行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)塩山駅南口、8:30発の大菩薩峠登山口経由、落合行きバスにて柳沢峠下車(9:20着)
復)丹波山温泉(道の駅)18:20発のバスにて、奥多摩駅(19:15着)
この登山記録の行程
柳沢峠(9:20下車/9:30出発)-梅ノ木尾根分岐(9:54)-六本木峠(10:08)-林道交差(10:23)-横手山峠(10:33)-黒川山山頂道標(11:00)-見晴台(11:03着/11:13発)-鶏冠神社奥宮(11:25着/11:30発)-金山跡分岐(11:38)-立岩沢(12:02)-金山跡周遊道上部分岐(11:38)-金山跡周遊道下部分岐(12:40)-尾根下降分岐点(13:16)-三条新橋(14:00)-余慶橋(14:45)-のめこいの湯(15:20着)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
青梅街道の最高点、柳沢峠から鶏冠山と黒川金山跡を歩いて、そのまま丹波山村まで抜けてみました。日差しを遮る自然林のシェルターで山腹道の暑さを凌ぎ、黒川谷の苔と滝の美しさに暑さも忘れてしまいました。下山後の5kmの青梅街道歩きはご愛嬌です。
≫「危険」な猛暑が続く中、何処に行こうかと思案した挙句、出発地点の標高が高く、東京都水源林の涼しげなイメージのある柳沢峠を目指して塩山から落合行きのバスに乗り込みました。乗り合わせた年配の登山者が「柳沢峠まで行ってしまえば、山登りでは無くて、山下りですよ。」と笑っておられましたが、暫く山から遠ざかって鈍った我が身にはうって付けです。 標高1,470mの柳沢峠は「ヒンヤリ」とはいかないまでも、涼やかで心地よい空気に包まれていました。
実はその昔、この柳沢峠を自転車で越えた思い出があって、今回の再訪がとても楽しみだったのですが、青梅街道には新しい隧道や鉄橋が出来ていて、山肌を縫う様にして下った往時の記憶とは随分と変わってしまった気がします。 峠の手前では今も大掛かりなトンネル工事が続いていました。
柳沢峠から鶏冠山までは緩々とした山腹道が続きますが、自然林のシェルターが程よく日光を遮ってくれるので助かります。 先週末の台風の仕業でしょうか、青い葉の付いた木の枝が沢山落ちていました。
鶏冠山(黒川山)周辺は、見晴台やら鶏冠神社やらと道標が賑やかですが、昭文社の山と高原地図のスポット拡大図が参考になると思います。小岩峰の見晴台からは、多摩川源流の山々を見渡しながら怪しげな山座同定を楽しみ、鶏冠神社奥宮の岩峰ではゾクッとするような高度感を堪能できました。
鶏冠山から先は、落ち葉に覆われて人の気配の薄い道が金山跡まで続いています。
「黒川金山跡循環歩道」は進入禁止となっていて、今やそれらしき遺構を目にすることはできませんが、深々と苔に覆われた黒川谷全体が、一種独特な雰囲気を醸し出しているようにも感じられます。
幾条かの無名の滝を楽しみながら黒川谷を抜け出すと、丹波山村まで約5キロの青梅街道歩きが待っていますが、学生時代の自転車行を懐かしみながら歩けば束の間です。多摩川の岸壁を経釣るように通された旧道の名残を探しながらの一時間ちょっとで、のめこいの湯にドボーン!
「暑さ除け」と「思い出巡り」のコース設定が上手く的中して、1ヶ月ぶりの山歩き(山下り?)も、何とか無事に締まりました~。
本日の総歩数34,211歩、歩行距離23.8km、消費カロリー1,825kcal、脂肪燃焼量130g也。
フォトギャラリー:88枚
塩山駅の南口バス停乗り場。2番線の大菩薩峠、落合方面の乗客はまばらですが、西沢渓谷行きの1番線は長蛇の列になっていました。
かぶと虫4匹500円、高い?安い?
バスは大菩薩峠登山口で出発時間調整。ここで下りたハイカーさんは4人程でした。
車窓から日川尾根方面をパチリ。バスは青梅街道をぐんぐん登って行きます。
上部では大掛かりな工事が進んでいます。どうやら、柳沢峠の下にトンネルを掘っているようです。
柳沢峠に到着です。何人かのライダーさんが休憩中。
30数年前の記憶とは大分違うような・・・。
峠のバス停の目の前が登山口です。道路掲示板には「丹波山19km」とあります。
峠周辺のハイキングルート案内図に、「ブナの巨木(みどころ!)」とあるのが楽しみです~。
ボケとツッコミ。
4週間ぶりの身体に優しい、緩めの勾配が続きます。
?これが(みどころ!)のブナの巨木?。・・・将来に期待しましょう。
いかにも大菩薩連嶺らしい苔の道もありました。
まるで、水槽の水草の様です。
六本木峠で、大菩薩嶺への路を分けます。
樹林の切れ間から大菩薩嶺。この角度で見るのは初めてです。
横手山林道を横切ります。
古い林道の様な、幅の有る路を進みます。
横手山峠。
「鶏冠山(黒川山)」と書かれた分岐道標を見て、先ずは「見晴台」に足を伸ばします。
見晴台は、小さな岩峰の瘤ピークです。
南に大菩薩嶺。
北の奥に見えるのは笠取でしょうか?
竜喰山、将監峠方面。初めて見る山々で山座同定もあやふやです。
先程の分岐道標に戻って、今度は鶏冠山を目指します。
急傾斜を攀じ登る感じで、、、
二つ目の岩峰に鶏冠神社の奥宮が鎮座しています。
誰が据えたか、祠の中に狛犬が。
祠の背後はスパッと切れ落ちています。
垂直に切り立つ岩峰を眺めていると、思わずゾクゾクッとしてきます。
これから向う、黒川谷の方角です。
道標に従って「黒川金山跡(2.4km)」に向います。
左手に、先程の鶏冠山の岩峰が見え隠れ。
東京都水源林を下って行きます。
今日一番の巨樹に出合いました。
寺屋敷尾根の道標。
「寺屋敷」という言葉を連想する様な木立。
キノコ三兄弟?。
黒川金山跡(上)。金山跡循環歩道には進入禁止のロープが張られています。
大きな岩に根を張る木々を沢山見かけるようになります。
まるで蛸が貝を襲う様な・・・。
回り込んでみると・・・、何と、後ろ側には根が伸びていませんでした!(不思議!)
こちらはすっかり同体化しています。
金山跡循環歩道の下の分岐地点です。
沢筋の岩が、美しく苔生しています。
期待していた以上の景観が広がっていました。
金山跡、の語韻が似合います。
独特な雰囲気が漂っていました。
沢底は。綺麗な真砂です。
・・・そして、凡人は砂金を探します。水の冷たさにビックリ!
無名の滑滝。
案内板に従って、谷筋に下りて行きます。
無名の滝が続いて、得した気分になります。
釣りの人達でしょうか。登山口には数台の車が駐車していました。
三条新橋を渡って、青梅街道に合流します。
道の駅たばやま迄5km。日焼け止めクリームを塗り直しました。
1989年開通の丹波山トンネル。学生時代に来た時には無かった道です。
山肌に沿って、学生時代に走った筈の旧道が見てとれます。
こちらも新しい羽根戸トンネルの脇に旧道が残っていたので、歩いてみました。
33年前の今頃、ここを自転車で上って行ったんだな~、などと考えると、感慨深いものがあります。
雲が出て日差しも弱くなり、車も少ないので殆どストレスを感じずに歩けました。
途中、ナメトロという見どころスポットがありました。
こういうのも、歩きならではの発見です。
よく見ると、沢を渡渉している人達が見えるのでビックリ・・・。
何と10人程の小学生たちが、引率されて沢下り(?)をしていました。
余慶橋の東詰で、前飛龍に続く「岩岳尾根」の登山口を確認。いつか歩いてみたい尾根です。
途中、廃品回収の会社があって、道沿いに無粋な光景が続きます。
丹波山村の手前で谷が開けて、鹿倉山が姿を表します。
多摩川も、先程までとは違った穏やかな流れに変わっています。
村の入り口で、子之神社に下山のお参り。
丹波山村の集落です。
マスコットキャラのタバスキーも出迎えてくれました。
猛暑続きは別として、、、百日紅の花に夏を感じます。
丹波山の青梅街道は、街道らしい雰囲気を残しています。
何はともあれ、のめこいの湯のいつもの湯上りセットで、4週間ぶりの山歩きもしっかり締まりました~。
沢下りをしていた子供たちも、お風呂で一緒になりました。
一人きりで、18:20の奥多摩バスを待ちます。
夕暮れの近付く中、2尾のツバメの子供が、両親から飛び方の特訓を受けていました。
がんばれ~!
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 行動食 |
テーピングテープ |
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