登山記録詳細

無雪期登山
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梅雨の晴れ間に箱根旧街道を歩く(2A) 箱根旧街道 飛竜の滝(関東)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2019年6月16日(日)

  • 登山口へのアクセス

    バス
    その他:(行き)箱根湯本駅からバスで須雲川バス停
    (帰り)箱根支所前バス停より小田原行きバスで塔ノ沢まで
    塔ノ沢から入浴後、徒歩で箱根湯本駅

  • 天候

    快晴
    [2019年06月16日(日)の雨雲の位置を確認する]

この登山記録の行程

須雲川(8:38)・・・(増水のため丸太橋で須雲川を渡れず県道に戻るなどして40分程度ロス)・・・畑宿(9:34)・・・飛竜の滝(10:12 10:20)・・・畑宿(10:42)・・・
甘酒茶屋(11:28 11:50)・・・興福院(12:23)・・・ 関所跡入口(12:45 14:04 この間関所の見学と恩賜公園散策)・・・箱根支所前バス停( 14:09)


総距離 約13.7km 累積標高差 上り:約1,293m
下り:約808m
梅雨の合間に、近場で気楽に登れるところということで、途中飛竜の滝に寄り道するなどして、箱根旧街道を歩いてきました。

下界の多事やら梅雨時の天候やらでなかなか登山する機会に恵まれませんが、これといった予定がない週末に梅雨の晴れ間が重なるということで山に行きたしと思えど、山はあまりにも遠く、正直体も心も構えができていません。最寄りの電車に乗って登山というよりは軽いハイキングをして山の気分を味わい、電車の広告で見かける魅力的な温泉も楽しもうと計画しました。案の定、体は重く、夜来の雨で石畳の道は滑って思いの外手こずりました。それにしても箱根旧街道の石畳を歩くのは、小学校の遠足の時以来でしょうか?

大雨で沢が増水し、丸太橋が渡れない箇所があるなど、梅雨時ならではの留意すべき点もありました。須雲川自然探勝歩道入口から15分ほどで須雲川を丸太橋で渡る箇所がありましたが、大雨による増水で橋が半分以上水没。流れも白く逆巻いて早いので元の地点に引き返し、県道を歩いて上部で改めて旧道に入りました。きつい山道はなんとか登れますが、小さな沢でも増水すれば危険で渡れません(渡るべきではない)。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」という歌も納得です。

畑宿に出てみると、飛竜の滝という名瀑があるとのこと、1時間強をかけて往復することにしました。頭上を時折ゴーゴーと唸りを上げて強い西風が吹きますが、樹林の中ならば弱く、涼を運んでくれるありがたい風です。やはり大雨のためか、登山道を水が流れている箇所もありましたが、登山靴を履いていれば濡れや危険は感じませんでした。柱状節理の崖を落ちる飛竜の滝はなかなかの迫力です。

畑宿に戻って、改めて旧街道に沿って芦ノ湖を目指します。途中車道脇の歩道を歩く箇所もありますが、6〜7割が木立に囲まれた石畳でしょうか。急な階段や坂を登って、最後に権現坂を下ると芦ノ湖畔に出ます。あえぎあえぎ登った江戸時代の旅人は、眼前に広がる湖面と富士山をどのような気持ちで眺めたでしょうか。はたまたその先に待ち構える関所を思って、緊張の度を高めたのでしょうか。

背の高い杉並木を箱根関所跡に向かいます。ここは観光地ですが、記録や発掘調査に基づいて正確に復元されており、興味深いものでした。「入り鉄砲に出女」とは、学校の歴史の時間に習ったことですが、実は「入り鉄砲」については調べたりしていなかったという意外な事実なども紹介されていました。付近にある要害山も、もとは固有名詞ではなく、関所破りを防ぐために地元民さえ立ち入り禁止とされていた山のことなのだとか。

お目当の温浴施設も、週末の午後ということで非常に混んでいたらしく、渋滞気味のバスの車窓から目に入った適当な日帰り温泉に入ってお茶を濁してしまいました。少々締りに欠けたのですが、晴天の空の下、しばらくぶりの山歩きを楽しみました。

山行の様子などは、とりあえず写真に添えたコメントなどをご覧いただければと思います。

コース定数21、主観的グレードA

登山中の画像
  • 小田原で箱根登山線に乗り換えると、通勤電車から行楽電車に雰囲気が変わり、時間の流れ方まで違うように感じる
  • 須雲川バス停から歩き始め
  • いざりの仇討ちとは、どんな物語なのだろう
  • 程なく自然探勝歩道の入り口
  • 昨夜来の大雨の影響か、沢の流量も多い
  • 歩道にも脇から水が流れ込んでいる箇所も
  • こんな警告も
  • あ、これは私では渡れないやつだ。しばらく迷ったが、警告の立て札に従い県道に戻ることとする。実は、少し上流に吊り橋が見えていたのだが、そこを渡ることができたそうだ。
  • 気を取り直して自然歩道いる口に引き返し県道を登っていくと。。。鳥居とキューピッド?面妖な組み合わせと思ったが、ここは日本で唯一幼神を祀る神社なのだそうだ。
  • ところどころ、坂の名前やいわれが案内してあって、面白い
  • 県道を離れて、再度旧道に入ります。
  • こう言うのって、面白いよね
  • 雨に濡れている上に苔むしていて、よく滑る石畳の道に、思いの外手こずる
  • 畑宿から飛竜の滝に寄り道します。往復1時間強
  • へえ〜
  • 右側が連理の桜らしい。
  • 現代の道は味気ないけれど、石畳の道に手こずった後だと、機能的でありがたいものなんだなと思う。
  • 時折頭上の樹冠をゴーゴーと強い風が吹き抜ける音がする。
  • 飛竜の滝への道も、水が流れている箇所も
  • 木橋を渡ると飛竜の滝が視界にはいる
  • 飛竜の滝の下部
  • 柱状節理を流れ下る飛竜の滝。なかなかの迫力です
  • 畑宿から旧街道に戻り、芦ノ湖に向けて登ります。この日は風が吹き抜けていて、高い気温の割には涼しく登れました
  • ふ〜ん
  • 甘酒茶屋。やはり甘酒でもいただいて一息入れましょうかね
  • 黒ごまきな粉もちも、優しい控えめな甘さで美味しい
  • もうひと登りで元箱根。芦ノ湖から富士山が見えるかな?
  • 箱根といえば「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」を連想するなあと思っていたら、歌碑が出てきてびっくり。
  • ここも石畳の上を水が流れている。
  • 権現坂を下ると芦ノ湖へ
  • 強い西風に白波が立つ芦ノ湖
  • 海賊船も強風で運行見合わせ
  • 山頂が雲に隠れているけれど、見えました!富士山!
  • 湖畔の杉並木を箱根関所跡へ
  • 箱根関所跡。綺麗に復元されていて、往時の関所がどのようなものだったのか垣間見ることができる。厳しい取り調べもなく、500円払えば通過できます!
  • 復元された関所と芦ノ湖を行く観光船
  • 山頂付近の雲も吹き払われた富士山
  • 箱根恩賜公園にも立ち寄りました
  • 温泉宿の立ち寄り湯を浴びてから、帰ります
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  • ガバオ さん
    すてぱんさん、おはようございます。

    この頃、仕事に追われっぱなしでゆとりが無く、一週遅れになってしまいましたが、、、箱根旧街道、良いですね~。きっと、ご新居からのアクセスも良いのでしょうね~。

    歩き易いように作った筈の石畳が、雨の時は滑って歩き難いという山道あるあるに納得です。
    いつか一度歩いて見たいと思いますが、飛龍の滝には必ず寄り道しなければなりませんね!

  • すてぱん さん
    ガバオ さん、コメントありがとうございます

    旧街道は登山的な楽しみもありますが、往時の大街道だった訳ですから歴史など背景を調べてから歩くと、なお味わい深いのかなと思いました。地域間の人の往来は特に女性にとって気楽ではなかったでしょうし、交易に至ってはかさばらない貴重品しか運べなかったのだろうなと感じました。当時、庶民の生活に影響があるほどの物流を支えたのは、コストが圧倒的に安かったはずの舟運だろうなと、坂道に喘ぎながら考えた次第です。

    飛竜の滝は、規模はそこそこですが、柱状節理を流れ下る滝というのは、なかなか格好良かったですよ。

    お仕事、いつ頃ひと段落つかれますかね?自分も下界の雑事に追われておりますが、そろそろオフ会の企画も考えたく思います。

  • ぼっけもん さん

    すてぱんさん、おはようございます。

     箱根旧街道歩き、お疲れさまでした。やはり箱根はいいですね~、行きたいなぁ~。

     そちらにいるとき、箱根湯元から芦ノ湖の周囲をグルリとつないで箱根町港まで歩いてたのですが、すてぱんさんが歩かれたルートが丁度未踏区間になっていました。すてぱんさんが歩かれた旧街道は写真を拝見するとよく歩かれている雰囲気ですね。私が歩いた箱根宿から箱根峠は夏草がしげり、こちらも苔がはえツルツルだったのを記憶しています。とても参考になりましたm(__)m。しっかり、ポッケに入れさせていただきます(私も、飛龍の滝には必ず寄り道するようにします(笑)!)。

       ぼっけもん拝

  • すてぱん さん
    ぼっけもんさん、コメントありがとうございます

    外輪山は全て歩かれているのに、湯本からの箱根八里が残ってしまっているのですね。でも、山歩きという観点からすれば、実に正しいと思います。稜線を縦走し、峠道と直行したりすると思うのですが、生活という観点からすれば最小の手間で尾根の向こうの集落に行ければいいわけで、稜線を歩く山歩きは酔狂な話です。逆に生活の必要から離れた趣味の山歩きは、堂々と稜線を歩けばいいのでしょう。この喜びは、趣味を同じくしない人から見たら、どうせおりてくるのに全く「無駄」にしか思えないのかもしれませんけど。
    もっとも箱根八里は、車道のすぐ隣ですから、山歩きとも少し違うのかもしれませんが、かつての旅を思い浮かべながら歩くには、興味深い良いところだと思いました。

  • バリサイ さん
    すてぱんさん、おはようございます。
    箱根旧街道は、実は初めての街道探訪がここなんです。初めての実測、そして初めての拓本もここ。そんなこともあり懐かしく思いつつも拝見させていただきました。また、再訪してみたい場所の一つでもあります。梅雨の晴れ間の飛竜の滝、水量も豊かなようで、滝見にもベストでしたね!

  • すてぱん さん
    バリサイ さん、コメントありがとうございます

    そうでしたか。山歩きとしては手軽なコースですが、旧街道を歩く趣味をお持ちの方にも比較的昔を偲ぶ手がかりが残っていて、興味深いものなのかもしれませんね。結局、箱根を超える幹線コースは、それ以前の湯坂道から江戸期に須雲川沿いに移り、再度国道一号線は湯坂側につけられたということなのでしょうかね。

    伊能隊も、もしかしたら物見遊山で高尾山に測量に立ち寄ったのかもという考察、面白く拝読しました。だとしたら、箱根路を登った際には飛竜の滝にも立ち寄ったかしら(笑)

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