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尾瀬 鳩待峠〜尾瀬ヶ原〜尾瀬沼〜大清水

尾瀬ヶ原、尾瀬沼( 関東)

パーティ: 1人 (h2 さん )

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行程・コース

天候

初日:曇ときどき小雨 2日目:晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大清水駐車場から路線バスで戸倉へ、さらにシャトルバスで鳩待峠まで。

この登山記録の行程

初日:鳩待峠 (10:24) … (11:20)山ノ鼻 (昼食・研究見本園散策)(12:24) … (13:22)牛首分岐 … (13:56)ヨッピ橋 … (14:11)東電小屋(14:22) … (14:56)温泉小屋
2日目:温泉小屋(6:52) … (7:11)分岐 … (7:21)見晴 … (8:58)沼尻(9:10) … (9:57)尾瀬沼ビジターセンター(10:22) … (10:45)三平下(昼食)(11:17) … (11:32)三平峠(11:35) … (12:00)岩清水 … (12:21)一ノ瀬(12:25) … (13:11)大清水

コース

総距離
約28.1km
累積標高差
上り約608m
下り約1,003m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

以前から興味があった尾瀬に、水芭蕉を見に行ってきました。老齢(79)の親も行きたがっているので、どこまでいけるのか下見も兼ねてのハイキングです。老人でも回れそうな範囲を歩いてみるのが目的なので、燧ケ岳の登山は断念し、尾瀬ヶ原から尾瀬沼を一泊二日で回りました。
鳩待峠から入山、大清水で下山する予定です。戸倉に駐車する案もあったのですが、大清水からの路線バスの本数が少なく、帰りに苦労する恐れがあります。そのため今回は、大清水に駐車後、路線バスで戸倉まで戻り、シャトルバスで鳩待峠に向かうことにしました。これだと、下山時刻を気にせずに楽しめます。
初日は、あいにく雨交じりの曇り。鳩待峠に到着すると、ツアーの団体客が大勢きていました。平日なので、年齢層は高めです。みなさん雨合羽を着込んでいましたが、雨脚が強くなる様子もなかったので、自分は防水ハットにソフトシェルで入山しました。
雨で濡れた木道は大変滑りやすく、大勢の方が転んでいました。木道で傾斜も緩やかなので、つい油断して平地の調子で歩いてしまう人が多いようです。なかには、健脚自慢をしたいわけでもないでしょうが、やたら張り切って歩いて行かれる方も。そして残念ながら転んで怪我をしてしまい、途中でリタイアされる方がチラホラいました。せっかく尾瀬に来たのに、尾瀬ヶ原に降りる前に脱落されるのは見ていて気の毒でした。尾瀬のハイキングは競争じゃないです、安全第一で歩いてくださいね。
尾瀬ヶ原の入り口、山ノ鼻につくと、すでに大勢の方が休憩してしました。ビジターセンターを見てから食堂で昼食をとり、その後、研究見本園を散策しました。見本園の中ほどに、水芭蕉が群生しています。今年は雪解けも開花も早かったため、残念ながらここでのベストシーズンは逃してしまいましたが、まだ真っ白な満開の水芭蕉を楽しめました。
山ノ鼻から牛首までの木道も、多くのハイカーが歩いていました。牛首の分岐を過ぎると、ハイカーの姿はぐっと少なくなり、見渡す限り人の姿が見えない、なんてこともありました。しかし尾瀬ヶ原の様子も、まだ冬枯れから春に向かい始めたばかりと言った感じで、少し寂しいものがあります。この辺りは、夏場に歩いた方が気持ちよさそうです。
その後も、散策しながらの超スローペースで歩き、目的地の温泉小屋に午後3時ごろ到着。そのあと滝を見に行きたかったのですが、「道も悪いし往復二時間かかるので難しいと思う」(小屋の夕食が午後5時)との小屋の方の忠告もあったため、今回は滝見物は断念しました。次回のお楽しみです。
2日目は、朝から快晴です。明け方の、まだ霜が降りているなかを7時に出発。見晴までの木道では、昨日は雲で見えなかった至仏山が、青空の下くっきりと望めました。見晴から白砂峠までは、前半は木道が整備されていますが、後半は比較的なだからな山道、終盤は雨で沢のようになったガレ場登りです。途中休憩できるベンチなどもなく、登山経験があるのならばともかく、自分の親がここを通るのはちょっと無理そうでした。親を連れて来るときは、尾瀬ヶ原を楽しんで鳩待峠から下山するコースが無難そうです。
白砂峠に到着すると、まだところどころに残雪がありました。そしてこちらは、今がまさに水芭蕉のベストシーズンで、まだ生えたばかりの、ややクリーム色がかった白い葉に包まれた水芭蕉が堪能できました。来た甲斐がありました。
白砂峠を抜けて尾瀬沼に到着すると、沼尻に建設中の山小屋がありました。なんでも発電機から火が出て火事になり、全焼してしまったために建て直しているところだそうです。売店もお休みですので、行かれる方はご注意を。
沼尻から、沼のほとりをくるりと回って、尾瀬沼ビジターセンターに向かいます。こちらも水芭蕉がたくさん咲いていますが、やや盛りを過ぎています。日陰だと、まだ楽しめるような感じでした。
尾瀬沼ビジターセンターからは、燧ケ岳が綺麗に見えました。少し風が吹いていましたが、それでも沼に映る逆さ燧も堪能できました。三つ連なった山頂が印象的な山容ですね、いつか登ってみたいです。
尾瀬沼ビジターセンターでは、まだ食堂が開店していなかったため、そのまま三平下に向かいます。三平下で昼食をとってから、尾瀬沼に別れを告げて三平峠に向かいます。こちらの道は、ところどころ崩れている場所はありますが、それでも全体的に木道が整備されていて歩きやすいです。距離は長くなりますが、白砂峠を越えるよりは安全に歩けそうです。
三平峠から先も、全体的に道が整備されていました。岩清水で水を補給してから、大清水に向かいます。三平峠〜岩清水がやや急な下り(登り)、岩清水〜一ノ瀬が比較的緩やかな下り(登り)、一ノ瀬〜大清水までが林道、といった道のりでした。
今年の尾瀬は雪解けが早いとのことでしたが、無事水芭蕉を楽しむことができ、大変有意義なハイキング(一部登山)を楽しむことができました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ ナイフ 健康保険証 医療品 ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ
【その他】 スマホ

みんなのコメント

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  • 大変分かり易い登山記録を読ませていただき、ありがとうございました。きれいなミズバショウがまだ見られて良かったですね。今年は、見頃が例年よりも10日間ぐらい早かったそうです。入山方法を工夫しましたね。なるほどと納得しました。私は日帰りで5月21日に出かけました。尾瀬ヶ原は、緑が増えて来ていますね。私も、次回は本コースを歩いて見たいなと思っています。親孝行ですね。感心しました。

  • コメントありがとうございます。水芭蕉は半分諦めていたので、見られて嬉しかったです。見頃を捉えるのが難しいですね、5月21日ですと尾瀬ヶ原がベストだったのではないでしょうか、おめでとうございます。来年は親を連れて、見頃を逃さず訪れたいと思います。モーちゃんさんも、来年また良い尾瀬ヶ原を楽しめるといいですね。

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