行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
土佐町への行き方は各種あるが、国道33号若しくは国道194号から国道439号に入る方が、道路の幅員が広い。土佐町といの町の境界にある郷ノ峰トンネル手前から折れて、上を走る県道6号に上がる。
黒丸の黒丸橋で県道と分かれ、橋を渡り、瀬戸川渓谷沿いを遡る。
左手に現れるアメガエリの滝展望台下が登山口になる。その周辺か、先にあるトイレ前に駐車する。
この登山記録の行程
登山口(30分)成川渓谷の丸太橋(40分)山頂(23分)丸太橋(17分)登山口
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
[その山容は剣の刃先!シャクナゲの超尖峰]
稲叢山(1506m)や西門山(1497m)の登山口へ向かう途次の瀬戸川渓谷沿いにアメガエリの滝展望台がある。そこから南西方向には、誰もが目をとめる天を突く尖峰・剣ケ岳(972m→地形図の等高線は960m)が聳え立っている。平家の落人が剣を埋めた伝説があるが、山容はまさに剣の刃先そのものである。
一見すると登山道は険しそうに思えるが、実はそれほど急登はなく、一時間ほどで登頂できる。但し、登山道があるのは9合目まで。そこからは藪漕ぎになるが、山頂一帯にはシャクナゲの群生があり、東側の絶壁に立てば想像通りの大展望が広がっている。
[コース]
展望台下で、瀬戸川渓谷を吊橋で渡り、成川渓谷沿いを遡って行く。地形図には破線が一直線に描かれているが、実際は左、右と急カーブを描いて高度を上げている。その最初の左カーブ部の分岐を誤って直進した場合は渓谷に出るが、向こう岸の支流には二段の滝が懸かっている。
破線は標高760m地点で対岸に渡っているが、実際はもう少し上流で丸太橋で渡ったと思う。
対岸の道をほどなく行くと、発破作業の注意書き看板が現れ、分岐になっているが、ここを右に折れ、北東から北へと上がり、剣ケ岳東下の岩崖マークの岩盤沿いをそれに沿って進む。まるで山岳修行道のようである。
西へと回り込み、一の谷山(1025.2m)と剣ケ岳とのコルの下方まで来ると三叉路になっているので、ここを南に折れる。この道は当方にとっては何でもない道だったが、高知新聞の登山講座講師として受講生を引率して登った際、下山時、この道で滑って転んだ者がいたので、登山初級者からすると、勾配がきつく感じられるかも知れない。
再び道沿いに岩盤が現れると、ほどなく前述のコルに出る。ここから先は道のないヤブとなっているので、適当に藪漕ぎして行くしかない。
尾根沿いにシャクナゲが現れ出すと、ほどなくして岩盤の裂け目があり、山頂に達するが、周辺のシャクナゲの密林で鬱蒼としている。
しかしかき分けて東の絶壁に出ると、展望台から見えていた、天辺の檜の大木横に出て、胸のすくパノラマを得ることができる。瀬戸川渓谷を挟んだ東には岩稜が続く瀬戸岩茸山、南には、展望台に来るまでの間に登山口前を通り過ぎた根木石山、その東方には三宝山、彼方には工石山と三辻山も遠望できる。
帰路は余力があれば、コルから一の谷山に登るといいだろう。三角点測量員のマーキング・テープが先導してくれる('04年当時)。
尚、更に詳しい解説は拙著「土佐のマイナー山part2」を参照されたい。
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装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | 帽子 | グローブ | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 医療品 | テーピングテープ |
【その他】 新聞社の登山講座講師として受講生を引率して行ったため、万が一を想定してザイルの他、藪を刈り分けるための下刈り鎌も持参。 |
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