ったのですね。いいなぁ~(◎^^◎)

  • アカヤシロにも出会いました。
    銀竜草は何個か見たけどシワシワでした。

  • 二百名山 まだまだ良い山がありそうですね。
    二の谷コース、おんぽいの湯♨︎ 最高の一日でした(^^)

  • RAICHOさん、コメント有難うございます。素敵な山に良質の湯、また1週間の活力につながりますね。また季節を変えていって見たいと思いました。

登った山

小秀山

小秀山

1,982m

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