行程・コース
天候
初日:曇り時々霧雨、夕方晴れる、2日目:快晴、朝強風、3日目:快晴、午後雲が出る、4日目:快晴
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
甲府駅から、運行再開されたばかりの山梨交通バス(9:05甲府発)で広河原へ
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(11:05)・・・白根御池小屋(13:45)[休憩 30分]
【2日目】
白根御池小屋(04:05)・・・小太郎尾根分岐(06:15)[休憩 5分]・・・北岳肩ノ小屋(06:48)[休憩 18分]・・・北岳(07:50)[休憩 20分]・・・北岳山荘(09:10)[休憩 15分]・・・中白峰(10:10)[休憩 10分]・・・間ノ岳(11:40)[休憩 20分]・・・農鳥小屋(13:20)
【3日目】
農鳥小屋(04:45)・・・西農鳥岳(05:45)[休憩 15分]・・・農鳥岳(06:48)[休憩 12分]・・・大門沢下降点(07:48)・・・広河内岳(08:15)[休憩 15分]・・・大門沢下降点(08:57)[休憩 5分]・・・大門沢小屋(12:20)[休憩 30分]
【4日目】
大門沢小屋(05:25)・・・吊橋(森山橋)(07:50)[休憩 10分]・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(08:20)・・・山梨交通バス(08:39)・・・奈良田(08:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風がどうなるかヒヤヒヤしていましたが、夜のうちに関東を通過して関西方面へ去って行ったため、行けるところまで行こうと予定通り出発しました。とりあえず甲府でバス停に行ったところ、乗る予定だった9:05の便から運行再開とのこと、無事に広河原に入りました。バスに乗車したのは4人、白根御池小屋の宿泊は9人、北岳では山頂二人のみ、行きあう人の数は10人足らず、しかも初日を除き連日快晴で展望最高、夕立なしという奇跡の3泊4日でした。
2日目の宿泊は濃鳥小屋、泊まったのは私たち二人と、テント泊の男性が二人だけでした。最近何かと評判の悪い農鳥小屋ですが、十数年前に宿泊した事があり、その時の体験からむしろいい印象を持っていたので今回も泊まることに決めました。農鳥のおじさんはお年を召されていましたが変わらずお元気で、以前同様賑やかにあれこれと世話を焼いてくれました。出してもらったポットのお湯で飲んだインスタントコーヒーの美味しかったこと、小屋の前で日向ぼっこをしながらおじさんとおしゃべりしたこと、一番綺麗な朝焼けと夕焼けの時間を教えてくれたこと、ご自慢の水場から汲んできた水の冷たかったこと、忘れられない楽しい午後でした。最近のホテルのような設備の整い、食事も良い山小屋とは比べることもできませんが、昔ながらの小さな山小屋の良さを感じました。登山の原則とマナーを守る人に対しては、おじさんは怒りません(たぶん)。少なくとも私たちは怒られませんでした。そして、自分の知る山の良さを、一生懸命教えてくれようとします。翌日私たちが大門沢泊まりだということを話すと、下降点に荷物を置いて広河内岳に行ってくるといいよと勧めてくれました。ペンキマークも付けてあるから大丈夫、塩見岳の見え方がまた違ってとても良いのだ、行って帰って1時間くらいだから、せっかく来たのだから遊んで行けと。翌日おすすめ通りに広河内岳に行ってみました。静かな山頂で飲んだコーヒーは最高でした。ちなみに、テルモスに詰めてけと朝お湯を沸かしてくれたのもおじさんです。人によってはお節介、うるさいと感じるかもしれませんし、口が悪いなとは思いますが、ネットで悪評を見て敬遠する人ばかりではもったいないなあと感じています。古い山小屋OKという人は、早立ち早着きの原則を守り、マイカップとテルモスを持ってチャレンジしてみては?
下りが苦手なので、農鳥小屋から奈良田まで一気に下るのは苦しいと考え、3泊目は大門沢泊まりを計画したのですが、大正解でした。長い下り、なかなか手強かったです。4日目の大門沢小屋から発電所までも、緊張を要する箇所がそこここにあり、疲れ果てた午後にここを下るのは厳しいなあと思いながら歩きました。発電所から奈良田行き8:39のバスに乗り、9時前に奈良田に着きました。日帰り温泉施設「奈良田の里温泉」は8月中は8時半から営業しているとのこと、着いてすぐに空いている温泉に入浴できました。9:50身延行きバスに乗ることも可能だったのですが、せっかくなので白旗史郎写真館を見たり、古民家カフェ「鍵屋」でまったりお茶をしたり、食事処「こんぼうず」で昼食をしたりして13:50身延行きバスに乗り、下部温泉から甲府へ戻りました。
台風の影響を心配していた登山道は、白根御池までに倒木が数本あっただけという状況でした。念のため草すべりコースで北岳を超えて行ったのですが、八本歯コースも特に問題なかったとのこと。大門沢では、今回の台風ではなく以前の台風や大雨で橋が流されて仮橋になっていたり、登山道が一部崩落しかけている場所があり注意して通過しました。また、大門沢小屋から奈良田に出る途中で、沢を渡渉する場所がありました。
フォトギャラリー:41枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | ライター | カップ |