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白沢五山(雪の里山に春を探して)2020

白沢五山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 上愛子小学校手前の生活道路脇に駐車しました。道幅が広く、車もほとんど通行しないようで、特に問題は無かったようです。

この登山記録の行程

上愛子小学校(9:43)・・・箱倉山(10:28)・・・前山(11:12)・・・五郎山(11:34)【休15分】・・・岩垂山(12:11)・・・小塚山(12:47)【休22分】・・・大森山(13:20)・・・上愛子小学校(14:37)

コース

総距離
約10.6km
累積標高差
上り約738m
下り約738m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 暖冬の今年、里山にもようやく雪が積もった。春の足音が聞こえてきた矢先、山々は再び白く染め上げられている。
 今日は二口林道を歩くつもりだったが、雪が深い山は避けて、まだ歩いたことのない里山を歩くことにした。

 国道48号線を走っていると、こんもりした山々が目につく。それが白沢五山である。
 隣の戸神山には何度も登ったことがあるが、白沢五山に足を踏み入れたことはない。展望のよくない低山歩きという先入観があり、そのためこれまでは興味をそそられなかった。

 この日は上愛子小学校近くの道に車を止めた。この道は車の通行がほとんどなく、道幅が広くなっている箇所に車を寄せた。この土手下のスペースには数台止められそうである。

 未踏のルートということで、今日は上愛子小学校付近から箱倉山に登り、前山、五郎山、岩垂山、小塚山、大森山の順に周回する。国道48号線を西に進み、ピザの店を過ぎて左折し、JR仙山線の高架下を抜けて左に折れ、水道施設の脇から登山道に入る。

 杉林の中、踏み跡を辿っていくと、いつの間にか登山道から離れてしまった。藪は薄いので、そのまま登ると、東北電力の巡視路に突き当たった。一面全て伐採され、見晴らしが良い。ここからの景色は素晴らしく、戸神山、後白髪山、三峰山、北泉ヶ岳、泉ヶ岳を一望できた。
 そのままルートにない箱倉山の北斜面を直登する。傾斜が相当きつく、この道なき道はできれば避けた方が良い。この足跡は、おそらく下山者がつけたものだろう。

 箱倉山山頂は展望がない。そのまま下り、前山を目指す。道はよく整備されていて、歩きやすい。右手に雁戸山、大東岳、後に後白髪山、三峰山を見て歩く。樹間から見える景色は爽快である。

 小さなアップダウンはあるものの、総じて歩きやすい道である。前山を往復し、次は五郎山である。ここはゴロ山ともいうようである。五山には含まれていないが、北側の展望が良い。後白髪山、三峰山、北泉ヶ岳、泉ヶ岳がよく見える。白沢から熊ヶ根の集落が模型のように広がっている。

 ゴロ山から岩垂山へ向かう。道はなだらかで、雑木林が美しい。
 岩垂山山頂では女性4人が車座になって談笑していた。玉蒟蒻をいただく。
 
 次に小塚山へ向かう。これで4山目である。
 小塚山の入り口は分かりにくく、通り過ぎてしまう。ウロウロしていたが、ようやく登山口を見つける。はゴルフボールのついたロープが目印である。
 b小塚山も展望はない。ただし、周辺の雑木林が美しく、ゆっくり休むことができる。ここで腰をおろしてコーヒーを飲み、どら焼きを食べた。

 小塚山から大森山へ下る道は、傾斜が急な上、落ち葉が積もっていてとても滑りやすくなっている。ここが一番の難所である。慎重に下ると、登山口にあのゴルフのロープがあった。

 最後の大森山に登る。ジグザグの急斜面を登って山頂に着くと、東側が大きく開けていた。山が削れ、無残な光景だが、錦ヶ丘団地から蕃山まで、遮るもののない展望が広がっている。

 大森山から戻って、沢沿いに下り、杉林を抜けると、そこが出口である。
 白沢五山は、たくさんの道が交錯し、道筋がはっきりしていない所が多い印象を抱いていたが、全般的によく整備されていて、気分の良い山歩きを楽しむことができた。冬場には木々の間から白い山々が見え、トータルすると戸神山よりも展望が良い感じである。
 陸前白沢駅に戻る途中、振り返ると白沢五山がぽっこりと並んでいた。

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