登山記録詳細

無雪期登山
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誰もマネしない南アルプス縦走【仙丈ケ岳】 仙丈ケ岳(南アルプス)
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記録したユーザー

社団法人ランナー 龍(たつ) さん
  • 日程

    2018年7月14日(土)~2018年7月15日(日)

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:市野瀬の柏木登山口駐車場。私有地を登山者用に提供いただいている。10台程度駐車可能。マイナーなので埋まることはなさそう。

  • 天候

    1日目 晴れのち曇り 2日目晴れのち曇り
    [2018年07月14日(土)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

1日目:市野瀬(6:28)・・・松峰小屋(10:33)休憩20分・・・仙丈ケ岳(15:14)・・・仙丈小屋(15:41)休憩20分・・・小仙丈ケ岳(16:44)・・・藪沢・小仙丈ケ岳分岐(17:19)・・・長衛小屋(19:23)2日目:長衛小屋出発(7:30)・・・仙丈小屋(11:15)休憩30分・・・松峰小屋(15:30)・・・市野瀬(16:56)


総距離 約28.4km 累積標高差 上り:約3,500m
下り:約3,500m
誰もマネしない南アルプス縦走と題したが、何かマネしない要素かというと、長い長いルート取りと登山泊用の重装備がちょっと登山を楽しむといった目的からかけ離れていると思ったからだ。訓練、トレーニングといったほうが近いだろう。下山後はしばらく体を休めようと思うほどしんどかった。しかし、それだけに見合った山の雄大さ、南アルプスの美味しい水など堪能し、貴重な体験と経験を得ることが出来た。

出発は6:30
市野瀬から地蔵尾根経由でアクセスする仙丈ケ岳は、トランスジャパンアルプスレースでは後半の重要ポイントとしてお馴染みだが、昭文社の地図では破線ルート。道は全体的に分かりにくいところは少ないが、すれ違いが出来ないほどの狭い登山道、転倒しやすいトラバース道、熊のふんが多数転がっている、後半は倒木を乗り越えたり、藪こぎや草木をかき分けなければ進めない上、前方の見通しがわからない所があり、地図読みやルートファインディングが多少心得ていないと難しいところが理由で破線ルートなのだと理解する。そして、とにかく長い。コースマップだと登りは9時間半必要と記載されているので、体力と集中力を要する。最悪、中間地点に松峰小屋があるからそこに避難することもできるので、精神的に助けられる。それになるべく分かり易いように木に目印のテープがあり有難かった。

しかし、ザックの重さ17kgにこの長いコースで気持ちが負けそうになり、予定を大幅に遅れてしまったことから最悪はビバークを判断することも念頭に入れ進むと、稜線に出てホッとする。仙丈ケ岳に着いたのは15:00過ぎ、景色がガスっていてちょっと残念だったけど、すごい達成感。

さて、近くにテント場はなく山小屋も満員。下山にも時間がかかりすぎる。どうしようか、次のテント場までは19時頃着見込みだから、予定通り付けば良し、付かなければビバークすることを決意し腹をくくる。アルプスデビューでいきなり夜行登山か・・としょぼくれてはいたけど、アルプスの夕方の景色、とても良い!けど森に入ると暗い。すかさずヘッドライトを装備しほどなくして予定通り19時に長衛小屋に到着、物凄いテントの数。宿泊の申し込みをし素早くテント設営を行う。そして、ビールとアイスとジュースを脱水症状気味の体に飲み込ませるとあとは贅沢なくつろぎタイム(笑)

翌朝6:00起床し朝食を取りテントをしまい出発。本当は甲斐駒ヶ岳を経由して市野瀬まで下山しようとしたが、ちょっと無理があるのでそのままピストンすることに。
昼前に仙丈小屋に到着し、名物の無水カレーを食す。
最後の地蔵尾根はやっぱり長かった・・道も間違えた・・最後は水がなくなり焦ったが、湧き水があり、それが感動的に美味しく何杯も何杯も飲んだ。17時頃下山した時には上の方で雷が鳴っていた。やっぱり午後には下山するのがセオリーだな。

累積標高以上に荷物の重さにより1日に移動できる距離が影響するので、パッキングや軽量化について工夫していきたいと心底思った。とても勉強になった。

下記の写真でこれらの様子が少しでも伝わって共有出来たら幸いです。

https://mountain8.info ブログの方もよろしくお願いします。

登山中の画像
  • 南アルプスに挨拶 おはよう!
  • 市野瀬の柏木登山口
  • こんな感じの林道から始まる
  • 孝行ざる・・見に行くつもりはなかったが、最後運命が引き寄せることに・・
  • 朝日が昇ってきた。気温も上がってきた。
  • 案内板通りに進む
  • すれ違い出来ないシングルトラック ここで1組の老夫婦と出会う 時間的に頂上にはたどり着けなかったはずなので無事下山したことを祈る
  • 大好きなりんどうの花
  • こんな感じの登山道を歩いていると
  • 途中で作業道に出る指示板があり
  • 広い作業道を歩く 登山道に戻る案内板を見落とさないように このへん道間違えやすい
  • 徐々に山深く
  • キノコを食べても荷物が重すぎてBダッシュ不可・・
  • 中央アルプス方面を望む
  • シダ植物のジャングルだなここは・・
  • なかなか進んでいる気がしない・・
  • ・・覚悟はしていたが、草が腰の高さまで伸びており藪漕ぎ
  • 熊注意とだけあって、糞が転がっている・・・
  • ん?ひょっとして
  • 中間地点の松峰小屋だ!ちょっと休もう
  • 小屋、というより遭難小屋だなここは
  • まだ半分か・・心が折れそう
  • もうどれだけ登ったことか・・
  • 地蔵岳かな、空が気持ちいな
  • だいぶ高いところに来ているんだな
  • 森林限界はまだか
  • ここ道不明瞭ポイント 道迷い注意!
  • 稜線が見える
  • あれが南アルプスの女王、仙丈ケ岳だな
  • 落ちたら終わりのポイント多数
  • 3点支持を怠らないように慎重に
  • ハイマツ帯の縦走 これぞアルプス縦走
  • 稜線に出たものの
  • いつ仙丈ケ岳に着くのかね
  • 最悪はここでビバークしようかな
  • 山はいいね!
  • ガスってきたし!
  • 今日の野生動物 ライチョウ カッコイイ
  • かわいい花 チングルマかな
  • 地蔵尾根登り切ったぞ さあ、あとは頂上目指すのみ!
  • ・・泣いてもいいですか?
  • 泣く寸前で山頂に!!
  • つ、着いた・・
  • 感無量 だけど眺望ゼロ
  • なんか小ぎれいな小屋が
  • これが仙丈小屋か 有名みたい コーラを補給
  • 夕方 覚悟を決めて先に進むことに
  • 甲斐駒ヶ岳 遠すぎる 
  • テント場まで行けるかどうかも不安
  • 北沢峠に向け進
  • アルプスはいいねえ
  • ほんと、いいよね
  • 小仙丈沢カール! 渋い!
  • ぜんぜん小さくないけど 小仙丈岳
  • 楽しくなってきた
  • 下りを飛ばす
  • そして日が暮れる
  • なんとか着いたって感じ テントがいっぱい
  • 誰も使ってない重量テント コールマン(笑)
  • でもとても快適ですよ^^
  • ビールで乾杯!
  • 好物のあんこ餅
  • カップめんで温まる
  • さあ2日目、無事に帰れますように
  • 順調に進む
  • 正面の山と山の谷間にテント泊してました
  • 富士山に次ぐ標高を誇る北岳です
  • こちらは北アルプス鹿島槍と五竜岳方面
  • いい景色だな・・でも登るのか・・あれを
  • よっ!ひょっこり富士山!!
  • 小仙丈岳まできたら
  • 仙丈小屋までまっしぐら
  • 着いた
  • おじゃまします おお、きれいだ
  • 山小屋からの景色 ロマンあるね
  • 名物無水カレー こちそうさま! 見た目と味は食べてのお楽しみ
  • 大きいでしょ オスプレーの50Lザック このサイズで登山している人ほぼいなかった
  • 地蔵尾根に帰ってきました 別名地獄尾根
  • もう写真を撮る気力もなし 市野瀬の看板が見えたところで安心するも道を間違える
  • 明らかに道を間違えて焦っているところで孝行サルの像にぶつかる・・まさか、運命がここに呼んだ!?下山は間近
  • 下山っ!!この近くにある湧き水最高に美味しいですよ
  • 駐車場を提供してくれた山好きの男にこの場をかりて感謝いたします お疲れ様でしたー!
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、テント、シュラフ、テントマット、マット(個人用)、ストーブ、燃料、ライター、カップ、コッヘル、ローソク・ランタン
この山行で使った山道具
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