行程・コース
この登山記録の行程
神坂峠(07:20)・・・鳥越峠(08:20)[休憩 20分]・・・大判山(09:05)[休憩 10分]・・・分岐(11:21)[休憩 10分]・・・恵那山・・・分岐(恵那山頂小屋)(11:45)[休憩 10分]・・・恵那神社奥宮(12:04)[休憩 10分]・・・分岐(恵那山頂小屋)(12:24)[休憩 70分]・・・恵那山・・・分岐(13:51)・・・大判山(15:25)[休憩 14分]・・・鳥越峠(16:16)[休憩 10分]・・・神坂峠(17:08)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
先週の三連休の中日に山竹の会(1名欠席)恵那山に行ってきた。
恵那山は日本百名山、新花の百名山に選定されている、長野と岐阜に跨がる2191mの中央アルプス最南端の山である。
朝の3時に団地を出発して名神・中央道を経て神坂峠に6時に到着。
途中旧中仙道以降の山道はかなり狭く、慎重に運転する必要がある。
駐車場は5~6台ぐらいしか停められないが、付近の路肩の広いところに停められた。
天気は良好でご来光も見れそうだったが、外はあまりにも寒く車内で朝食をとった後準備をして7時過ぎに登山を開始した。
今回は距離は長いが一番眺望のある神坂峠ルートで登る。
しばらく緩やかな登りを進むと30分で開けた場所に出る。
ここからは東に南アルプス、西北西に御嶽山、北西に霊峰白山が望める。
ただし、ここの標識が朽ち果てていて、実は道を間違ってP1689m方面に向かってしまい、20分ほど進んだところで気づいて引き返した。
分岐まで戻り、鳥越峠に向けて笹道を下っていく。
恵那山の取りつきまでこの笹道が続くが、所々で足元が見えづらかったり、路肩を踏み抜くと滑落する危険があるので注意が必要だ。
8時20分に鳥越峠に着き、更に30分登り下りを繰り返すとP1696(大判山)に着く。
丁度この辺りが登山口と山頂の中間点である。
ここは三等三角点がある広場になっていて、今まで山陰で見えてなかった、乗鞍、穂高、中央アルプスが御嶽山の右側に拡がる。
この先はこの展望を見ながらの笹の稜線を、目の前に見える恵那山に向かって進んでいく。
取りつきまではアップダウンを繰り返し、取りつきからは登りが続き、時折急登も出てくる。
最後の急登を上り詰めて、11時20分に川上道分岐にでた。
ここからは緩やかな主稜線を歩き、12時前に山頂小屋に着いた。
ここでザックをデポして10分歩けば恵那山山頂である。
山頂には一等三角点と櫓があるものの、眺望はない。
いったい何のための櫓なのだろう・・・?
眺望はないが一応記念撮影をして山頂を後にし、山頂小屋まで戻りお昼ごはんにした。
今回は具材多めのカレーうどんだ。
晴天で寒くはなかったが、山で食べる温かい山メシは心にも身体にもしみわたる。
食後のコーヒーとデザートを楽しいんだ後、山小屋東側にある岩塊から南アルプスの眺望を堪能(山頂付近で眺望の利くところはここしかない)。
すると南アルプス(光岳と聖岳の間だと思う・・・)の先に富士の頂が見えた!!
眺望を楽しんだ後、13時半に下山を開始した。
今回はピストン山行だが、往路より復路の方が長く感じる。
先のピークまでは行かないだろうと思い歩いていくが、結果的にはその遥か先まで進む。
だんだんとランナーズハイ的な状態となり、いくら進んでも脚の痛みや疲労感がない。
おそらくこういった状況で、道迷いや滑落といった遭難につながるんだろうな と思った。
徐々に日が暮れていき、振り返ると恵那山の向こうに夕焼けが広がる。
時間との競争をしながら、幸いルートははっきりしており、危険個所もなかったおかげで、日暮れの17時過ぎに登山口に戻ることができた。
既に真っ暗になっており、この中で帰り支度を済ませて帰路に着いた。
今回は今まで登った山のなかでも、かなり上位に位置する苛酷な登山であった。
距離はもちろんだが、小ピークを何度も越える縦走路で、その途中の見張らしは疲れを癒すには十分なものであった。
終盤経験した登山ハイ(クライマーズハイではないな!?)は初めてのもので、歩くことに神経がいき過ぎ、注意力散漫となっていたのだと思う。
そういう意味でも良い経験になった山行だった。