行程・コース
天候
くもりのち晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
地下鉄北大路駅から雲ケ畑バスもくもく号(定員9名)
この登山記録の行程
雲ヶ畑岩屋バス停(9:18)・・・志明院(9:40)・・・薬師峠(10:02)・・・高圧線鉄塔(11:05)・・・桟敷ヶ岳山頂(11:12)・・・高圧線鉄塔(11:57)・・・祖父谷林道(12:37)・・・雲ヶ畑岩屋バス停(13:30)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
京都北山の桟敷ヶ岳あたりは古くから日本海側と都をつなぐ交易路とされてきた。
運行していた京都バスも不採算のため廃線となり、すっかりマイナーな山域となったようだ。
それだからこそ静かな山歩きを楽しむことができるし、歴史ある山村らしい風景と史跡や逸話も残されている。
平安前期のこと、皇位継承争いに疲れた惟喬親王が移り住み、この山に桟敷を設けて都を遠望したという。木工細工を好み雌鳥(鶏か?)を可愛がったりしたという親王に親しみを覚えた。
この日出会ったのは二組3人と登山者も少なく、それほど歩かれていない登山道は、必然的に薄す目の踏み跡とテープ頼りとなる。岩茸山の巻道では登山道が通れなくなっている所があったが、どうにか稜線に上がることができた。
下山に利用した鉄塔から林道へ直接降りるルートは、以前は桟敷ヶ岳へのメインルートだったが地図で解る通りの急坂で、柔らかい地質のため何度もすべり靴は泥だらけになるし、整備されていた階段状の登山道も崩壊が進んでしまっている。
なお、祖父谷林道の整備が行われており平日は重機が入っている様子だった。