行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
電車
その他:
(行き)京王線 高尾山口駅から徒歩
(帰り)陣馬高原下バス停より高尾駅北口行きバス
13:25発のバスには、急行バスの増便が出ました
この登山記録の行程
高尾山口駅(06:46)・・・琵琶滝(07:11)・・・高尾山(07:57)[休憩 8分]・・・大垂水峠分岐(08:24)・・・城山(小仏城山)(08:51)[休憩 24分]・・・景信山(09:55)[休憩 15分]・・・堂所山・・・底沢峠(10:59)・・・明王峠(11:06)・・・奈良子峠(11:13)・・・陣馬山(陣場山)(11:37)[休憩 42分]・・・和田峠(12:32)・・・新道登山口・・・陣馬高原下(13:14)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
快晴の空の下、まだ残っていた晩秋の紅葉を楽しみながら高尾山から陣馬山までミニ縦走してきました。
三連休の予報は晴れ、泊りがけの縦走をする気力もないけれど、じっとしているのも後悔しそう。考えていたいくつかの山は、それぞれ難点が出てきて、ではということで笹尾根の続きをつなぐことにした。
<一足早く高尾山に登って混雑回避>
季節が進み紅葉も降りてきて、どうやら高尾山も紅葉が見頃を迎えているらしい。でもなあ、むちゃくちゃ混みそうだなあ。いったんは笹尾根をつないで高尾山の混雑を避けるために陣馬山から城山まで歩く計画を立てた。だが、自然林が豊かに残っている高尾山は捨てがたいなあ・・それなら観光客が押し寄せる前に登ってしまえばどうだろう?早速時刻表を調べてみると、朝7時前には登り始めることができそう。高尾山は都心からのアクセスが便利で、自宅から1時間半、6:41には高尾山口駅到着だ。
登山する人にとって7時前は早い時間でもないが、それでも高尾山口駅前の人はまばら。大勢の観光客がまだいないだけでも、狙いは当たったようだ。沢沿いの6号路を進むが、前を行く人々を一通り追い越してしまえば、静かな登山道である。谷筋に時折差し込む朝日が、織りなすコントラストも好ましい。
高尾山山頂にもそれなりに人はいるのだけど、混雑からは程遠く、ゆっくりとあたりの紅葉や南面に広がる富士山や丹沢の山並みと向き合える。紅葉も全体的には、今ひとつなのだが、それでも鮮やかに色づいているものがいくつもあって大いに目を楽しませてくれる。意外だったのが、富士山の横に並ぶ丹沢の大室山の秀麗な姿。大室山といえば、別名「富士隠し」。大きく鈍重なイメージだったのだが、高尾山から見る姿はまったく異なる。大山とそれに連なる大山三峰の険しい姿にも心惹かれた。高尾山も修験の山であるが、ここから仰ぎ見る霊峰富士や丹沢の山々の姿は、修験者の想像力と登高意欲を大いにかきたてただろう。大山三峰はまだ登ったことがないのだが、寒くなってきたし、東丹沢にたくさんいるらしいヒルも姿を消しているだろうから、今度登ってみようかな。
<45年ぶり?に陣馬山の白馬と再会>
高尾ー陣場コースの良い点は、都心に近いハイキングコースなので、気楽に歩けるところとピークごとに茶店などがあるところ。今回もストーブとカップ麺を持参したのだが、茶店の店先のテーブルでストーブを使うのが気が引けたし(ご遠慮くださいとの案内もあり)、何よりも暖かいきのこ汁などのメニューは魅力的だ。城山の茶店で、展望を楽しみながら暖かい日差しを浴びて、紅葉の下なめこ汁を美味しく頂戴する。
城山から先は、植林された針葉樹が主体となって景色は面白みに欠くが、峠やピークなどの要所では、標高からは想像できないほど大きな展望が広がる。茶店の周囲などは、カエデなどが赤く染まっている。ああ、今日が穏やかな快晴で本当に良かった。
順調に進んで、昼前には陣場山山頂に到着。大勢のハイカーや家族連れが思い思いに過ごしている。ここの展望は殊更に大きく、丹沢から奥多摩、都心方向など360度の大展望だ(残念ながら陣馬山に到着した頃には富士山は雲に隠れてしまった)。子供の頃、親に連れられて登ったのだが、白い馬の姿は覚えていても、こんなに大きな展望が広がっていたとは。陣馬山が大人気の山である理由に大いに得心がいった。予定よりもかなり早く着いたのだが、大きく広がる展望を愛で、暖かいけんちん汁をいただきながら、のんびり過ごすのもいいかなと考えて、さらに進むのはまたの機会とした。とはいえ、笹尾根をつなぐ観点からぜひ和田峠だけは踏んでおきたいと考え、ちょっと遠回りして、陣馬高原下バス停を舗装された林道沿いに下る。えっちらおっちら登ってくる自転車ランナーに、心の中で声援を送りながら、今日はなかなかいい1日であったと振り返った。
コースは、よく整備されていて危険箇所はない。コース定数34、主観的グレーディングA
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