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都立桜ヶ丘公園から耳すまの丘

若葉台公園、天王森公園、都立桜ヶ丘公園、旧多摩聖蹟記念館、霞ノ関柵跡、桜ヶ丘ロータリー、耳すまの丘、山神社、愛宕第一公園、貝取山公園、豊ヶ丘北公園( 関東)

パーティ: 1人 (目黒駅は品川区 さん )

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行程・コース

天候

雨のち曇り

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路:武蔵小山→東急目黒線→大岡山→東急大井町線→溝の口/武蔵溝ノ口→南武線→稲田堤/京王稲田堤→京王相模原線→若葉台

復路:多摩センター→京王相模原線→明大前→井の頭線→渋谷→バス

この登山記録の行程

若葉台駅14:16→若葉台公園14:25→天王森公園(八坂神社、相模野基線一等三角点(連光寺村))14:41→都立桜ヶ丘公園(旧多摩聖蹟記念館)14:51~15:20→熊野神社(霞ノ関柵跡)15:38→桜ヶ丘ロータリー15:50→いろは坂15:58→耳すまの丘16:04→山神社16:12→浅間神社16:24→愛宕第一公園16:29→貝取山緑地16:44~52→豊ヶ丘北公園16:57~17:08→たま家17:20~35→多摩センター駅17:41

合計3時間10分(たま家除く)

コース

総距離
約13.7km
累積標高差
上り約498m
下り約490m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

4月18日(土)は、新型コロナウイルスもへったくれもなく朝からもの凄い雨で、今週こそは大人しく自宅謹慎するしかないと思ったのですが、午後から雨がやみそうだったので、実家のある聖蹟桜ヶ丘周辺を散歩してきました!

未だ断続的に激しく降る雨の中、ほぼマスクいらない状態にガラガラに空いた電車を乗り継いで「若葉台駅」で下車すると、それまでの天気が嘘のように雨は上がり、天皇陛下のように虹までは出ませんでしたが、一部青空も見えるようになって来ました。

まずは「若葉台公園」を経由して稲城市と多摩市の境の稜線の道に上がり、「天皇森公園」を目指します。この稜線の道は東側と西側の両方が見渡せる絶景のドライブコースとなっています。

天王森公園は八坂神社がある小ピークなのですが、ここにはこの前行った横浜の高尾山と同じ日本の三角点測量の基となった「相模野基線」の一等三角点「連光寺村」があります。標高は161.7mです。

天王森公園の次は多摩大学の脇を通り、「都立桜ヶ丘公園」に向かいます。ここは明治天皇が、東京近郊ということもあり何度も兎狩りに訪れた場所で、それを記念して「聖蹟記念館」なるものが建てられ、周囲の森も当時のまま保全されていたのですが、それが主に財政上の理由から維持管理が難しくなり一部荒れ果てていたのを、東京都が買い上げ公園として整備しなおしたものです。隣接して多摩市立の連光寺公園や大谷戸公園がありますが、管理者が違うだけでほぼ一体化しています。

この桜ヶ丘公園に南側の入口から入ったら、なるべく下に下りないように進み、連光寺公園を経由して、聖蹟記念館を目指します。聖蹟記念館は中に馬に乗った明治天皇像があるのですが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で休館中で中には入れませんでした。
聖蹟記念館からは下の大谷戸公園に下りて、さらに聖坂通りを下り、乞田川を渡って「熊野神社」に向かいます。

熊野神社はごく普通の神社なのですが、この前を江戸が関東の中心になる以前の主要な街道である「鎌倉街道」が通っており、その関所である「霞ノ関」の柵の跡が残っています。この間分倍河原で新田義貞のことを少し書きましたが、分倍河原の合戦がこの先の府中で起きたのもここを鎌倉街道が通っていたからです。

熊野神社の脇の竹林の中の小道を登り、原峰公園の上をかすめて、「桜ヶ丘ロータリー」に向かいます。桜ヶ丘ロータリーは京王桜ヶ丘団地の中心にあるロータリーで、ジブリのアニメ「耳をすませば」の聖地の1つになっている場所です。ここには丸い形の建物の小規模な商店街があり、一時期多摩ニュータウンの開発で出来た大規模店に圧されシャッター街化していたのですが、アニメの影響でお洒落な喫茶店が出来たりして、最近はまた店が埋まっているようです。

桜ヶ丘ロータリーから「いろは坂」の方に向かいます。いろは坂の名前の由来はヘアピンカーブの感じが日光のいろは坂に似ているとこれから自然発生的にそう呼ばれるようになったらしいです。ここは桜の名所で途中に「いろは坂桜公園」という地元のお花見スポットもあります。

いろは坂桜公園の横の崖が「耳すまの丘」なのですが、アニメの聖地になる前は一応立入禁止でも簡単に入れたのですが、今は柵が張り巡らされて入れなくなってしまったので、いろは坂を途中まで戻って、階段を登って上の住宅街から迂回して行きます。

耳すまの丘の横から柵越しに見ると、アニメのラストシーンで主人公の2人が立っていた崖の上と、聖蹟桜ヶ丘駅前の高層ビルが良く見えます。また横に場所を移動して下を眺めると、アニメで下を流れていた「大栗川(※多摩川ではありません)」や奥多摩から奥武蔵に続く山並みが良く見えます。視界に映る大きな橋は府中四谷橋です。

耳すまの丘の大展望を楽しんだら、竹林の中の道を抜けて、昔からの農家の家が点在する東寺方に下ります。東寺方から再び京王桜ヶ丘団地の方に上り返すと「山神社」があります。

いかにもどうでもいい感じの名前の神社なのですが、この近所の「愛宕神社」「十二神社」の祭礼も一手に引き受けている力のある神社で、例祭は結構盛大です。

山神社の次は「浅間神社」に向かいます。ここは神社というより、小さな祠にカバーがついてるような物なのですが、大栗川沿いの盆地とその向こうに丹沢や富士山、奥多摩の山並みが一望出来る知る人ぞ知る絶景スポットです。

浅間神社から下の広い車道を渡って、次は「愛宕第一公園」に登ります。ここも大栗川沿いの盆地を一望出来る絶景スポットだったんですが、新緑が芽生えすぎてイマイチ良く見えない状態になってしまっていました。

愛宕第一公園からは、愛宕団地の眺めの良い稜線を進む道も捨てがたいのですが、今日は再び乞田川を渡り対岸の「貝取山緑地」に登ります。

貝取山緑地は上をさっき関所があった鎌倉古道(街道)が通っている緑地で、今の鎌倉街道は川沿いを通っていますが、乞田川や大栗川がしょっちゅう氾濫を起こす暴れ川だったため、昔の道や集落は川から一段上がった高いところにあるのがこの辺りのの特徴です。

貝取山緑地を途中で下りて、次は「豊ヶ丘北公園」に登ります。ここは貝取山緑地と川を隔てて対をなすような形になっている緑地公園で、山頂から少し西に行ったところにあるベンチからは送電線鉄塔の下から高尾山方面が良く見えます。

豊ヶ丘北公園から再び乞田川を渡り、多摩市でラーメン屋と言ったらまずここというべき店の「たま家」に向かいます。名前でわかるように横浜家系のラーメン屋なのですが、色々研究しているらしく、他ではあまり見ない醤油味の強いスープが特長です。野猿街道沿いに姉妹店の「831家」という店もあります。

たま家でラーメンを食べたら、「多摩センター駅」に向かいます。多摩センターはご承知のように、サンリオピューロランドがある駅として世界的に有名なんですが、新型コロナウイルスの影響で休業中。多摩地区のコンサートホールとして有名なパルテノンも休業中で、この前まで平日は頑張って営業してた「極楽湯」も小池知事の陰謀で遂に全面休業に追い込まれて、寂しい限りなんですが、その割に意外と人がいるのは雨が上がったせいなんでしょうか。イトーヨーカドーとか開いてるしね。

ハイキングコースを歩こう - 多摩丘陵へ行こう! - 公園へ行こう!
http://tama.tokyo-park.or.jp/enjoy/hiking/

新ウォーキングマップが完成しました。 | 多摩市役所
http://www.city.tama.lg.jp/0000004821.html

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