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秘境の山「未丈ヶ岳」

未丈ヶ岳( 上信越)

パーティ: 2人 (スーさん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

すこぶる快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 国道17号で月夜野まで
関越道で湯沢まで
再び17号で小出まで
国道352号で奥只見シルバーライントンネル半ばの
泣沢避難所よりシャッターを開けて外の駐車場ヘ

この登山記録の行程

【車移動】
            自宅     2:50
  6:00     泣沢登山口
【山歩き】      
           泣沢登山口   6:15
 6:51     三つ又登山口
 7:50   974m小ピーク  7:59
 8:05     松の木ダオ
 9:46    未丈ヶ岳山頂   9:59
10:00     山頂下草原  10:45
10:51    未丈ヶ山山頂  11:00
11:50     松の木ダオ
11:58   974m小ピーク 12:05
13:21    第二渡渉点
13:30    泣沢登山口
【車移動】
         泣沢登山口   13:45
 14:02  大湯温泉
       大湯温泉(ユピア) 14:02
           入浴料金    500円
     登山口からの距離       9.3km
       〃   時間       15分
 17:50   自宅

コース

総距離
約10.8km
累積標高差
上り約1,239m
下り約1,239m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 今回も週末台風が接近していて新潟県側の天気が良いので新潟へ、今年以前より再度登って見たい山の一つですが、歩行距離が長いので俺たちの卒業山歩きと決めてマイナーな「未丈ヶ岳」へ向かいます、行は関越トンネルだけを高速で、帰りは時間が遅くなるので小出より月夜野までで後は一般道で帰りました。

シルバーライントンネルの泣沢待避場よりシャッターを開けて表に出て登山ポストのある最終広場に車を止め、先に「横浜ナンバー」の車が一台、夫婦で先に歩きだしました。
 最初の難関は沢の渡渉です、気の抜けない沢渡渉が3か所あり、岩は滑るし飛び石は水没ロープとかありましたので落ちないで渡渉完了、
 
 赤い鉄橋(三つ又登山口)を渡り尾根に取り付きます、松の並木状になったやせ尾根を登り、枯れ木の台地が見えていたのでこれが「974Mピーク」と思っていましたがさらに5分ほど先に供養塔があり三角点のある本物の「974Mピーク」に到着して小休止、やせ尾根登りで振り返れば越後三山の駒ヶ岳と中の岳がズーと見えています、その脇には荒沢岳もすごい眺めです、

 降り切った鞍部が「松の木ダオ」ここからブナ林の急登尾根に取り付きますが、昔崩落登山路はそのまま登山路に変わってトラバース気味の道が多く、又、根っ子が崖側に張り出して乗ってしまって滑れば生きて帰還はないですね、倒木も登山路をふさいでいる所もあり登りづらさは天下一品、行けども行けども急登を登って最後の尖がりを登ると見慣れた山頂と草原分岐(道標はない)にここより1分足らずで待望の山頂へ、浅草岳、守門岳、もちろん越後三山の2山と荒沢岳、燧ヶ岳から日光白根山、会津駒、平ヶ岳、会津朝日岳、荒海山、飯豊山、弥彦、角田、米山など解かる山は上げてみました、

山頂草原に向かい草原で休息休憩を取った後再び山頂へ行って別れの展望を見てから急下り下山に入りました、

 バランス感覚が落ちているので神経を使い、崩れ落ちた尾根のトラバースなどでピッチは上がりません、慎重に降って行きましたが、俺にアクシデント発生、段差の大きいい下りで太腿の攣りが発生し、痛くて歩けなくなり、休み休み下山「松の木ダオ」へ降りきる手前で発生、段差の大きい所では必ず発生しどうにか登山口に到着・・・命拾いした「未丈ヶ岳卒業」山歩き(この日は10名ほどの登山者ですが俺達が最高年齢、)でした。

 年を取ると山が遠く(高く)なると言っていた早池峰山頂避難小屋番の方の一言が思い出された一日でした。

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フォトギャラリー:67枚

奥只見シルバーライントンネル内の
泣沢待避場所にあるシャッターを開けます

開けると明るい
広場が(駐車場です)
細いわだちの道を奥へ進むと
登山ポストと駐車場(狭いですが)が現れます

登山路を下り出してすぐに渡渉点の沢に降ります
ここが一番滑りやすい石でした

登山路の木に
スコップが下げてあります(雪用のデポかな)

二つ目の渡渉点です
ロープにつかまって
岩よりまたいでヘリにわたります

最後の難関渡渉点の降りは
鎖で降り、渡ってから鎖で登り返します

一番沢幅のある、水が豊富な渡渉点です
飛び石に渡りますが、石は水の中
靴はもう水の中へ(防水性の靴限定・・・防水クリーム縫ってあるから大丈夫)

鉄橋より沢のきれいな淵を眺めます・・・鉄橋途中より

渡ってきた赤い鉄橋です
ここが三つ又登山口となります
後は尾根歩きです

所々に色ずきが見られます

松の廊下
松が点々と生えているやせ尾根歩き

この尾根より振り返れば
徐々に越後三山の一角が現れます
これは荒沢岳でしょうか

白いやせ尾根と松
この景色は覚えていて懐かしい松の廊下です

滑ることは無いので鹿さんの足跡を見ながら登ります

真っ青な空・・・新潟は好天です
松の廊下の松は必ず写真に入るほど多いいです

振り返れば
でっかい越後駒ヶ岳が見え始めました

松の廊下を太陽へ向かって登ります

高度が上がると
まさに展望は抜群
中ノ岳と越後駒ヶ岳(大湯温泉に入っていた人は皆駒ヶ岳登頂者でした)

青空に一本のススキを雲と一緒に
風がなく、気温も上がり暑い登りです

松の廊下より先の稜線に見えていた枯れ木
ここが「小ピーク」と思って目指しましたがガッカリ

枯れ木の稜線の先を歩くこと5分で
「974m小ピーク」ピークに、変わった三角点

「974m小ピーク」より
紅葉越しに荒沢岳

未丈ヶ岳稜線の雲がお日様により輝いています
紅葉は逆光できれいに見えませが

休息中も熱いので?
姉さんかぶりの妻と中ノ岳と越後駒ヶ岳

準備が終わっていない俺を追いて
「松の木ダオ」の奈落の底へ向かって降りだす妻

周りの樹木に変化が
松からブナに変わってきました
台風の影響でしょう倒木が道をふさいでいます

登山路にも紅葉が目立ってきました
崩落した脇が登山路となっています

青と黄

見上げればまだピーク越えは幾つもある急登尾根登り
先に待っているのは赤い紅葉・・逆光で綺麗に撮れない

急登尾根の時々出る見晴より
振り返って
黄葉樹と越後三山の内の2山+荒沢岳

黄色のトンネルで

隣の稜線より高いところを歩くようになり
鬼ヶ面山稜線の先に浅草岳・・・紅葉が見えます
その隣には守門岳

未丈ヶ岳稜線下の紅葉が見事な岩ピーク

未丈ヶ岳の紅葉です
いい時期の登ってきました

その先には尾瀬の燧ヶ岳が頭を持ち上げています

相変わらずの貫禄の越後三山

彩の尾根稜線を登って来る妻

まだ、ひとピーク越さないと思っていたら
あっけなく山頂に着きます、
そう言えば以前もそうだった

山頂は本日の初登頂者の二人だけの世界です
燧ヶ岳と日光白根山

でーんと構える
中ノ岳と越後駒ヶ岳

登頂記念に・・・もう来ることは無いと思っている

ヤッタネ
人生最後と思っている未丈ヶ岳の山頂を踏んでいます
バランス感覚衰えが命取りとなる山とも思っています

崩落直後に登った時と同じ
三角点と影絵
ブナの急登尾根登山路は自然の成行きのままですね
(登山口の一部を除いてコース全般に下草刈りはされています)

ここを見なかったら未丈ヶ岳の登ったことにはなりませんね?自己流
東山頂下に広がる草原

草紅葉草原より新潟、福島秘境の山並みを見ながら大休止

草紅葉草原と
奥に桧枝岐の山並み(中門岳、会津駒ヶ岳)

今日は気温が上がり暑い
久々に汗びっしょり

草原の穂と飯豊山のアップ
腰を下ろしたまま写しています

未丈ヶ岳の山頂です
後続のトレラン風の新潟県民が一人着きました

足元から草原下を見ます
色ずき初めかな

草原の彩
草紅葉、まだ緑の芝
紅葉パッチワーク

座ったままで展望写真撮りまくる
左より
守門、上に飯豊、下に田子倉湖、荒海、

草原のパッチワークと
荒海山から会津朝日岳迄
下には奥只見湖

草原での幸福なひと時

尾瀬と日光の山
白根山、燧ヶ岳

草原に横たわるひと時
この奥の方に横浜から御見へになった御夫婦が休んでいます

会津朝日岳のアップです

丸山スキー場上の稜線は
中門岳と会津駒ヶ岳

再び山頂へ
最後のお別れの挨拶を
単独者と3人組がいました

山頂からの展望を
駒ヶ岳の右わきに見えるのは北アルプス、頸城山脈?

荒沢岳、兎岳から中ノ岳稜線と越後駒ヶ岳

越後三山を正面に紅葉の登山路を下り出します
単独者とスライド

紅葉パッチワーク稜線と鬼ヶ面と浅草岳
鬼ヶ面左端には、弥彦と角田山
右には粟ヶ岳かな?

順光になり肉眼では綺麗に見えるのだが
レンズの眼を通すとやっぱりきれいですね
下山は急すぎて写真は撮りませんでした

下山時の「974m小ピーク」辛い下山が始まってしまいました
「松の木のダオ」付近より太ももを攣ってしまい休み休みの下山です

最後の難関
渡渉が待っています
一つ目渡渉後鎖登りに備えて沢沿いで一人休息冷たい沢水飲んでね!

大きな段差がなければ攣ることは無かったので
渡渉後はスムーズに下山
ポスト脇に一台止まっています
又、シャッター前広場にも3台止まっています
本日はこれだけ登山者が秘境の未丈ヶ岳登っていました

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス 腕時計 カメラ ナイフ ホイッスル
虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 トレッキングポール
ライター

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登った山

未丈ヶ岳

未丈ヶ岳

1,553m

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よく似たコース

未丈ヶ岳 新潟県

山頂に雪田と展望が待つ尾根歩きの山

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
7時間50分
難易度
★★
コース定数
29
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