• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

下野の低山ハイク、唐沢山と三毳山のかたくり

唐沢山、諏訪岳、三毳山( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ、強風

登山口へのアクセス

電車
その他: 往)(東武伊勢崎線、館林駅から佐野線(葛生行)に乗換え) 東武佐野線田沼駅から徒歩
復)佐野バスターミナル15:50発の市営ミニバスにて佐野駅16:35着(4月からダイヤが改正されるとのことです)

この登山記録の行程

田沼駅(8:19着/8:32出発)-唐沢山神社一の鳥居(8:56)-唐沢山城址(9:15/9:46)-(松風の道)-290mピーク(10:07)-京路戸峠(10:55)-諏訪岳(11:11)-村檜神社(11:33/11:45)-(上岡集落、鹿島神社、慈覚大師御母堂の墓、天満宮、十二神社)-かたくりの里入口(13:30/14:05)-三毳山(青竜ヶ岳229m、14:16)-中岳(14:51)-三毳神社(15:00)-三毳神社里宮(15:11)-道の駅みかも(15:15/15:25)-佐野バスターミナル(15:50)

コース

総距離
約21.5km
累積標高差
上り約937m
下り約978m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

関東平野の北を縁取る唐沢山と三毳山を歩いて来ました。関東平野を挟んで、いつもと反対側からの眺めが新鮮です。 三毳山のカタクリは早くも満開のピークを迎えていました。

≫花の見頃が一気に押し寄せた感のある三連休。 お彼岸の里帰りを兼ねて、三毳山のかたくりを堪能しようと東武伊勢崎線に乗り込みました。レコで知った個性的な狛犬を訪ねるのもお目当ての一つです。

ひたすら平地を走る電車の車窓はいつもと雰囲気が異なります。 利根川を越えれば群馬県、渡良瀬川を越えれば栃木県で、武蔵、秩父の山並みが次第に遠ざかり、行く手に関東平野を縁取る両毛の山々が迫ってきます。

最寄りの田沼駅から唐沢山を越えて狛犬目当ての村檜神社まで「関東ふれあいの道」となっています。実は実家が館林ですので幼い頃から馴染みのある唐沢山ですが、訪れるのは何十年ぶりでしょうか、山屋の格好で歩くのも初めてですので懐かしくも新鮮な感覚です。

子供心に山深さを感じた唐沢山も登ってしまえばあっという間で、当時は気にも留めなかった堀切や石垣に目を見張ります。 南城曲輪から広大な関東平野を見下ろせば、ここが戦国の時代に北条と上杉が鎬を削った要衝の地であったということが容易に納得できます。

唐沢山から村檜神社までは良く整備されたハイキングコースです。 折角ですので途中の小ピークや諏訪岳にも足を伸ばしましたが、山頂には紛らわしい踏み跡も有りますので下りには注意が必要です。 専ら強風に吹かれましたが、春の嵐ですので寒さを感じる事はありませんでした。

村檜神社でお目当ての狛犬を堪能すると、関東ふれあいの道と別れ、浮島の様な三毳山に向かいます。距離にして7~8km程ありますが、道端の花を楽しみながら田舎道をのんびり歩くのも悪くありません。地理院地図の神社マークを辿って小さな鎮守社を探し歩くのも楽しみの一つです。

三毳山北麓の「万葉自然公園かたくりの里」は無料開放されています。例年3月末が満開の見頃ですが、今年は一足早く見頃を迎えていました。 一面に咲き誇るカタクリの花を満喫し終えると、慌ただしかった今年の春も漸く人心地がついた気分となるから不思議なものです。

最後は足早に三毳山を縦走してバスターミナルまで歩き通すと、折良く市営のコミュニティバスに飛び乗って佐野駅へ。 館林の実家で好物のカキナのお浸しでちびりとやって、のんびり骨休めの春分の日となりました。

本日の総歩数39,877歩、歩行距離28.4km、消費カロリー1,588kcal、脂肪燃焼量113g也。

続きを読む

フォトギャラリー:93枚

利根川を越えて関東平野の北の縁へ。富士山も奥武蔵や秩父の山並みも今日は反対側です。

館林で東武佐野線に乗換え、今度は渡良瀬川を渡ります。赤城山が良く見えます。

東武佐野線、田島駅が今日のスタートです。

秋山川を越えて唐沢山へと向かいます。

山の麓、車道の脇に唐沢山神社一ノ鳥居。

一つ目の大きなカーブの所から山道に入ります。

ぐいぐいと高度を稼いで、、、

再び車道に合流すると、唐沢山神社は直ぐそこです。

関東七名城に数えられる唐沢山城址。山頂の本丸跡には唐沢山神社が鎮座しています。

眺めの良い天狗岩には必ず立ち寄りましょう。

佐野の市街を見下ろす先に、足利、桐生の山並みと赤城山。

奥秩父方面を良く見れば、両神山の山容も確かめられます。

北条氏政に取り囲まれたり、上杉謙信に再三攻められた歴史があるそうです。

本丸に向かう大手道。

標高八百尺!? 標高247mですので、ほぼ合ってますね。

南城曲輪からの展望。関東平野を睥睨する要所だったことが良く分かります。

いつも歩いている山並みを反対側から眺めるのはとても新鮮です。大岳山や御前山も良く分かります。

南東に浮かぶのは、今日後半に歩く三毳山です。

唐沢山名物(!?)、眠り猫。

南城曲輪の社務所から石段を上がると本丸跡です。

本丸跡に藤原秀郷を祀る唐沢山神社が建てられたのは、明治になってからだそうです。

「唐」をもじったというのでしょうか? 何故か中国風の狛犬が、、、。

子供の頃、何度も訪れているのですが、、、石垣がこんなに立派だったとは気づきませんでした。

社務所脇から「関東ふれあいの道」を「京路戸峠」方向に進みます。

今年初めて見るキブシの房が強風に揺れています。

林道と付かず離れずの山道が続きます。

寄り道した290mピークからは、半分雲に隠れた日光男体山と女峰山が見えました。

低山の割に杉植林がほとんど無く、気持ちの良いハイキングコースです。

京路戸峠。何と読むのか分かりませんが、多田駅方面に下る道が分岐していました。

ここまで来ると、三毳山の見える角度が変わってきます。

コースを離れて、諏訪岳に立ち寄ります。

諏訪岳(324m)山頂。

冬枯れ越しに、四方を見渡せます。

山の神の祠は度々見かけました。

諏訪岳の麓に村檜(むらひ)神社が佇んでいます。

村檜神社は式内社で、檜皮葺きの本殿は国の重要文化財だそうです。

そして、、、居ました、居ました!お目当ての珍狛です♪

ニタリと笑うこの面構え、何と不敵な表情でしょう!

こちらは歯を見せながらの云。

二ヤリと笑う不気味な面構え! ・・・参りました。

神門と石段。

石段の下には紅いカエデが一本。

そして、真面目そうな狛犬が一座。対にはなっていませんでした。

一旦山を下り、三毳山まで長閑な田舎道をとことこ歩きます。

田舎道の春を満喫するのも、今回の楽しみの一つでした。

青空に、黄色が映えるアブラチャン♪

こちらは白が映えます♪

春の寿ぎ♪

高速道路脇の道祖神。日本だな~。

川縁にて~。

歩けそうな所を寄り道しながら~♪

ソメイヨシノはもう少し。

振りかえれば、歩いてきた山々。

これから向う三毳山。強風で砂埃が舞っています。

地理院地図の神社マークを辿るのも今日のお目当ての一つです。

上岡集落の一つ目の神社マークは鹿嶋社。

二つ目は天神社。

三つめは名前が分からず、近所のおばさんにお訊ねすると、十二神社だと教えてくれました。

三毳山~。

東に見えるのは岩船山。

JR両毛線を南に渡ります。岩船の断崖が間近に見えます。

かたくりの里の案内所はコロナの影響で休館中です。

水芭蕉があります。花が開くのはもう少し先ですね。

鹿柵に守られて、かたくりの自生地が広がっていました。

一面に広がる大群生。

去年は見過ごしてしまったカタクリの花♪。来た甲斐がありました!

花は既にピークを迎えているようです。

陽を透かして、、、

カタクリに混じって、アズマイチゲと二輪草♪

かなりの広大な自生地です。

UPする写真を選ぶのに苦労しました~。

自生地を抜けて、三毳山に向かいます。

三毳山のピーク、青竜ヶ岳(229m)です。

山頂に立つ電波塔。

冬枯れの稜線を振り返って、、、。

何度か車道と交差します。

中岳のピーク。

横から見る筑波山。信仰されるのが頷けますね。

三毳神社奥社。狛犬は居ません。

この先は、そのまま関東平野。

山麓は公園として整備されています。

三毳神社里宮。狛犬が一対。

道の駅で一息入れてから、国道50号を歩いて高速バスターミナルへ向かいます。

道の駅から約2.5km、佐野アウトレットの向う側がバスターミナルです。

バスターミナルから市営のコミュニティバスに乗って、佐野駅に向かいます。

JR両毛線と東武佐野線が乗り入れる佐野駅。さあ、館林に帰りましょう。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
トレランシューズ バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー
行動食 テーピングテープ

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

  • ガバオさん、こんにちは

    こちらのレコ、すっかり見落としておりました。三毳山のカタクリを訪ねていらしたのですね。

    村檜神社の狛犬のお顔を拝見していて、古代中国の青銅器の紋様を連想しました。

    三毳山のカタクリ、また訪ねて見たいなあ

  • すてぱんさん、こんにちは。

    以前、すてぱんさんや皆さんが行かれた三毳山のカタクリ、今年漸く行くことができました。
    今年は暖冬でしたので、カタクリもかなり早めの開花だったようでタイミングも良く、期待通りでした。

    緊急事態宣言もどうやら延長の様ですので、やはり今年のシロヤシオはお預けとなりそうですね、、、。

登った山

三毳山

三毳山

229m

唐沢山

唐沢山

241m

諏訪岳

諏訪岳

324m

よく似たコース

三毳山 栃木県

カタクリ咲く都市公園として親しまれる山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
1時間45分
難易度
コース定数
7
唐沢山 栃木県

松の緑が鮮やかな藤原秀郷ゆかりの山

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
3時間30分
難易度
コース定数
15
登山計画を立てる