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四国の大河:吉野川源流・白猪谷

白猪谷(吉野川源流)[いの町]( 中国・四国)

パーティ: 1人 (マローズ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 県道40号・石鎚公園線をよさこい(予佐越)峠方面へと走り、寺川地区の寺川橋を渡った所の三叉路で道標を見て右折。以後、「吉野川源流」の道標に従う。
白猪谷を渡る源流橋の少々手前に駐車スペースがある。

この登山記録の行程

登山口12:01・・・切り立った崖の河原12:15・・・源流モニュメント13:30・・・源流の滝で休止13:35~14:19・・・登山口15:33

コース

総距離
約4.6km
累積標高差
上り約372m
下り約372m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

瓶ケ森に源を発する吉野川は四国を代表する大河の一つで、流路延長194km、内、高知県内域は85.5km。この源流域は高知県いの町の旧本川村寺川の白猪谷。かつては鉱山もあった。
平成に入り、林道が白猪谷の標高880m地点まで延び、'90年代に入って源流点調査がなされたことにより、標高1200m地点に金属製の源流モニュメントが建立され、探勝路が整備された。探勝路は'00年にれいほくネイチャーハント・ガイドブックが発行されたことをきっかけに再整備され、道標の数も増えた。

ただ、1200m地点を源流点としたのには疑義が残る。と、言うのは、その地から水が湧き出ているのではなく、一旦伏流となった後、再び上流で渓流が現れるからである。その再び流れが姿を現した先にあるのが通称「源流の滝」。垂直の岩盤を滑るように流れ落ちており、そこから上流は沢登り装備がないと遡行は難しい。
登山口の標高が高いだけに夏場でも涼しく、垂直に屹立する巨岩や透明度が優れた渓流、ヒガンバナ科のオオキツネノカミソリの群落等、景観的にも良い。

コースの記録は取ってないので詳しくは覚えていないが、登山口から数分の探勝路脇斜面に橙色のオオキツネノカミソリの群落がある。ヒガンバナよりも開花期が長く、高地に生えていることが多い。
渓流の最初の見所と言えば、登山口から十数分ほど行った所の左岸に垂直に屹立する岩盤付近だろう。ここでは澄んだ渓流の川底まで見通すことができる。川魚が生息していてもおかしくないほど。

コースは左岸、右岸へと渡り直して行くが、淵のようになった上の急峻な山肌を、補強された簡易木橋で渡る箇所もある。
道沿いには幹の複合体のような桂の大木もある。以前投稿した玉取山の大桂のような形状。

源流モニュメントはステンレス製で、四国の形に中をくりぬいている。それに向かって右奥の地点が源流点とされている。
そこから上流に踏み跡を数分辿れば、谷に再び水の流れがあり、前方に巨大な岩盤が現れ、滝が滑るように落ちている。長雨後はそこそこの水量があるものと思われるが、夏場が少ない。
この探勝路はネイチャーハント・ブック以外の登山ガイドブックにも紹介されているが(新・分県ガイドは未確認)、探勝者は多くない。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス 帽子 グローブ 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ テーピングテープ

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