登山記録詳細

雪山登山
参考になった 8
氷の世界だった木曽駒ケ岳 木曽駒ケ岳(中央アルプス)
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記録したユーザー

プックルファザー さん
  • 日程

    2019年1月11日(金)

  • 利用した登山口

    千畳敷  

  • 登山口へのアクセス

    マイカー
    その他:●駐車場
    中央高速→駒ヶ根インターから五分の菅の台バスセンター機械式駐車場(600円)を利用。
    ●バス
    菅の台バスセンターから乗車。しらび平駅下車。菅の台バスセンターの切符売り場は休み。片道820円。帰りの運賃は、ロープウェイ駅でチケットを購入。
    ●ロープウェイ
    しらび平駅乗車。千畳敷駅下車。往復1700円(通常2260円がモンベル冬の特別割引で25%引き)

  • 天候

    晴れ・強風
    [2019年01月11日(金)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

千畳敷(09:26)・・・乗越浄土(10:03)[休憩 11分]・・・宝剣山荘(10:20)[休憩 3分]・・・中岳(10:38)[休憩 7分]・・・木曽駒ヶ岳(11:00)[休憩 5分]・・・中岳(11:22)[休憩 3分]・・・宝剣山荘(11:31)[休憩 4分]・・・乗越浄土(11:35)[休憩 13分]・・・千畳敷(12:13)

総距離 約4.0km 累積標高差 上り:約499m
下り:約499m
コースタイム 標準:3時間30分
自己:2時間1分
コースタイム倍率 0.58
<コース状況>
●千畳敷駅から千畳敷下部
 先行者の踏み跡で、かろうじてラッセルを免れた感じ。それでも膝下まで沈みます。結構体力を消耗しました。
●千畳敷上部から乗越浄土
 急傾斜部分は、ピッケルが刺さらない程締まっていました(凍っていた)。「左手にアイスアックスがあれば」などとない物ねだりをしながら、12本のアイゼンを強く蹴り込み登りました。
 風は、乗越浄土方向から下へ、時折、猛烈に吹き降ろしていました。厳しい斜面でさらに耐風姿勢を取る必要がありました。
●乗越浄土から中岳
 猛烈な風が吹いていました。雪はクラストしていて、一面氷の世界です。ここでピッケルからストックに持ち替えましたが。ストックは全く刺さりません。
 特に中岳下部のトラバース部分は、進行方向左からの猛烈な横風を受け、右は駒飼ノ池方面の谷。最も神経を使いました。
●中岳から木曽駒ケ岳
 中岳からの下り、正面から猛烈な風を受け、氷の粒も顔面に当たり、ゴーグルが必要なほどでした。岩が結構露出していますのでつまずき注意です。
●木曽駒ケ岳山頂
 立って居られない程の風です。カメラでの写真撮影は大変でした。

<感想>
昨年から雪山を始め、二年目。しかし、昨年は残雪期に2500m前後の山に登ったのみです。
今季、地元の秩父では雪が少なく、アイゼンやスノーシュートレーニングは、出来ていません。
でも、年が明け、「極寒のアルプスではどんな体験や光景がみれるのだろうか」と思いを巡らしていたら、登りたくなってしまいました。そこで100名山の中央アルプス木曽駒ケ岳に登り、極寒の冬山を体験して来ました。
まず、風の寒さが凄い。痛い。そして、稜線上はすべて凍ていました。雪ではなく氷の世界でした。ある程度の風は覚悟していましたが、斜度の厳しい斜面での風、細いトラバース道での横風、進む方向からのアゲンストの風、想像を超える凄まじさでした。
一方、夏の空木岳から見た中央アルプスの紳士たる稜線とは趣が違い、凛とするも、誰も寄せ付けない荒々しい稜線、そして氷と光の世界の光景、遠くのアルプスの山々の絶景も期待以上でした。

登山中の画像
  • おはようございます。久々のアルプスです。雪山初めは木曽駒ケ岳にしました。 家を3時半に出発、菅の台バスセンター駐車場に7時20分に到着。まだ車も人も少ないです。
  • バスを待つ間、MAPを眺めていました。ソースカツ丼屋がたくさん有ります。
  • ここでバスとロープウェイの往復チケットを購入するつもりでしたが、休みでした。
  • バスは定刻に発車。ほぼ満席です。 窓側に陣取り、車窓の景色を写そうとカメラを構えています。まるで子供の遠足。
  • 雪山が近づいて来ました。わくわく。 年はかなり重ねています。
  • 林越しに宝剣岳が見えます。
  • ロープウェイもサギダルの頭も見えます。
  • 千畳敷駅に着き、アプローチでアイゼンを履き、いざ出発。
  • 一緒にいた方々が、もう登っています。
  • 先行している方は、急傾斜部分に取り掛かっています。 私も、出発しましたが、気合の入り過ぎで、しょっぱなから転倒、雪に顔からダイブしていまいました。恥し。 しかし、これは重大なトラブルになりました。
  • 新雪の為、傾斜の緩い部分は、踏み抜きが多く。先行者が居なかったらラッセルでした。感謝です。 途中、何人かに先を譲って頂き、傾斜が強まると先行は三名。 急傾斜部分では、前方からの強い風と硬い雪面に手こずり、なかなか思うように進めません。耐風姿勢も必要でした。 まったく写真を撮影する余裕は無く、ついに乗越浄土手前に到着。一安心。宝剣岳の横顔です。一番奥は空木岳かな。
  • おかしい。後続がいない?
  • イルカ石上方に富士山が見えました。(^▽^)/
  • さっそくアップで。しかし、背中を風が押します。呑気に写真が撮れない。
  • 伊那前岳への稜線。時間があれば帰りに寄ろう。
  • 乗越浄土到着。ここでピッケルを終い。ストックにしました。 前には中岳が見えています。 さて喉が渇いたので水分を補給します。ところが水筒が無い。 唖然。
  • 素晴らしい景色です。風が無かったらずっと見ていたい。 宝剣岳から三ノ沢岳
  • 中岳へ向かっていますが、先行の二名の方が戻って来ます。
  • 一面 氷の世界
  • 八ヶ岳発見。雪が少なそうです。
  • 中岳到着。ここまでの短いトラバースが恐ろしかった。右は氷の斜面。左から爆風。 ストックを置いてみました。瞬く間に倒れました。
  • 伊那前岳の稜線から粉雪が舞い上がっています。背景は南アルプスです。今年もお世話になります。
  • ダイヤモンドダストです。正式では無いと思いますが。風で氷の結晶が舞い上がっています。 そして中央アルプスの主稜線。素晴らしい。来て良かった。
  • アップで
  • 中岳の岩々
  • 木曽駒ケ岳が見えました。人影は有りません。そして、前方から進めない程の猛風。
  • 木曽駒ケ岳に到着。誰も居ませんでした。 しかし、セルフ写真無理です。 社が二つあります、伊那と木曽の社だそうです。 無事の登山をお願いしました。
  • 社の西側に回り、乗鞍岳。
  • 御嶽山
  • 北アルプス
  • アップで槍穂
  • 寒い
  • 中央アルプスの山々。空木岳から南駒ヶ岳も良く見える。
  • 風に堪えられないので、直ぐに退散です。
  • 中央左が蓼科山。左端は車山。雪が少ないですね。
  • 八ヶ岳
  • 鋸山から甲斐駒、仙丈ケ岳、北岳
  • 乗越浄土に戻り、北岳、間ノ岳、農鳥岳、富士山、塩見岳
  • 一位から三位
  • 伊那前岳
  • 宝剣岳
  • 振り返って中岳、八名の方とすれ違いました。
  • 将棋頭山への稜線
  • 風紋
  • 凍てつく雪面
  • 無事下山しました。これから無くした水筒を探します。 駅出て直ぐの転倒で水筒を無くしたようです。水分が摂れず、氷を齧ってしのいで来ました。今後、水筒はザックの中に確実にしまいます。反省。
  • サギダルの頭
  • 振り返って
  • 駅の展望台から 甲斐駒
  • 仙丈ケ岳 北岳 間ノ岳
  • 富士山と塩見岳
  • 悪沢岳 荒川岳 赤石岳 聖岳
  • 千畳敷ホテルとアルプス展望台
  • 外国の観光客に撮影頂く
  • 無事に下山出来た御礼をする
  • 極楽平方面
  • 駅の登山口
  • お昼で-5℃
  • 帰ります
  • まもなく千畳敷が見えなくなります
  • 凄い氷瀑。この後、ソースカツ丼の画像の予定でしたが、立ち寄ったお店が休みで残念。 反省も多々ありましたが、今年の山行、良いスタートがきれました。
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、非常食、行動食、テーピングテープ、トレッキングポール、GPS機器、カップ、アウタージャケット、オーバーパンツ、目出し帽・バラクラバ、オーバーグローブ、冬山用登山靴、アイゼン、ピッケル、ゴーグル、カラビナ、ヘルメット
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  • 西東京猛虎会 さん
    プックルファザーさん、こんにちは。

    今年の初登りはどちらへ行かれるのか楽しみにしていたら、厳冬の木曽駒ヶ岳とは
    驚きました。レコ写真を拝見、その寒さが良く伝わって来ます

    この木曽駒ヶ岳と宝剣岳は遠い過去、ボーイスカウトに所属していた頃(小学校高学年)に
    千畳敷から登った事を思い出しました。その時の足回りは何とスニーカー!今から
    思えば随分無茶してたなー・・・・・と、思わず苦笑です。

    それにしても今年は関東近郊で雪降っていませんよね。昨年でしたら正月明けに雪の丸山で
    雪と戯れていたので、複雑です。まさかこのまま雪と戯れる事が無くシーズン終了に
    なってしまうのでは?何て気が気では有りません。

    実を申しますと、家族から厳冬期のアルプスは行ってくれるな!と、冬季のみ首に縄を
    括り付けている身ですが、この様な写真を見てしまうと・・・・・つい・・・・・(イカンイカン)

    プックルファザーさん次は地元のVRでしょうか?ウズウズする様なレコ、楽しみにして
    おりますと共に、本年もどうか宜しくお願い申し上げます。

  • プックルファザー さん
    西東京猛虎会さん こんにちは。コメントありがとうございます。

    厳冬期のアルプス、逃げませんので暫し我慢ください。
    私は還暦過ぎの孫三人の身分ですので。(笑)

    そうですか、登山歴は40年を超えるんですね。その経験値は、重要です。
    ない私は、当たりつつ、砕けず、直ぐ学ぶ で進んでいます。(笑)

    冬山の順番は、美ヶ原でスノーシュー、安達太良山でスノーシュー&アイゼンと考えていました。美ヶ原は、道具無しで充分な様です。
    待っていても時は過ぎるので、「厳寒・強風」を体験すべく、最もお手軽な千畳敷からの木曽駒ケ岳を選択しました。理由は、「寒かった」「強風で撤退」とレコを拝見しても、実感が湧いて来ないのです。今回で良くわかりました。(笑)

    暫くは、百名山と秩父の山の両天秤で臨みたいと思っています。

  • すー さん
    プックルファザーさん、こんばんは~!

    待ちに待った年初レコ、なんと木曽駒だったのですね~!冬は近場でちょろちょろ、と考えて
    た私にはスケールが大きくて、プックルファザーさんの行動力には憧れてしまいます!車で冬でもアルプス、羨ましいです。
    まあでも私には雪山の技術が全くないので美ヶ原や安達太良山でスノーシューがちょうど
    いいのかしら、それすらまだ経験がないので本当に羨ましい限りです。
    写真もすっきりとした青空でとてもきれいです!写真では風の強さがあまりわかりませんが
    ものすごく強かったのでしょうね。どの写真もカレンダーや絵葉書も見ているようで素晴らしいですが、中でもサギダルの頭の写真が私のお気に入りです♪(スミマセン、勝手に・・・。)
    それと水筒も見つかって良かったですね。(笑)

  • プックルファザー さん
    すーさん こんばんは。コメントありがとうございます。

    水筒は、春になれば出てくると思います。( ;∀;)
    焦りました。距離が短い短時間の山行なので ホット紅茶+ウイスキー+砂糖 で水分とカロリーを補充する予定でした。まったく出来なくなり、何かで読んだ「雪を口に」を実践しようとしたら、雪ではなく氷で冷たかったです。またウイルスを貰わなければ良いのですが。(笑)
    話が長くなりますが、千畳敷駅を出発する時にザックから水筒を取り出し、呑気に飲んでいたのです。また、最初の急登で喉が渇くから、取り出しやすい所と思い、ザックのポケットにしまったのが失敗です。その時、一抹の不安もあったのですが。

    サギダルの頭、良いですね。この尾根をこの時期に登る人も居るんです。凄いですよね。

    私は、何か始める時に、先に道具を皆購入してしまいます。そうすると、動かざるを得なくなります。(笑) 如何ですか。
    それから、興味を持つと、頭で理解しただけでは済まなくなります。これは危険です。真似しないで下さい。(笑)

  • すてぱん さん
    プックルファザー さん、こんにちは

    おー、厳冬期の木曽駒に登られたのですね!
    残雪期なら私でもなんとかなるなるかなと思うのですが、烈風吹きすさぶ厳冬期ともなると・・・

    アイゼンやピッケル、ゴーグル、二重のオーバーグローブやバラクラバなど道具はあるのですが、今までは幸か不幸かシビアな状況に追い込まれたこともなく、ただただすごいなあと思います。

    寒いしリスクもあるけれども、雪山の美しさっていうのは確かにありますよね

  • ガバオ さん
    プックルファザーさん、おはようございます。

    厳冬の千畳敷から木曽駒での登り初め、お疲れさまでした。
    まるで山岳雑誌に載る様な素晴らしい写真も有り難く拝見させて頂きました。
    レコの端々から、凄まじい強風の様子が伝わってくるようで、思わず身が締まりますね。

    風は兎も角として、翌日からの天気を思えば、この様な晴天に恵まれたのは幸運だったのではないでしょうか。

    プックルさんの百名山、厳冬期の木曽駒があるとすると、かなりハイレベルな挑戦になりそうな予感がします。どうぞご安全に、これからのレコも楽しみにお待ちしています。

  • プックルファザー さん
    すてぱんさん こんにちは。コメントありがとうございます。

    今回は、ホワイトアウトはさすがに勘弁ですが、風と寒さは極限状態で体験したいと思って出かけました。12日以降は冬型も緩み、風も寒さも期待出来ないので、10日か11日と天気図と睨めっこしていました。10日は頼まれ仕事が終わらず、断念。なんとかセーフで体験出来ました。

    しかし、昼間に緩んで朝方カチカチに凍った雪面は手強かったです。初体験でした。上からの吹き降ろしの風もあったので思っていた以上に最初の登りで苦戦しました。ピッケルワークもまだまだです。風もわかりました。今回は短いトラバースが最も怖かったです。

    これ以上の冒険はたぶん無く、これを上限に雪山も安全登山を心掛けます。

  • プックルファザー さん
    ガバオさん こんにちは。コメントありがとうございます。

    風と寒さ=リスク大 < 絶景+体験 で10日、11日を狙っていました。このあたりは、曜日の融通が利く、我が身です。(^▽^)/

    カメラとスマホは、カイロに包んで移動していました。撮影する間はなんとか大丈夫でした。
    ただ、カメラがまったく固定出来ないのは参りました。手ブレ機能が無ければ、まともな画像にならなかったと思います。お褒めに預かり光栄です。

    厳しい登山は徐々に出来なくなりますので、出来れば、悔いの残らないようにと考えています。
    残る100名山も楽しめれば良いのですが。

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