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苗場山

苗場山( 上信越)

パーティ: 1人 (もた さん )

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行程・コース

天候

曇りときどき晴れ。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 神楽スキー場の祓川登山口駐車場に駐車。朝4時頃に到着したら数台の車が止まっていましたもののガラガラでした。臨時駐車スペースもあるため、そこそこの台数は収まりそうです。

この登山記録の行程

0515 祓川登山口駐車場出発
0540 和田小屋
0630 下ノ芝
0700 中ノ芝
0710 上ノ芝
0715 小松原分岐
0720 股スリ岩
0730 神楽ヶ峰
0745 雷清水(給水)
0755 お花畑(神楽ヶ峰-苗場山間の最低鞍部)
0830 山頂湿原
0835 苗場山山頂(苗場山頂ヒュッテで休憩、山頂湿原散策)
0950 お花畑(神楽ヶ峰-苗場山間の最低鞍部)
0955 雷清水(再度給水)
1010 神楽ヶ峰
1015 股スリ岩
1020 小松原分岐
1025 上ノ芝
1030 中ノ芝
1055 下ノ芝
1140 和田小屋(水場で靴洗い)
1200 祓川登山口駐車場帰着


コース

総距離
約14.4km
累積標高差
上り約1,288m
下り約1,286m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

遠くからでも一目でわかる特徴的な山容を持つ苗場山に登ってみました。

アクセスはマイカーです。神楽スキー場の駐車場を利用しました。駐車場(未舗装)自体は広々としていて、私が到着したときには数台停まっているのみでした。国道17号線から分岐し、林道を走っていくルートになるのですが舗装が荒れており、未舗装の箇所も多々。道幅も狭く路面は穴ぼこだらけなのでオフロードに強い軽自動車(ジムニーやハスラー、軽トラなど)が最適だと思います。車高を落とした乗用車は腹下を路面に打ち付けるかもしれません。

早く着きすぎたのでひと眠りし、五時過ぎ頃に出発しました。前日に雨が降っていたのか、ヒンヤリジメジメした空気でした。登山道もぬかるみ気味でした。

苗場山祓川コースは山頂直下まで、ほとんどが樹林帯区間になります。勾配も比較的緩やかです。ただし土路面と大小の岩が敷き詰められた路面が交互にやってくるような変化があります。

とはいえ樹林帯で景観もほとんど望めず、かつ変化が少ない登山道でした。木々の隙間から下界を見張らせる個所はありますが、当日はガスり気味でした。あまり遠景は楽しめませんでしたね。

出発するとまずは和田小屋まで行くことになります。2ルートあり、駐車場わきの登山道を入り登っていくルートと、舗装された車道を歩いていくルートの2パターンです。自分は登りは登山道、下りは舗装路を歩きました。特に意味はありません。どちらのルートを選んでも途中で舗装路に合流して和田小屋に行くのでお好みで。

駐車場から標高200mくらい登って和田小屋に着くとそこはスキー場のゲレンデの末端になります。登山届受付ポストがあるので投函。ゲレンデ内にはロープでルート指定があるので迷うことはないと思います。ちなみに和田小屋にはかなり水量豊富な水場(靴洗いまで可能)があり、自販機もありました。登山前の水分最終調達に利用可能です。

ゲレンデを歩きだしますが、特にゲレンデを直登するわけではなく、すぐに脇にそれて普通の登山道になります。雨の後のぬかるみはかなりひどく、川のようになっている箇所も多かったです。勾配は前述のとおり緩やかですが、木の根がむき出しになっているところや岩がごろごろしている箇所が多くあります。また、全体的には緩やかとはいえ、手も使った方が良いような急な岩場も何か所かあります。ぬかるんだ後は岩が泥で滑りやすいので注意です。浮石はそれほど多くなかった印象です。登山道は全体的にしっかり整備されていて明瞭、迷うような個所もありませんでした。

神楽ヶ峰に着くまでは特に目を引くようなものは無し。花もほとんど咲いていませんでした。途中、下ノ芝、中ノ芝、上ノ芝と休憩スポットが出てきます。どれもベンチがありますので昼食や休憩に使いやすいかなおと思います。

道中はほとんど風がありませんでした。ガスっぽかったのでひんやりとはするので暑くはありませんでしたが・・・。

上ノ芝、小松原分岐を過ぎるとすぐに股スリ岩という大きな岩があります。高さはありますが慎重にいけば大したことはありません。登り時は下る、下り時は登る形になります。

股スリ岩を抜けると間もなく、神楽ヶ峰という前ピークになります。少し急な斜面をトラバースしていく形で歩きます。当日はアザミが咲き乱れていました。このあたりから花の種類や数が増えてきます。

神楽ヶ峰をパスすると今度は下り基調になります。下っている途中に雷清水という水場があります。茶こしが置いてあるので、それでごみをとりながら給水してくれということでしょうか。冷たく、とてもおいしかったです。ボトルに満水補給して鞍部へ。

神楽ヶ峰と苗場山の間の鞍部はお花畑になっています。ハクサンフウロやタカネナデシコ、ウスユキソウ、トリカブト。。見ることができた中ではミヤマシャジンやタカネナデシコが特に好きですが花期は終わりかけですね。

そして苗場山へ登り返し。ここが最も急登になる区間です。それまでの緩やかな感じとは全然異なります。岩をよじ登る個所も出てきますが、手を積極的に使う感じで登っていけば問題ありませんでした。テーブルマウンテンの崖をジグザグに登っていくルートなので、人によっては少し高度感を感じるかも。路面はしっかりしてるので、踏み外したら崖下真っ逆さま・・・なんていう場所はないです。

ひーこら登ってると突然斜度が緩やかになります。というか斜度がなくなります。木道を少し歩き進めると、山頂とは思えない広大な湿原地帯がお目見えです。池塘があり、幾筋も木道が走っている様は尾瀬の湿原のようです。ほとんど平坦な木道を進んでいくと、わずかばかりに高度があがり樹林に囲まれた山頂碑が出てきます。

山頂碑の近くには苗場山頂ヒュッテがあります。とてもきれいな小屋で、屋内にこれまたきれいなお手洗いがあります。管理人さんに断りを入れて、使用料100円を支払って利用させていただきました。

ヒュッテ脇のベンチで軽く行動食をつまみながら休憩したあとは、山頂をしばし散策。ケルンがあったり。木道があるので登山道自体を外れることはそうそうないと思いますが、赤湯に降りるルートなどの分岐があるので、そのあたりは間違えないようにしないとですね。

下山は来た道を戻ります。お花畑を再度眺めながら神楽ヶ峰へ登り返し、雷清水で再度給水をし、神楽ヶ峰・股スリ岩を越えます。股スリ岩を越えるとそのあとは特に楽しいアトラクションがあるわけでもなく、単調なガスり気味な樹林帯ロードをひたすらおります。

お盆なので大勢すれ違うと思いましたが、案外人もまばらでした。みんな北アとか行ってるんでしょうかね。

標高1400m辺りまで降りると和田小屋になります。水場で靴を洗わせてもらい、チップ代わりに自販機でコーヒーを買い、アスファルト路面を歩いて駐車場に帰還。

帰り道は国道17号線に出て、右折(群馬方面)して1kmくらい走ると道の駅と、街道の湯という日帰り温泉施設があります。汗を流して、道の駅でラーメンともつ煮をいただいて岐路に就きました。

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フォトギャラリー:65枚

駐車場わきのトイレは洋式でした

駐車場(朝五時くらいの様子)

登山道はぬかるみ気味

最初に登山道に入ってもしばらくすると舗装道に合流。そのまま和田小屋へ

背中を日光に照らされながら登ります

登山口

和田小屋

岩がごろごろする箇所も多い

アカモノ

下ノ芝

下ノ芝という名前がついているが特に目立った景色があるわけでも・・・

中ノ芝

上ノ芝

顕彰の碑というものがありました。

小松原分岐

分岐を過ぎるとすぐに股スリ岩が出てきます。

下から見るとこんな感じ。登るときより下る方が難しいかも。でも足元をしっかり見れば大丈夫。

稜線歩き

アザミが群生してました

神楽ヶ峰

地味な感じ。。

シモツケソウ

アカモノ

苗場山頂はガスってました。この日は薄くなったり濃くなったりを繰り返すばかりで、きれいに晴れてはくれませんでした。

雷清水

ミヤマシャジン。
好きな花ですが終わりかけで・・・

タカネナデシコ。
こちらも・・・

ハクサンフウロ・・・ですよね?

ウスユキソウ?

三俣方面の谷

登り返します。

木道がところどころに。

結構急ですが、急登で登るのは100mちょっとくらいなので・・・

急登を上り詰めると急に視界が開ける気配

山頂の湿原

池塘が点在していました

木道は幾筋も分岐しています

広いですね・・・

山頂碑

苗場山頂ヒュッテ

ヒュッテ脇の休憩スペース

三角点

ケルン

日本海方面はきれいな青空なのに反対側はガスりまくり

下ります。
下るときはひょいひょいとあっという間に鞍部に達します

神楽ヶ峰方面。ずっとガスの通り道になっています。

神楽ヶ峰を登り返して振り返ってもガスり気味。

トリカブト

ずっとガス

和田小屋の水場。靴も洗えます。

和田小屋のあとは車道を通って駐車場へ。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 帽子
グローブ サングラス 地図 コンパス 腕時計 カメラ
ツエルト 健康保険証 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 行動食 トレッキングポール
GPS機器 ストーブ 燃料 クッカー

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登った山

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