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巻機山

巻機山( 上信越)

パーティ: 1人 (もた さん )

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行程・コース

天候

快晴で稜線上では弱風。昼前頃に山頂部にガスが湧き始めました。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 桜坂駐車場にマイカーで乗り入れ。朝4時半頃に到着した段階で駐車場はほぼ満車状態でした。車中泊の方が多かったと思われます。帰るときには桜坂駐車場へ続く細い道の路肩に多数の車が止まっていました。路肩駐車も駐車場内に駐車した場合と同様に駐車料金500円がかかるようです(出庫時に係員に支払う形)。

この登山記録の行程

0545 桜坂駐車場出発
0600 井戸尾根登山道登山口
0755 ニセ巻機山
0800 巻機山避難小屋
0815 巻機山山頂碑
0835 割引岳山頂
0855 巻機山山頂碑通過
0900 巻機山御機屋(巻機山最高地点)
0915 牛ヶ岳(山頂に気づかずスルー)
0920 稜線を下り始める直前地点で展望撮影
0925 牛ヶ岳山頂
0935 巻機山御機屋(巻機山最高地点)
0945 巻機山山頂碑
1000 巻機山避難小屋
1200 井戸尾根登山道登山口
1210 駐車場帰着

コース

総距離
約14.2km
累積標高差
上り約1,721m
下り約1,721m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

もっともポピュラーな桜坂駐車場起点の井戸尾根コースで登ってきました。巻機山を構成する本峰(御機屋)、割引岳(われめきだけ)、牛ヶ岳をすべて回ってみました。ざっくり表現するとすれば御機屋=最高峰、割引岳=中越方面の平野や日本海への展望が素晴らしいピーク、牛ヶ岳=奥只見や奥利根方面などへ通じる稜線や山岳の景色が楽しめるピークといったところです。ただし牛ヶ岳は御機屋同様に顕著なピークではなく、山頂標識も読み取れないほど劣化しているので、三角点を注意して見過ごさないように宙が必要です。

朝は4時半頃に桜坂駐車場へ乗り入れし、すでに満車気味の中に空いているところを見つけて滑り込み。5時半ころまで仮眠をとって身支度を整えて出発。結構冷え込んでいましたので、最初はフリースを着ていましたが、登山開始しばらくして暑くなり脱ぎました。結局夏山と同じ格好に。。

巻機山はなだらかで、幅も広い樹林帯の登山道が6合目を過ぎるあたりまでずっと続いていき、森林限界を超えたあたりで、稜線を含めて木道や階段の割合が増えるというのが基本的構成だと感じました。岩場や難所、急登と呼べるような急勾配区間は無く、高度感も感じませんでした。

朝一に出発したので地形的にずっと日陰だったのですが、7合目手前あたりで真正面から太陽が突然顔を出してまぶしい思いをしました(笑 

まぶしさを我慢しつつ、ニセ巻機山に登る稜線に出るとここでようやく巻機山の主稜線が視界に入ります。樹林帯歩きの時から目の前にピークは見えているのですがそれはニセ巻機山です。とはいえこのピークで9合目。一旦下ってからの登り返しが待っていますので、山頂まではずいぶん長く感じます。斜度が緩いのが救い?w

ニセ巻機から先はいったん下り道になり、最下点に到達すると巻機山避難小屋があります。トイレあり。

避難小屋を通り過ぎて、緩やかな登り返しを経て稜線に出ると真正面に巻機山山頂の碑が突然お目見えしてきます。広場になっているので、休憩するならここか、御機屋周辺か割引岳山頂のどれかですね。牛ヶ岳はピークがわかりにくいうえに、登山道途中にポツンと山頂があるだけなので狭く、休憩には向かないと思います。

自分はここから左折して割引岳に向かいました。尾根をトラバースしていくように歩きます。いったん下りからの登り返しですが、それほど標高差があるわけではないです。右手には越後三山の威容が間近に見えます。日本海側から順に八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳の順に整列しています。三山の山頂部は少しガスり気味でしたが見ごたえ抜群でした。八海山の八ツ峰はやっぱりえぐい形してますね。。。

霜の張った木道で滑って尻餅をつきながらも割引岳に到着すると、おそらく3つのピークの中で最も素晴らしい景色が待っていました。正面には日本海や南魚沼~長岡へ至る平野、遠くには妙高山や火打山、背後には谷川連峰、そんで越後三山や苗場山などの山々がよく見えました。

割引岳を後にしてきた道を戻り、巻機山山頂碑を通過して、多少のアップダウンがあるもののほとんど平坦な稜線を気持ちよく歩きつつ御機屋へ。ここが巻機山の最高点らしい。ケルンが置いてあるのですぐにわかると思います。少し広いスペースになっているので、巻機山の穏やかな稜線を眺めながら休憩するにもよさそう。

さらに奥の牛ヶ岳方面へ向かいました。再度霜の張った木道でこけてから、なだらかな稜線をわずかに上り下りして牛ヶ岳へ到着・・・とおもったのにピークの標識がない?このまま進むと稜線を降りちゃうぞ?と思ったら周りにいた人も同じ考えだったらしく、ここでGPSを確認。なんと牛ヶ岳の山頂をスルーしていた模様。

とはいえ展望が良かったのでしばし景色をその場で楽しんで、引き返しました。注意深く足元を探していると、ありました三角点。その横に文字がもう見えなくなっている山頂碑だった何かがww何はともあれ三峰はすべて登頂。

御機屋、巻機山山頂碑の前を通過して下山開始。続々と登ってくる登山者と頻繁にすれ違いつつ、巻機山の稜線を楽しみました。樹林帯に入ってからは展望はなくなってしまうので淡々と歩き続け、桜坂駐車場まで戻りました。

撤収後は南魚沼の街中にある温泉施設「湯らりや」で汗を流して帰宅しました。

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フォトギャラリー:67枚

出発時。
朝5時半頃でこの盛況っぷり。

道なりに歩いていき、一番奥から登山道につながります。

すぐに井戸尾根コース(一般向け)と沢登コース(上級者向け)の分岐。

井戸尾根コース方面へ行くと、すぐに登山口があります。

こんな感じの道

段々と明るくなってきます。

間もなく正面方向にピークが見えてきますが、これはニセ巻機山

ニセ巻機の脇には割引岳が日に照らされていました。

頭上の木が徐々になくなってきます

後を見返すと南魚沼方面へ展望が。標高が上がるにつれどんどん展望がよくなっていきます。

7合目のあたりでは樹林帯を完全に抜けます。正面からご来光・・・まぶしいw

ニセ巻機山が徐々に近く

階段が多いです。

草紅葉と青空のコントラストは素敵

稜線に立つとようやく巻機山がお目見え。正面の一番高いところが御機屋。

ここから稜線歩きです。風が通って涼しい(停滞すると少し寒いくらい)

目の前にニセ巻機のピークと割引岳

稜線のコントラストがくっきり

ニセ巻機山のピーク。ここで9合目

ニセ巻機山からはいったん下りに入ります。とはいえ大した高度ロスではありませんし、登り返しもそれほど急じゃないですね。

下りきると避難小屋があります。

そして笹原の中を登り返します。

この山の階段は少しきつい感じでした。歩幅が自分にはよく合わず・・・。

登りきると山頂碑。なのですが、ここは最高地点ではありません。

最高地点の御機屋に行く前に割引岳へ向かいます。木道が傾いていて、日蔭は霜が降りてて滑りやすいです。

割引岳への登り返し。

割引岳山頂。景色は抜群です。

越後三山

平野方面

御機屋方面

黒岩峰方面

そして戻ります。

今度は最高地点の御機屋へ向かいます。ここから先はほとんど高低差がありません。

草紅葉がきれい

広い湿地の稜線。池塘もあります。

御機屋のケルン

牛ヶ岳へ向かいます。広い稜線ですねぇ

割引岳。ふもとからも目立つピーク。御機屋や牛ヶ岳はなだらかすぎてあまり目立たないですね。

ここまで来てしまうと下りになります。牛ヶ岳のピークに気づかずスルーしてしまったようで。でも展望はピークよりも良いかも。

少し戻るとありました。山頂はここ。

戻ります。

御機屋まで戻ってくると人がいっぱいいました。

気持ちよい。

巻機山山頂碑の広場。人が結構多くなっていました

下り始めるとすれ違いが非常に多いw

ガスり始めました。いいタイミングで登頂、下山開始できたと思う。

ニセ巻機山への登り返し

通過

振り返るともくもくと・・・

稜線から降りるので見納め。

登るときは日陰だったので気づかなかったけど紅葉の赤が鮮やかです。

樹林帯に入ると落ち葉だらけ

登山口

駐車場がさらにあふれていました・・・

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
腕時計 カメラ ツエルト 健康保険証 熊鈴・ベアスプレー 非常食
行動食 トレッキングポール GPS機器

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登った山

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1,967m

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