行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
かいもん山麓ふれあい公園に前伯
この登山記録の行程
かいもん山麓ふれあい公園(8:10)・・・登山口(8:20)・・・五合目(9:17)・・・仙人洞(10:11)・・・9合目で救助訓練のため足止め(15分間)・・・開聞岳(11:00~12:30)・・・仙人洞(13:05)・・・五合目(13:33)・・・登山口(14:14)・・・かいもん山麓ふれあい広場(14:22)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今年めでたく定年退職。その記念として2週間で九州の山10座を登る計画を立てた。しかし、旅の途中で全国に緊急事態宣言が出されたため、10日間6座に計画変更。記念すべき1座目は開聞岳。
かいもん山麓ふれあい公園に前泊。冷暖房・風呂・TV・冷蔵庫・ガスコンロと設備の整ったログハウスが1棟5000円弱、登山目的の遠征者には大変ありがたい。公園から見上げる開聞岳も素晴らしい。
公園内の道路を進み2合目の登山口へ。時折、「開聞岳は火山なんだなあ」と感じさせる溶岩地層の露出を楽しみながら、5合目付近まで樹林帯の登山道を進む。6合目あたりから、登山道は岩場となる。7合目を過ぎると眺望が開け、前日訪れた長崎鼻や大隅半島・佐多岬を眺めることができた。かすかにではあるが、屋久島や硫黄島を望むこともできた。
仙人洞を過ぎたころから、山頂付近にヘリが飛来し爆音が騒々しい。9合目を過ぎると、西側方向の眺望が開け、枕崎市方向に伸びる弓なりの海岸線が美しい。山頂まであと一息、と思っているところへ、待機していた救助隊員が「山頂で訓練中ですので、ここで待機願います。」と言葉をかけてきた。山頂での訓練が終了するまで、眺望を眺めながら15分程度足止め。鹿児島県の防災ヘリの訓練とのこと。登山道に4か所、救助ポイントが設定されていて、そこでの救助訓練を行っているそうだ。しばらくしてヘリは飛び去り、訓練は終了した模様。そこへ3人の救助隊員が下山してきた。「ご協力ありがとうございました。」とみなさん。「あれ、みんなヘリで帰ったんじゃないの?」と小生。地上部隊は歩き、これも訓練の一環とのこと。さらに、この後、下の救助ポイントで訓練があることも知らされた。
山頂直下のハシゴ場やロープ場を登り終え念願の頂上へ。山頂は大きな岩が点在し広いスペースはない。しかし、360度とはいかないが山頂からの眺望は素晴らしい。眼下に宿泊したふれあい公園、その向こうには池田湖、さらに奥には桜島。桜島を眺めながら昼食をとっていると、桜島から噴煙が上がり始めた。「おお、桜島の噴火か!」遠征者にとっては一大事。居合わせた地元の登山者に声をかけると、「あの程度の噴煙は日常茶飯事です。」なるほど、だからテレビの天気予報で桜島の降灰予想があるのか。
山頂での昼食の間ずっと、下の救助ポイントで行われていた訓練も終了した様子なので、こちらも下山。救助訓練に遭遇するという貴重な経験をさせてもらった開聞岳初登山。想像どおりの素晴らしい眺望を堪能することができた。
明日は、霧島へ向けて移動である。
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