以前から、何度誘っても「恐ろしい山！」と、夫が首を縦に振らなかった谷川岳です。
今回は、温泉旅館の「飲み放題付！プラン」で誘ってみました。
「近いんだし、一度くらい経験してみてもいいお山だと思うよ」と。

ロープウェーの往復券は、ＪＡＦのカードで割引になります。（ラッキー！）
登山者はまあまあ多かったものの想像していたほどでもなく、やはり紅葉シーズン前に
来て正解だったとホッとしながら順調に歩いて肩の小屋へ。　
トイレが並んでいて少し時間がかかった以外は特に問題もなく、トマの耳・オキの耳。　
再び肩の小屋前で休憩の際、一度靴を脱いでバンドエイドを貼る時間をとり、避難小屋
ではマッサージの時間をとり…。　どうも、新しい靴との相性がイマイチだったようです。

みなかみ温泉の旅館は、とても立派でした。　
この夏はずっと山小屋かビジネスホテル＋居酒屋の連続でしたので、温泉・大浴場・露天
風呂・家族風呂…というような豪勢な設備に、すし・天ぷら・ステーキありの食べ放題＆
飲み放題の天国のような豪華ディナー（？）で、心はすっかり旅する呑兵衛になりきって
しまいました。　この油断がいけなかったかな…。　いつも以上に飲み過ぎたとは思って
いませんが、10畳か12畳か、とにかく山小屋サイズとは規格の違う広い部屋に、たった
二組のふかふかなお布団。　着替え（浴衣）も用意されてる～！エアコンもついてる～！
シアワセ～！と、何も考えずにお布団にダイブして眠ってしまったのです。　
…だって、本当に久しぶりの贅沢だったんだもの…。

で、翌朝、喉が痛くて。　
ついでに頭も痛くて。　
家に着いたらゾクゾクして。
翌朝高熱が出ましたとさ。（今だったら即、自宅待機ですね…）　　

翌日は会社を早退して病院に行きました。
お山の翌日に体調崩して早退だなんて、何たる不覚！
抗生物質含め、お薬5日分いただきましたが…次の週末までに回復できるか…？

それにしても、以前、夫が「山小屋は（値段が）高い！」って言っていた感覚が、少し
わかった気がした今回の旅でした。　なるほど、逆に考えたら、北アルプス2食付宿泊＋
ビールその他≒今回のお宿ということで、確かに「高い」と感じても不思議はないかな…と。

（2020年5月8日記載）

◆◇現実問題として…
一旦休業を決めた山小屋の再開は、そう簡単なことではないと思われるので…
日を追って、段々と登山者の自己判断山行は増えていくのかな…と想像します。
テント場やトイレを含め、小屋営業の一切を休止している場所でのトイレ問題。
未だに「キジ撃ち」なんて言っていていいのかな？…と、やはり気になります。