大福山~梅ヶ瀬渓谷~養老渓谷~粟又の滝
上総大久保駅、養老の森、大福山、日高邸跡、梅ヶ瀬渓谷、養老渓谷、中瀬遊歩道、弘文洞跡、粟又の滝、滝見苑、上総中野駅( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
上総大久保駅、養老の森、大福山、日高邸跡、梅ヶ瀬渓谷、養老渓谷、中瀬遊歩道、弘文洞跡、粟又の滝、滝見苑、上総中野駅( 関東)
パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )
曇り時々晴れ
電車
その他:
往路:武蔵小山5:07→東急目黒線→目黒5:10~14→山手線→東京5:33~42→総武線快速→千葉6:20~32→内房線→五井6:48~7:03→小湊鐵道→上総大久保8:08
復路:粟又ノ滝13:37→小湊バス(季節運行)→上総中野13:52~14:04→小湊鐵道→五井15:15~19→内房線快速久里浜行→品川16:32~35→山手線→目黒16:43
上総大久保駅8:12→山道入口8:18→林道月崎大久保線8:31→養老の森8:41→上古屋敷(養老渓谷駅から道に合流)9:00→大福山展望台9:06→白鳥神社(大福山山頂292m)9:13→東屋(梅ヶ瀬渓谷下降点292m)9:16~25→梅ヶ瀬渓谷三叉路9:35→日高邸跡9:39→駐車場10:12→女ヶ倉(大福山/梅ヶ瀬渓谷分岐)10:15→宝衛橋10:28→白鳥橋10:38→養老温泉郷10:41→観音橋/中瀬遊歩道入口10:43→中瀬キャンプ場10:48→弘文洞跡10:51→共栄橋10:58→弘文洞入口バス停11:02→旧道入口11:05→老川十字路/道の駅11:17→滝めぐり遊歩道入口11:36→粟又ノ滝11:59→滝見苑/粟又ノ滝バス停12:07
合計3時間55分
11月3日(土)は、分県別登山ガイド『千葉県の山』の最初に載っている養老渓谷と梅ヶ瀬渓谷を2つ繋いで粟又の滝まで縦走して来ました!
このコースは山らしい山もなく体力的には楽なんですが、距離だけは半端なくあるので、時間がしんどい場合は、養老渓谷の中瀬遊歩道を出た後、最寄りのバス停から粟又の滝までバスを使ってしまうのも手かもしれません。バスは1時間に1本あります。大福山〜梅ヶ瀬渓谷の標準コースタイムが3時間40分だから、8時10分頃スタートだと多少早足で12時半か13時半のバスには間に合うと思います。それで13時か14時に粟又の滝の遊歩道に着いて、13時の場合は1時間かけてまわって、14時の場合は滝だけ見て、その後温泉入って飯食って、16時頃のバスで養老渓谷駅か上総中野駅に戻って、16時半頃の小湊鐵道で帰るのが一般的と思います。
ただ今回は紅葉がまだ始まっていなかったのでバスも温泉もすいていましたが、最盛期にどういう状況になっているか責任は持てません。箱根みたいに乗車拒否はされないと思いますが…。
ということで、うちにある『千葉県の山』は古い2010年度版なので、今の版の養老渓谷駅ではなく上総大久保駅から8時12分スタート!
踏切を渡り、白鳥小学校の看板の前を右折して、戻るように少し進みます。
すると道が右に緩やかに曲がっているところから左に入る山道があるのでそこに入ります。この道は林道月崎大久保線に通じる近道なのですが、かなり荒れているので、そのまま直進して最初から林道を行った方が無難かもしれません。
でもなんとか、荒れた水の流れる蜘蛛の巣だらけの山道をよじ登り、林道に合流。ここから大福山を目指してひたすら長い林道が始まります。
この林道は一旦上りきってから大きく下り、再び上り返すようになっていて、最初上りきったところに養老の森という見晴らしの良い伐採地があります。また下って上り返すあたりからもみじの木が多くなり、まだ青葉でしたが、半月もすると結構な紅葉が楽しめそうです。
そしてさらに進み、右手に民家が見えてくるとすぐ養老渓谷駅から上ってきた林道にぶつかります。ここが上古屋敷の集落で、合流点のすぐそばに、大福山に来た人用の広い駐車場とトイレがあります。
駐車場を過ぎて少し進むと、右手に大福山展望台の入口が出てきます。ここに登らないと大福山に来た意味がないので行ってみると、なんと展望台は老朽化のために立入禁止になっていました。
しょうがないので、上からの展望はこんなものが見えるよというイメージです。
大福山展望台から白鳥山山頂の白鳥神社へは、一旦林道に降りて登り返すのですが、展望台から尾根づたいに行く踏み跡があるので、そっちの方が近いのでそれを行きます。
そして9時13分、上総大久保駅からちょうど1時間で山頂の白鳥神社に到着。でも展望も何もないので、林道に下りて、梅ヶ瀬渓谷に下る分岐にある東屋で休憩します。
休憩終えて立つ時に、今日始めて別の登山者に会いました。あと梅ヶ瀬渓谷にに下る途中にもう1組。大福山~梅ヶ瀬渓谷で出会った登山者はこの2組のみです。
東屋から梅ヶ瀬渓谷までは良く踏まれた登山道が下っていて、何の心配もなく梅ヶ瀬渓谷まで下ることが出来ます。
でも梅ヶ瀬渓谷に降り立ってからが問題!何が問題なのかというと、梅ヶ瀬渓谷は養老渓谷のような会社用の革靴でも歩けそうな遊歩道が整備されているわけではなく、河原の踏み跡に従い流れを何度も飛び石で渡り返しながら進むような、半分沢登りのような場所だから。
たとえば三浦アルプスから二子山に行く時に、少し川の中を歩くじゃないですか。あれが延々と続く感じです。
まあそれでも一度来てるんで、慌てず騒がずまずは渓谷の一番奥にある日高邸跡を目指します。日高邸跡は川の中の一段高くなった広場のような場所で、昔の偉い人がよくまあこんな秘境中の秘境みたいな場所に家を建てたなという感じの場所です。
日高邸跡からとって返し、沢の中の道無き道を下流の出口を目指して進みます。
紅葉になっていると見所満載なんでしょうが、まだなっていないので、なっていないのでただ歩きにくいだけ。
そうしているうちに、耕作放棄された田んぼの跡に出ると渓谷の出口はまもなくで、やがて林道の終点に出て登山者用の駐車場に到着。まだ紅葉シーズンじゃないので駐車場には車が2台停まっているだけでした。
駐車場から林道の出口である女ヶ倉に出たら、とりあえず養老渓谷駅の方へ進みます。そして駅に着く少し前の宝衛橋手前の分岐を折り返すように進み、丘をひとつ越えて養老渓谷のエリアに入ります。
養老渓谷の渓谷沿いにつけられた中瀬遊歩道は、養老温泉郷の観音橋という赤い二重のアーチ状になった橋の少し先に入口があります。橋を渡ると渓谷ではなく山のハイキングコースに行ってしまうので注意!
この道は、梅ヶ瀬渓谷のような沢の中を道なき道を行くようなデンジャラスなものではなく、川の岸につけられた観光客でも問題なく歩けるような遊歩道です。ただ途中何ヵ所も奥武蔵の飯能のドレミファ橋のような川を飛び石づたいに渡るような場所があります。飛び石づたいと言っても大きなコンクリート製のブロックなので危険はありません。
そうしているうちに、川の対岸に養老渓谷一の名勝である弘文洞跡の切り立ったV字谷が見えて来ます。
弘文洞跡を過ぎると間もなく終点の共栄橋で、橋を渡ってトンネルを抜けると、さっきの温泉街の先のバス通りに出ます。弘文洞入口というバス停があります。
ここから粟又ノ滝へは、長い長い車道歩きになります。しかも道は平坦ではなく、丘を2つ越えなくてはならないのでトレイルランナー以外の人にはお勧め出来ません。養老渓谷の遊歩道入口でバスの時間を確認しておいて、それに合わせて出てきて、バスで粟又の滝に向かいましょう。
でも歩けば歩いたでメリットもあり、まず道の随所にバスに乗ったら食べられない手打ち蕎麦屋やら美味しそうなレストランがあります。さらに丘をひとつ越えた老川十字路には大多喜町の道の駅もあり、地元の野菜などを物色出来ます。
ただ老川十字路までに時間を使いすぎると、そこからもうひとつ丘を越えなくてはならないので後が大変になります。
という感じなんですが、今回はなんとかバスを使わずに、粟又ノ滝の滝めぐり遊歩道入口にたどり着きました。
ここはガイドでは水月寺入口を目印にと書いてあるのですが、滝めぐり遊歩道入口の看板の方がはるかにでかくて目立つので、水月寺は忘れて良いと思います。
それから滝めぐり遊歩道という名前ですが、2つある滝の1つの小沢又ノ滝は私有地にあり飲食店に入らないと見られないので、普通の人が見られる滝は粟又ノ滝つだけです。
遊歩道の感じは、先の養老渓谷の中瀬遊歩道とほぼ一緒なのですが、距離がこちらの方が長いので帰りのバスの時間が迫っている場合には注意が必要です。その場合はバス通りを粟又ノ滝バス停まで行ってしまって滝だけ見て帰るということにした方が良いです。
まあともかく遊歩道に下りて、養老川の渓谷の中をひたすら進みます。そしていい加減飽きてきた頃に、ようやく終点の粟又ノ滝に着きます。
粟又ノ滝は茨城の有名な袋田の滝を一回り小さくしたような滝で、幅が広い緩やかなスロープを水が豪快に流れ落ちるのが魅力なんだと思うのですが、今回は水量が少なすぎで迫力はイマイチ。梅雨の頃とか秋の長雨の季節に来ると良かったのかも知れません。
粟又の滝から階段を登ると、本日の終点の粟又ノ滝バス停と温泉入る予定の滝見苑があります。12時7分、上総大久保駅から4時間弱で到着しました!
とりあえずバス停で帰りのバスの時間を確認したら、滝見苑の温泉へ。ここの温泉は観光地なんで1200円とやや高いのですが、タオルセットが着くので手ぶらでも入れます。
泉質は、養老温泉は黒湯だと聞いていたので、黒湯を期待していたのですが、中心地とは源泉が違うのか、うっすらと色がついているような気がしないでもないのですが、ほぼ無色透明のアルカリ泉でした。
さらに滝見苑というぐらいだから粟又ノ滝が見えるのかと思っていたら、まるっきり見えないわけじゃないものの、下の林の間からわずかに見えるだけで、展望を期待しても馬鹿をみます。でもまあコースの終点にあるので、非常に便利な温泉ではあります。
風呂から上がった後、自販機でビールを飲んだ後、下に下りて売店の食堂で昼飯にします。この日食べたのは養老渓谷名物「いのししうどん」です!味噌味のうどんにいのししのツミレみたいなのが入っていました。うどんが手打ちだとさらに良かったんだけど、さすがにそれはなし。
昼飯を食べたら、バスで小湊鐵道の駅まで戻ります。バスは通常の時期は養老渓谷行しかないのですが、紅葉の季節の週末だけ、上総中野行の臨時バスも運行されます。今回は小湊鐵道が1日乗り放題のフリー切符なので、上総中野行に行ってみます。どちらの駅も距離も料金も一緒ぐらいなのですが、上総中野は始発なので、連休で混んでいても席がとりやすいという理由で。
ただ養老渓谷駅に行った場合は無料の足湯があるので、時間の関係で温泉に入れなかった場合は、こちらの方が良いかもしれません。
それで上総中野駅に行ったのですが、着いてから小湊鐵道の車両の中で発車を待っていたら、この駅で乗り継ぎが出来るいすみ鐵道の黄色い電車が入線して来ました!
で、考えたんですが、ここでいすみ鐵道に乗って大原まで行って、大原から外房線の特急で東京まで帰れば、山あり谷あり温泉ありにローカル線を2本加えた、ほぼ完璧な日帰り観光プランが作れるなと!
小湊鐵道 列車時刻表(土曜日・日曜日・祝日)
http://www.kominato.co.jp/train/timeteble/30.3h.html
養老渓谷ハイキングマップ 大多喜町観光協会
http://www.yorokeikoku.com/img/map2017.pdf
上総中野駅~粟又 探勝バス日程表・時刻表(※季節運行)
http://www.town.otaki.chiba.jp/index.cfm/10,10788,c,html/10788/20180330-193252.pdf
「粟又ノ滝」の時刻表/バス乗換案内/路線図/地図 - NAVITIME
https://www.navitime.co.jp/poi?node=00108625
秘境の湯 滝見塩 - 温泉
http://www.takimi.co.jp/spa/
★〈謎の久留里行のバスはこれみたいです。参考までに!〉
久留里・亀山・養老渓谷・上総中野駅をつなぐバス「房総さとやまGO」を運行します - 君津市ホームーページ
http://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/7099.html
※養老渓谷駅から梅ヶ瀬渓谷経由で大福山に登って、そこから尾根伝いを石尊山までへ行って、帰りに七里川温泉に入って、上総亀山か久留里に出るというプランがお勧めかも知れません!
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