行程・コース
天候
薄曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
秋山スポーツ広場の駐車場利用。県道35号線、アオゲラの森キャンプ場が目印。未舗装。
この登山記録の行程
秋山スポーツ広場横駐車場(09:10)・・・アオゲラの森キャンプ場(09:15)・・・赤鞍ヶ岳方面分岐(10:15) [休憩5分]・・・二十六夜山分岐 (10:40)・・・二十六夜山(10:45) [休憩25分]・・・二十六夜山分岐(11:45)・・・尾崎登山口(12:00)・・・アオゲラの森キャンプ場(12:25)・・・駐車場(12:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
江戸時代に旧暦の正月と7月の二十六日の夜に人々が集まり山頂から月の出を待ったという二十六夜山。先日都留市の道志二十六夜山に登ったが、マルバスミレで新花の百名山にあげられているのは、こちらの秋山二十六夜山である。まだ木々は芽吹いたばかりだったが、そこかしこに可憐なスミレが花を咲かせ、ミツバツツジやヒトリシズカにも出会え、楽しい山歩きだった。
アオゲラの森キャンプ場の中を通って登山道に入るといきなり急登が始まる。登山口から約1時間、ずっとつま先上がりの直登で、距離が短いからといって侮れない。途中北側の展望が開けると高畑山や倉岳山を間近に望むことができる。条件がよければ南アルプスや大菩薩の山々が見えるそうだが、残念ながらこの日は雲の中だった。
赤鞍ヶ岳方面への分岐を過ぎ小ピーク(946m)に着くとやっと急登が終わりとなり、二十六夜山までは、南側は植林したヒノキ林、北側は雑木林の尾根歩きとなる。ヤマザクラもあるが花はすでに終わり、登山道に花びらが落ちていた。かわりにミツバツツジの紫の花が楽しませてくれた。
三角点がある二十六夜山の山頂は尾根道から5分ほど南に入ったところにある。山梨百名山に数えられている山頂は林の中で、周囲の展望がないのは残念である。
下山は尾崎方面に向かった。分岐を右に行くとすぐ二十六夜塔がある。丸い石塔はヤマザクラの木の下にひっそりと立っていた。昔の人はこの石塔の周りで二十六夜の月を待ったのだろう。
野口登山口までは単調な下りである。薄暗い針葉樹林帯に入り、荒れた沢を何回かわたり返すとシカ除けの柵がある登山口に着く。あとは民家の間の舗装道路を通ってアオゲラの森キャンプ場に向かう。25分程度である。
この秋山二十六夜山は訪れる人は少ないようである。平日ということもあり、山中で出会ったのは単独行の一人だけだった。また道標も多くはないが、道はしっかりしているので迷う心配はないだろう。
みんなのコメント