行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
(行き)箱根湯本駅からバスで須雲川バス停
(帰り)箱根支所前バス停より小田原行きバスで塔ノ沢まで
塔ノ沢から入浴後、徒歩で箱根湯本駅
この登山記録の行程
須雲川(8:38)・・・(増水のため丸太橋で須雲川を渡れず県道に戻るなどして40分程度ロス)・・・畑宿(9:34)・・・飛竜の滝(10:12 10:20)・・・畑宿(10:42)・・・
甘酒茶屋(11:28 11:50)・・・興福院(12:23)・・・ 関所跡入口(12:45 14:04 この間関所の見学と恩賜公園散策)・・・箱根支所前バス停( 14:09)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨の合間に、近場で気楽に登れるところということで、途中飛竜の滝に寄り道するなどして、箱根旧街道を歩いてきました。
下界の多事やら梅雨時の天候やらでなかなか登山する機会に恵まれませんが、これといった予定がない週末に梅雨の晴れ間が重なるということで山に行きたしと思えど、山はあまりにも遠く、正直体も心も構えができていません。最寄りの電車に乗って登山というよりは軽いハイキングをして山の気分を味わい、電車の広告で見かける魅力的な温泉も楽しもうと計画しました。案の定、体は重く、夜来の雨で石畳の道は滑って思いの外手こずりました。それにしても箱根旧街道の石畳を歩くのは、小学校の遠足の時以来でしょうか?
大雨で沢が増水し、丸太橋が渡れない箇所があるなど、梅雨時ならではの留意すべき点もありました。須雲川自然探勝歩道入口から15分ほどで須雲川を丸太橋で渡る箇所がありましたが、大雨による増水で橋が半分以上水没。流れも白く逆巻いて早いので元の地点に引き返し、県道を歩いて上部で改めて旧道に入りました。きつい山道はなんとか登れますが、小さな沢でも増水すれば危険で渡れません(渡るべきではない)。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」という歌も納得です。
畑宿に出てみると、飛竜の滝という名瀑があるとのこと、1時間強をかけて往復することにしました。頭上を時折ゴーゴーと唸りを上げて強い西風が吹きますが、樹林の中ならば弱く、涼を運んでくれるありがたい風です。やはり大雨のためか、登山道を水が流れている箇所もありましたが、登山靴を履いていれば濡れや危険は感じませんでした。柱状節理の崖を落ちる飛竜の滝はなかなかの迫力です。
畑宿に戻って、改めて旧街道に沿って芦ノ湖を目指します。途中車道脇の歩道を歩く箇所もありますが、6〜7割が木立に囲まれた石畳でしょうか。急な階段や坂を登って、最後に権現坂を下ると芦ノ湖畔に出ます。あえぎあえぎ登った江戸時代の旅人は、眼前に広がる湖面と富士山をどのような気持ちで眺めたでしょうか。はたまたその先に待ち構える関所を思って、緊張の度を高めたのでしょうか。
背の高い杉並木を箱根関所跡に向かいます。ここは観光地ですが、記録や発掘調査に基づいて正確に復元されており、興味深いものでした。「入り鉄砲に出女」とは、学校の歴史の時間に習ったことですが、実は「入り鉄砲」については調べたりしていなかったという意外な事実なども紹介されていました。付近にある要害山も、もとは固有名詞ではなく、関所破りを防ぐために地元民さえ立ち入り禁止とされていた山のことなのだとか。
お目当の温浴施設も、週末の午後ということで非常に混んでいたらしく、渋滞気味のバスの車窓から目に入った適当な日帰り温泉に入ってお茶を濁してしまいました。少々締りに欠けたのですが、晴天の空の下、しばらくぶりの山歩きを楽しみました。
山行の様子などは、とりあえず写真に添えたコメントなどをご覧いただければと思います。
コース定数21、主観的グレードA
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