行程・コース
天候
曇り後雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
赤岳山荘の駐車場へ。平日のため、駐車場はガラガラだった。
この登山記録の行程
美濃戸(07:00)・・・行者小屋(09:30)[休憩 20分]・・・赤岳天望荘(11:05)[休憩 15分]・・・赤岳(12:00)[休憩 50分]・・・行者小屋(14:00)[休憩 20分]・・・赤岳鉱泉(14:45)[休憩 15分]・・・堰堤広場(15:45)・・・美濃戸(16:25)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
土日を避けて赤岳へ。この時期のお目当ては、ウルップソウと赤岳周辺のお花畑。移動中の車から見上げる八ヶ岳は、すべての山頂に厚い雲がかかり、天気図を見ても等圧線の間隔が狭くて強風予報が出ていた。行先を変えようかと直前まで迷ったが、どこに行っても稜線に出れば強風だろうし、行者小屋まで行ってみて判断すればいいかと思い、予定通り美濃戸から出発した。
週末は朝4時で赤岳山荘の駐車場は満杯なのに、平日は7時頃でもガラガラ。当然登山道でもほとんど人に会うことはなく、信じられないような静けさの中をマイペースに登ることができた。上りは南沢を歩き、行者小屋までの間ではキバナノコマノツメやシロバナノヘビイチゴの花畑が見られた(ホテイランはもう終わり)。曇りがちではあったが、時々木漏れ日が射し込み、天気の回復を期待しながら行者小屋へ。
行者小屋から見上げる赤岳や横岳の稜線は霧と雲が高速で流れていて相当な強風が予想された。おせんべいを食べて休憩してから、いつでも引き返す心づもりでヘルメットをかぶって地蔵尾根へ。地蔵尾根も階段や鎖場の連続で危険な場所ではあるが、登っている間は不思議と風が弱く、延々と続くイワカガミの大群落や、イワウメ、ツガザクラ、イワヒゲ、ミヤマシオガマといったたくさんのお花を楽しみながら、順調に地蔵の頭に到着した。地蔵の頭に出た瞬間、稜線の東側からすごい強風が吹きつけた。霧が東側から上ってきて赤岳の稜線で跳ね返され、稜線上では風が渦を巻いて四方八方から強風が吹く状態。強風に吹き飛ばされないように時々体勢を低くしながら赤岳展望荘へ。この5分程度の間にもたくさんのお花が咲いていて、特に赤岳展望荘の周辺は、コマクサ、ウルップソウ、クロユリ、ヤツガタケキスミレといった希少植物の宝庫だった。ウルップソウの大群落を見られただけでも貴重な経験だったが、展望荘から赤岳への尾根道も、見渡す限りのお花畑があちこちに(^^♪チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、ミヤマダイコンソウが本当にキレイな花畑を作っていた。下界の展望がなかったのは少し残念だったが、とにかく人が少なかったため、立ち止まってはお花畑をゆっくり見ることができて、とても贅沢な時間だった。
ランチタイムは赤岳の山頂で。12時頃には山頂全体が霧で覆われ、雨がポツポツし始めた。カッパを着てご飯を食べ、さあ下山という頃には風もますます強くなってきた。下山は文三郎尾根へ。霧が濃くて自分の目の前が見えるだけなので、ひらすら足元に集中しながら、岩場・鎖場を慎重に下山。霧と雨で岩も鎖も濡れていて滑りやすいし、急な傾斜の階段が続くのに少々辟易したが、無事に行者小屋にたどり着いた。私は上りも下りも地蔵尾根が好きかも…。
最近は南沢ばかり歩いていたので、下山は赤岳鉱泉経由で北沢へ。平日は赤岳鉱泉のテント場も空いていて快適そう。こんなに空いているなら赤岳鉱泉で一泊してもよかったね~、と話しながら、日帰り赤岳は終了。北沢は南沢に比べると明るくて、沢の流れも最後まで美しかった。
フォトギャラリー:48枚
登山口で見つけました。ニシキウツギかな?
ミヤマカラマツ
マイヅルソウ
苔の森から水が流れてきてます。登山道は、あちこち川のようになってました。
キバナノコマノツメの花畑
黄色のスミレは見分けが難しい…
ズダヤクシュ
滝もいいですねぇ
ゴゼンタチバナ 露がついてキレイ(^^♪
イワカガミ
シロバナノヘビイチゴが花畑を作ってます
横岳
赤岳 ずっと霧がかかってました…
ミツバオウレン
地蔵尾根はイワカガミの大群落ですね(^.^)
コバイケイソウの蕾かな
イワヒゲとツガザクラ
地蔵尾根は、ツガザクラも満開です
コケモモ
ミヤマシオガマ
ミヤマダイコンソウ
阿弥陀岳 この時はまだ見えてたんだけどなぁ
赤岳は半分だけ…
下界の景色も少しは見えました
たぶん、ヤツガタケキスミレだと思います
クロユリ
ウルップソウ
いっぱい咲いてる~(^^♪
本州では白馬岳と八ヶ岳にしかないそうです
イワベンケイ
お~スゴイ!!
チョウノスケソウやハクサンイチゲがたくさん咲いてます
あっちもこっちもお花畑!
綺麗だねぇ
立ち止まっちゃうから先に進まないです
チョウノスケソウ
イワウメ
ハクサンイチゲ
ハクサンシャクナゲ
実物の方がキレイかも
着いたけど、真っ白になっちゃった・・・
とりあえず、フォーで温まろう!
文三郎尾根 目の前しかわからない…
お、行者小屋が見えた!あと一息!
北沢は岩の造形と水の流れがキレイです
キバナノヤマオダマキ
最後まで森が美しかったです
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
クッカー | カトラリー |
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