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あじさいワールド雨引山

御嶽山、雨引山、燕山、加波山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

曇りのち雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「JR岩瀬駅」をセット。駅の裏側に回ると「岩瀬休憩所駐車場」がある。綺麗な駐車場で20台強は停められる。無料。

この登山記録の行程

岩瀬休憩所駐車場(06:35)・・・御嶽山(07:08)・・・雨引山(07:41)・・・雨引観音(07:57)・・・・加波山(10:40)・・・燕山(11:17)・・・雨引山(12:26)・・・御嶽山・・・岩瀬休憩所駐車場(13:39)

コース

総距離
約22.0km
累積標高差
上り約1,675m
下り約1,676m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

新型コロナの自粛解除を以って遠征だ!と狙っていたのに、ドンピシャで梅雨に突入。やるせない話だ。
天気予報をチェックすると午後から雨マーク。どうせなら雨の似合う山へ行こうと岩瀬休憩所駐車場へやってきた。岩瀬休憩所駐車場は、以前、裏筑波縦走をした際に起点として利用した場所で約1年ぶり。
線路に沿って登山口へと向かう。最初の山は御嶽山。あの木曽の「御嶽山(おんたけさん)」と同じ読み方をする。ちなみに地元福井でも同じ名前の山があるが、こちらは「おたけやま」と読む。
御嶽山は、そのごつい名前に反して僅か230mの小さな山。しかし、地元からとても愛されていて、早朝から多くの方が散歩で登ってこられる。
いつも急ぎ足で通り過ぎてしまうため、「そういえば山頂はどこにあったのだろう?」と下山してから思うが、今回はゆっくり歩いていたおかげか、笹薮の中に分岐した細い道を見つけた。分け入ってみると5m程のところに三角点がひっそり設置されていた。目立たない笹の中に分岐の看板もなく、これでは見落とすのも道理だ。
そのまま雨引山へと進む。筑波山へと連なった山は徐々に高度を上げていく。1,000m以下の連山なので大したコースではないが、急な階段があちこちにあって、これが地味にダメージを蓄積する。どことなくダイヤモンドトレイルを連想させる階段地獄だ。
雨引山から一旦下山して今日の目的地「雨引観音」を目指す。雨引観音(あまびきかんのん)は、中国から帰化した法輪独守居士が587年に開山したと伝えられる古刹(寺)。
あじさいの名所で6月上旬から7月中旬にかけては、境内のあちこちでいろいろな種類のあじさいを楽しむことができる。特に池に浮かべた「水中花あじさい」とライトアップのイベントは、最近で言うインスタ映えでここ近年知名度が確実に上がっている。
残念ながらイベントは7月開始なので、水中花は見ることができないが、まだ人の少ないうちに、境内をゆっくり巡りながらあじさいを愛でることにする。紫に青。白いものやピンクのものまで。雨に濡れてひときわ鮮やかさを増している。
観光客が増えてきたので、雨引観音を後にすることにする。そのまま雨引観音から延びる林道を使って、山の中腹を縦走路と並行するように横へと移動しながら加波山へと向かう。この辺から霧雨が降るようになってきた。ほぼ天気予報通り。
途中から林道を外れて、沢沿いの登山道で直登していく。どこか見覚えがある道だと思っていたら、数年前に燕山に登った時に使ったルートだった。大きな一枚岩を緩やかに流れる沢の風景が記憶に残っていて、もう一度見たいと思っていただけに嬉しい偶然だ。

加波山神社に到着。大きな天狗が祀られていて、とてもユニークな神社だ。山頂へはその脇にある石畳のような登山道を登っていく。この石畳が実に趣があってよい。
登りきったところで出迎えてくれるのが、日本で唯一たばこを祀った珍しい神社。加波山神社では毎秋、葉タバコの豊作を祈願する「きせる祭り」が開催されていている。珍しいお祭りなので、一度見てみたいものだ。
山頂で水分補給をして折り返す。
帰路は峰伝いの縦走路を使って戻る。地形的に降りが多くなるが、その分、足への負担が半端ない。特に燕山の階段が「どこまで続いているんだ!」というくらい長かった。
この付近から次第に雨が強くなってきた。梅雨時期特有のムッとした湿度が不快だったが、雨のお陰でむしろヒンヤリして心地よい。
雨引山の山頂にある東屋で雨をよけながら休憩をとる。テーブルの上にザックを降ろし、椅子に座り込む。霧が立ち込めていて眺望は全くない。
テーブルに肘をつきながら雨音を聴いていたら、いつしかウトウトしていた。情緒的な話ではなくて、たぶん、軽いシャリバテ。そういえば、朝食らしい朝食をとっていない。東屋の屋根の下でゆっくりお昼ご飯を食べようかとも思ったが、ここまでくれば降った方が早いと、非常食を少しだけ口に入れて下山する。
雨引観音で見た色とりどりのあじさいも素敵だったが、登山道の脇にひっそり咲くコアジサイも、この時期の登山の風物詩としてとても綺麗だった。実に気持ちの良い雨の散歩だった。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • うわぁ~なんだここ。すごく綺麗ですね。

  • 水中花はもっと綺麗かな。

登った山

加波山

加波山

709m

御嶽山

御嶽山

230m

雨引山

雨引山

409m

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