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雪山登山
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スノーハイキング in 蔵王(地蔵山〜熊野岳〜御釜) 地蔵山、熊野岳(東北)
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myowken さん

この登山記録の行程

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅(10:30)…地蔵山山頂(10:15)…熊野岳避難小屋(12:00)…馬の背(御釜)(12:30)…熊野岳山頂(13:30)…地蔵山山頂(14:40)…地蔵山頂駅(15:00)

スノーハイキングin蔵王(地蔵山〜熊野岳〜御釜)

年明けから週末に遠出する時間が取れなかったり、取れても天候がイマイチだったりで全然遊びに行けずストレスがたまっており、
今週こそはと意気込んでいたところ、快晴の予報を受けて蔵王連峰に行くことに。
5時半に新潟市の自宅を出発し、国道7号、113号と経由して山形へ。
だいたい3時間程度で駐車場に到着。

今回使う蔵王ロープウェイは横倉ゲレンデのふもとにあり、駐車場横倉第1〜第3駐車場まであるのだが、
この日は晴れ予報の日曜日ということで、午前9時前時点で第1と第2は満車。
第3は比較的余裕があって駐車できたが、準備をする30分ほどの間にほとんど埋まっていた。
なお土日祝日は駐車料金が1,000円かかる。

駐車場で山行の準備。
足元はオクトスのアルミワカン。ラッセルするようなことはないと思うが、一応ゲーターも着ける。
靴は流石にセイバー3ロウというわけにはいかないので、年末に買ったキャラバンGK84。
4シーズンシューズだが、ゴツいしレザーだし、厚手の靴下なら大丈夫だろうという判断。
日焼け止め塗っていざ出発。

ロープウェイで地蔵山頂駅までの往復料金は大人1名2,800円。結構高いな。
待機列に並んだのは9時過ぎだったのだが、乗車までに40分以上待つことになった。
なんだかんだで山頂駅に着いたのは10時半を回ろうかという時間。
今日はそれほど時間のかかる行程ではないのだが、それほど余裕があるわけではないので、
お地蔵様に山行の無事を祈願したらワカンつけて早々に出発。

山頂駅周辺のスノーモンスターを適当に鑑賞しつつ、地蔵山の山頂を目指す。
今年は雪が少ないのか、心なしかモンスターも小さめか。
山頂駅からの登りは結構急だが、雪は踏み固められているので、歩きづらいことはない。

この日は雲ひとつない快晴で空気も澄んでおり、スノーハイキングにうってつけの日だった。
ものの10分少々で地蔵山山頂に到着。
ここまでは登山者だけでなくいろんな人が来るためか、踏み固められた雪がバキバキに凍っており、
ワカンの爪が刺さらない。
ロボットのような歩き方で広い山頂をぐるっと回ることに。

山頂からは山形側の町並みや、その向こうの飯豊山塊、朝日岳がよく見渡せる。
そして南東側にはこれから目指す蔵王連峰の主峰、純白の熊野岳が横たわる。

風が強く、停滞するとめちゃくちゃ寒いので、風景鑑賞もそこそこに先へ。
ありがたいことにガイドのポールが打ってあるので、それに沿って進む。
あたかも風の通り道が見えるかのような風景がそこかしこに広がり、どこを見ても絶景である。
この辺から「すげー」しか言わないロボットになる。

途中、左足のワカンが歩行中に外れてひやりとする場面が何度かあった。
どうもつま先側のベルトが歩いている間にすっぽ抜けてしまうらしく、何度付け直してもしばらく歩いていると外れてしまう。
で、抜けるたびに半狂乱でつま先側のベルトを調整していたのだが、何のことはない、実際の原因はかかと側のベルトだった。
つま先側をいくらきつくしても、かかと側が緩ければ抜ける。当たり前の話だ。
かかと側のベルトを調整したら、嘘のように外れなくなった。

自分のアホさに嫌気がさしたあたりで熊野岳避難小屋に到着。
といっても完全に雪に覆われており、地蔵山の樹氷よりよっぽどモンスターな外観をしている。
クロノ・トリガーのラスボスが真っ白になった感じだ。
こういう複雑な形が自然に作られるというのはとても不思議。

ここでは宮城側の展望が得られ、南側には刈田岳までの雄大な稜線が見渡せる。
御釜も見えるが、湖面はまだおあずけ。
小屋を風除けにして持参したコーヒーを飲んだところで12時を回ろうかというところ。
ワカンへの対応や無心で写真撮ったりしてたので、思ったより時間がかかっている。
15時には山頂駅に戻りたいので、さっさと御釜を目指すことに。

刈田岳までの稜線にもポールが打ってあり、迷うことはない。
途中、馬の背から御釜を望む算段である。
避難小屋から鞍部へは急な下り。ワカンの爪を効かせつつ降りていく。
で、この鞍部の強風たるや尋常じゃない。
手から離れたものは飛ばされると思ったほうがいい。
でもこの風こそが、この美しい冬の風景を作るのだろうな。

鞍部の西側は広くなだらかだが、切り立ったカルデラ側には雪庇が伸びている。
少し歩いて、ほぼ真西から御釜を望む。
雪庇を踏み抜いたら死ぬので、周りの踏み跡を観察しつつ慎重に接近し、念願の御釜とご対面。
雪が積もる中に湖面が透けて見える部分があり、さながら青白い瞳のような絶景が広がっていた。
背中から吹き付ける猛烈な風をよそに、しばらく呆然と風景に見入ってしまった。
そんなことをしていたら、いつの間にか13時を回っていたので、名残惜しいが適当に鞍部を散策して引き返すことに。

避難小屋への直登はかなりの勾配で、この日のコースではここが最大傾斜だと思う。
ヒイヒイ言いながら登り返して再び避難小屋。
で、ここまではこの避難小屋が熊野岳山頂だと思い込んでいたのだが、
地図を確認すると実際の山頂はもっと西側にある。
というわけで、山頂を踏むために西に向かって歩き出す。

避難小屋から熊野岳山頂まではほぼ平坦な道のりで、ここも目印があって迷うことはない。
あっという間に山頂に到着した。
山頂の構造物はことごとく雪に埋もれるか包まれるかしており、見渡す限り真っ白。
地蔵山と同じく山形側の展望が素晴らしいのに加え、南側の刈田岳方面の展望もよい。

山頂からは直接北側に降りても良さそうだったが、かなり急斜面でコケたら死ぬと思ったので、
避難小屋に引き返して、来た道を戻ることにする。
目印があるから迷わないと思っていたのだが、辿るべき目印を間違えて南側に回り込んでしまった。
目印はあるが、みんな似たような見た目になっているので、間違える時は間違える。
ちゃんと地図なりコンパスなり使おうね。

避難小屋からは来た道を引き返すが、行きより風がさらに強くなっており、鞍部では地吹雪が発生。
前が見えなくなるようなことはなかったが、雪がシェルのフードに打ち付けられるバチバチという音に若干の恐怖を覚えた。

鞍部を過ぎたら地蔵山に登り返す。傾斜は御釜から避難小屋ほどではないと思うが、距離はこっちのが長い。
地蔵山山頂でもう一度ぐるりと見渡した後、駅へと下る。

山頂駅に着いたのはほぼ15時ジャスト。約4時間の山行でした。

で、ここで山行は終わるのだが、そう簡単に帰らせてはもらえなかった。
その原因はもちろん下りのロープウェイである。
地蔵山頂駅では待ち時間ゼロだったのだが、樹氷高原駅からの下りはものすごい長蛇の列。
適当にデジカメの写真を選定したり現像したりして暇を潰していたのだが、
なかなか列は進まず、乗車までに1時間以上を要した。
素晴らしい絶景を思う存分楽しんだ山行の締めくくりが、
1時間待ちで乗るすし詰めロープウェイというのもなかなか悲しいものがあるな。
駐車場にたどり着いたのは16時半過ぎ。
本当はどこか日帰り温泉に寄りたかったのだが、帰宅に3時間かかるし、翌日は仕事なので直帰することに。

そういうわけで、風景は文句なし。登山としてはやや物足りないか。
暴風に注意。混雑を避けるなら平日に。下りはスキー使えたら楽だろうな。
まともに冬山登ったのは初めてですが、初心者がデビューするにはいい塩梅だと思います。

登山中の画像
登山画像
地蔵山頂駅近くの樹氷。少雪のためか、やや控え…
登山画像
避難小屋。風と雪がこんな複雑な造形を作り出す…
登山画像
道しるべ
登山画像
御釜と雪庇
登山画像
熊野岳山頂
登山画像
帰り道。
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