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無雪期登山
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北岳【百名山】・間ノ岳【百名山】▶湯めみの丘 北岳・間ノ岳(南アルプス)
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masa.a さん

この登山記録の行程

広河原(06:20)・・・大樺沢二俣(07:46)[休憩 5分]・・・小太郎尾根分岐(09:17)・・・北岳肩ノ小屋(09:44)[休憩 15分]・・・北岳(10:40)・・・北岳山荘(11:30)[休憩 5分]・・・中白峰(11:59)・・・間ノ岳(12:37)[休憩 3分]・・・中白峰(13:12)・・・北岳山荘(13:36)[休憩 3分]・・・八本歯のコル(14:29)[休憩 1分]・・・大樺沢二俣(15:20)・・・広河原(16:19)

総距離 約18.0km 累積標高差 上り:約2,518m
下り:約2,518m
コースタイム 標準:14時間50分
自己:9時間27分
コースタイム倍率 0.64
数年前から北岳に登ろうとずっと画策してましたが、日程や天候、敷居の高さなどで、なかなか実現できませんでした。
今回ようやく実現の運びとなりましたが、北岳だけの日帰りにするのか、間ノ岳とあわせて山中一泊とするのか等々、迷った挙げ句、せっかくだから近年トレランで鍛えた脚力を試してみようとうことを思い立ち、北岳と間ノ岳の両座の山頂を日帰りで踏むことに挑戦しました。
事前の計画で時間効率を重視し、大樺沢を登り二俣から右俣コースで肩ノ小屋経由で北岳に登頂、北岳山荘から間ノ岳の間をピストンし、北岳山荘からトラバース道で八本歯ノコルへ抜け、左俣コースを下るルートを考えました。
このコースだと標準コースタイムが14時間50分で、70%のタイムレートで歩くと10時間23分となります。始発のバスが広河原に着くのが6時15分で、最終のバスが広河原を出るのが16時40分ですので、使える時間は10時間25分であり、計算上ピッタリとなります。過去の実績や、直近の仙丈ヶ岳のタイムレートが57%だったことから、頑張れば60%~65%ぐらいで歩けるだろうということで、この計画に決定しました。
実際に歩いた結果ですが、肩ノ小屋の登りまでに稼いだ25分を、管理人の森本さんとの談笑と北岳への最後の登りで失い、北岳山荘を出発する時点で5分遅れでした。
そこで、北岳山荘に荷物をデポすることを決心し、チョコとペットボトルとスマホと地図以外の荷物を全てデポし、ほぼ空荷で間ノ岳までをピストンしました。
これでかなり時間を稼げるだろうとの見通しは甘く、高山の空気の薄さに阻まれて歩行速度は上がらず、北岳山荘に戻ってきた時点で2分遅れでした。(それでも標準3時間のところを2時間6分です。)
気合を入れ直して八本歯ノコルに向かうも、予想外の登り返しに息がはずみ、高所恐怖症の天敵である丸太組の桟橋に足がすくみ、なかなか思うように前に進みませんでした。最後に八本歯ノコルに降りる丸太梯子では目がくらみました。高さが10m以上あります。
八本歯ノコルでも2分遅れでしたが、さすがにここからの下りは早く降りられるだろうとの楽観も、またまた甘く、丸太組の梯子が延々と続き、場所によっては後ろ向きに降りることを強いられ、かなり苦労しました。左俣コースの後半はなんとか速度が上がり、標準の64%で八本歯ノコル~二俣間を下り、15時20分に二俣に到着し、3分の早着となりました。
絶対に16時40分のバスに間に合わせるべく、さらにここから気合を入れ直し、ほぼトレランで標準×50%の55分で二俣~広河原を下り、20分以上の余裕を残してなんとか無事に広河原に到着しました。全体では休憩時間も含めて、コースタイムの67%で歩いた結果となりました。
二俣~広河原間で最終バスに間に合いそうにない人を4人抜きました。(タクシーはあるのかな?)あと、広河原まで残り10分程度の場所(白根御池分岐の下部)でバスに間に合わない不安におののく女の子に「間に合いますか~?」と声をかけられました。まだ25分あったので、「だいじょうぶですよ~。」とやさしく声をかけておきました(笑)。無茶な計画をしている人が自分以外にもいるものです。
てんくらはAでしたが、甲府側は残念ながら完全にガスの中で、富士山等は望めませんでした。けれども、西側はほぼ晴れており、南アルプスの核心部の素晴らしい景色を存分に楽しむことができました。特に、中白根山から眺める北岳と赤石山脈の主稜線が素晴らしかったです。肩ノ小屋の森本さんの話によると、7日の朝は20m以上の強風が吹いていて、山行にならなかったそうなので、この日に行って正解だったと思います。
かなり無謀な計画でしたが、頑張れば自分でもここまでできるんだと思うと非常に感慨深い山行となりました。
今後の大目標は、甲斐駒の黒戸尾根日帰りと奥穂高の白出沢ルート日帰りと定めました!
最後に、ちゃんと普段からトレーニングして鍛えていないのに、安易にこの計画の模倣をしないでください。遭難します。自分は月間100キロランニングし、トレランも月に2回は走って鍛えているつもりです、あしからず。

【湯めみの丘】
 泉質:ナトリウム-塩化物(低張性アルカリ性高温泉)
    すべて掛け流し
 泉温:44.3℃
 料金:700円
 営業時間:通年 10:00~22:00
 定休日:無休
 駐車場:100台
 住所:山梨県甲斐市下今井2361-11

登山中の画像
登山画像
野呂川を渡る吊橋です。まさに北岳へのプロロー…
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野呂川です。もうこのあたりもかなり紅葉してま…
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広河原山荘。ウッディですね。
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白根御池分岐を過ぎて大樺沢を登って行くと、沢…
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大樺沢の中程の紅葉。広河原まで1時間30分となっ…
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大樺沢。山頂のガスがかなり取れてきました。
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大樺沢の中程
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大樺沢。二俣が近づいてくると紅葉が綺麗になっ…
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二俣に近づくと山頂にまたガスが
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二俣から北岳山頂を望む
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二俣。後方は鳳凰山。
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右俣コース
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白根御池(草すべりコース)への分岐
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小太郎尾根分岐から望む甲斐駒ケ岳
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小太郎尾根分岐
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小太郎尾根分岐から望む仙丈ヶ岳。すごい迫力で…
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小太郎尾根の稜線上から望む仙丈ヶ岳と野呂川の…
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小太郎尾根の稜線。この岩山を超えると肩ノ小屋…
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小太郎尾根の稜線上から望む甲斐駒ケ岳
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小太郎尾根の稜線上から望む仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ…
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肩ノ小屋と北岳山頂
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肩ノ小屋。管理人の森本さんにコーヒーを御馳走…
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肩ノ小屋と甲斐駒ケ岳
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中白根沢ノ頭への分岐から望む肩ノ小屋
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中白根沢ノ頭への分岐から望む仙丈ヶ岳
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ついに山頂が見えてきました!
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三等三角点「白根岳」。標高は3192.18m。なので2…
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北岳山頂。現在では標高3193mです。三角点より80…
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北岳の山頂と仙丈ヶ岳
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北岳山荘へ向かって下山開始し、山頂を振り返る。
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間ノ岳への稜線と間ノ岳
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池山吊尾根分岐
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トラバース道への分岐
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左俣沢を望む
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北岳山荘。ここにザックをデポ。
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北岳山荘から北岳を望む
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中白根山山頂
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中白根山山頂から望む間ノ岳
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間ノ岳のガスがかなり取れてきました
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赤石山脈の稜線
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間ノ岳の山頂が近づいてきました!
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三等三角点「相ノ岳」。標高は3189.13mです。
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間ノ岳山頂。間ノ岳も2014年に標高が改定されて3…
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間ノ岳から望む農鳥岳。いつかは行けるかな?
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間ノ岳から望む北岳
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間ノ岳を振り返る
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間ノ岳~中白根山の稜線
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間ノ岳~中白根山の稜線
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中白根山から望む間ノ岳
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中白根山から望む北岳
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中白根山山腹から望む北岳。素晴らしいの一言。
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北岳山荘近傍のトラバース道への入口
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トラバース道の核心部。丸太の桟橋や梯子が続き…
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かなり切り立っていて高度感があり、怖いです。
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八本歯ノコルへ下る池山吊尾根の岩のゴロゴロし…
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八本歯ノコルへ下る最後のなが~い梯子
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八本歯ノコル
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大樺沢は水量が豊富でした。このとき時間は15時5…
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白根御池分岐に戻ってきました。16時6分です。
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16時19分に広河原に無事到着です。
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、熊鈴・熊除けスプレー、ロールペーパー、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール、GPS機器、ライター
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    19年02月07日(木)

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