行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道33号、三坂峠南東から林道に入る。本来、黒森山へは796m独標点南から支道に右折しないといけないのだが、誤まって本道を進んでしまい、右ヘアピンカーブ脇に駐車した。
本来、支道の標高1030mに建つ電波塔まで車で進入することができる。
この登山記録の行程
駐車場所14:02・・・電波塔手前の林道のヘアピンカーブ14:53・・・正規の登山口15:05・・・稜線のコル15:08・・・山頂で休止15:21~15:50・・・登山口15:57・・・電波塔前16:06・・・林道本線16:34・・・駐車場所16:39
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
皿ケ嶺連峰とは、石鎚山脈の堂ケ森から西に続く千メートル超峰群で、概ね、青滝山から黒森山を指す。石鎚山脈と同様、笹原の美しい尾根を有しているが、起伏が激しく、縦走には一定の体力を要す。この内、青滝山西方の峠から三坂峠までと、面河ダム周辺、障子山及び谷上山周辺は県立皿ケ峰連峰自然公園に指定されている。面積は30.95平方キロメートル。
山系はブナ林等の自然林がある他、世界初、フタモンカラスアゲハが発見される等、昆虫の宝庫としても知られている。
更に'00年代に入り、黒森峠(黒森山とは無関係)から引地山までは東温市のさくら山行会と旧川内町が中心となって山系の登山道を整備し、「東温アルプス」という名称をつけ、地形図に未表記の山名を記載した登山マップを発行する等、普及に努めている。但し、道標がない重要な分岐があったり、電話での問い合わせで、本来通行できない林道を通行できる旨答える等、整備と対応には若干の問題もある。
黒森山(1154.2m)は愛媛新聞発行の登山ガイドブックや、新版の分県登山ガイドに掲載されたため、'90年代までよりは入山者が増えている。
中央構造線に沿う断崖を有しているが、稜線直下を林道が走っており、短時間で登頂できてしまうため、あまり魅力的とは言えない。かつては眺望が優れていた山頂も周囲の木々が育って来ており、分県ガイドに記されているような展望は得られない。
が、逆に短時間で登頂できる気軽さがある。当方も家を出るのが昼前位になりそうだったから、この山を選んだ。
最短登山コースの登山口からだと十分台で登頂できてしまうが、電波塔以遠の林道は藪化して車での通行が不可故、20分以上はかかる。
そのように、本来なら、電波塔近くに駐車し、登山するのが普通だが、林道の本線と支線を勘違いして本線の方を進んでしまい、且つ、地図を見てなかったため、現在地が分からず、下方から「感覚」で登山することになった。
駐車地から東に進むと林道の分岐があり、ここを上の林道の方に進む。この林道も荒れており、車が通行できる状態ではない。林道終点は、土砂崩れによって「終点」のように見えているような気がした。少々斜面を上がった後、下り、山肌を進む。
支尾根のような箇所に差し掛かると、その急勾配の尾根を上がった。上方に進むと藪が出てくる。尚も上がると、笹藪の植林帯に出た。ここでも適当に高い所を目指して登る。
その内、尾根直下の藪化した作業道に出た。しばらく進むと南方に、東西に延びる山体が見える。てっきり、中ノ峰かと思ったが、後でそれは1051m峰西部周辺だと分かる。現在地も高度も分からないまま、「感覚」で登っているのだから無理もない。
各所の作業道の分岐も「感覚」で道を選び、進んでいるとその内林道に出た。前方には電波塔が見えている。ここで初めて現在地が分かった。ここは地形図に記載の電波塔手前の林道のヘアピンカーブ部である。
電波塔から先の林道は茅が藪化しており、車の通行は不可。進むに連れ、茅の背が高くなる。
ほどなく文字が消えた中ノ峰登山口道標が現れたが、中ノ峰経由で登ると黒森山登頂が確実に15:30を過ぎてしまうため、これをやり過ごし、中ノ峰と黒森山のコルから稜線に上がった。
稜線も一部、笹が藪化している箇所がある。入山者は多くはないようである。尾根道沿いは石鎚山脈同様、きれいな笹原だが、南側は植林帯になっている。北側にはブナやナラもある。
山頂までは地形図に描かれてない小ピークがいくつかある。踏み跡は比較的明瞭。
山頂には天保12年に建立された権現の祠があり、その先に三角点が埋設されている。展望は祠の手前から、多少、松山平野を望める位。天気が良ければ伊予灘から瀬戸内海も遠望できるかも知れない。
帰路は林道を駐車場所まで戻った。
フォトギャラリー:7枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 帽子 | グローブ |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | ナイフ |
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