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滝子山登山で道迷い、危険な失敗記2020年10月14日

滝子山( 関東)

パーティ: 1人 (ヒノキバヤシ さん )

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行程・コース

天候

終日曇り、山中はガス霧雨も

登山口へのアクセス

電車
その他: 横浜線から八王子6時35分発松本行、笹子駅に7時33分着
帰りは、初狩駅の予定が登山のトラブルで笹子駅に戻った

この登山記録の行程

笹子駅(7:44)・・・笹子餅買う・・・桜公園(8:28)・・・道証地蔵(9:00)・・・2番目の橋渡り(9:28)・・・以降道迷いトラブルで時間記録なし・・・登山標識への下山時(13:30)・・・しばらくして登山時2番目の橋をわたり返し、順調に下山・・・途中の渓流脇で泥一色の登山ズボンの着替え、ザックや靴底の泥落しなど・・・笹子駅(15:57)

コース

登山記録

行動記録・感想・メモ

駅から登れる山として、今回は滝子山を選び、笹子駅~初狩駅のルートを計画した。来週まで悪い天気予報でギリギリ14日を選んだ。皆様方の笹子駅からの登山記録を拝見し、登山標識はわかりやすく、しっかり登・下山すれば、順調に初狩駅に着けると考えていた。しかし、そうはならず、忘れられない大変な1日となってしまった。
・予兆はあった。笹子駅で私以外誰も降りず。天気は朝から曇り・霧雨で駅近くでお早うと挨拶をしてくれた小学生は雨合羽を着。見上げる山は雲にかくれている。道証地蔵からすぐの1番目の木橋も渡った先は橋の上を上からの水が流れている。渓流も水量多く素晴らしい音と勢いで。登山道もぬれた焦げ茶色が続く。結局この日は登・下山人に会わず。
・2番目の橋を渡りしばらく歩くと標識が現れ、まっすぐ上を指して滝子山とあった。標識通り登ったが、最近多い雨の影響や登山者の少なさもあってか踏み跡がよく解らない。暗い中、霧で先もよく見えない。一番はっきりした踏み跡を登ったが瓦礫の中を登るところもあり、これは登山道では無いと思いまた少し降りて上から標識を見るとやはり標識は上を指していた。・・・ここで素直に標識まで降りて標識やその周辺を再確認し、諦めて引き返すことも検討すべきだった。
・以降、踏み跡らしき道をかなり登ったが、先が途中でわからなくなり、試行錯誤したので来た道もわからなくなった。登山道を懸命に探したが、立つのも困難な濡れた急斜面であり、大きい岩壁も所々あり、登り・下り・横移動が滑り落ち防止で大変時間がかかったが結果が出ない。11時半頃降りて帰ることに決めた。地図で下山方向左側が「すみ沢」であり、沢沿いの岩場に降りたが、滝のような渓流でその先は無理。12時半頃反対側の方が傾斜が緩い山側かと考え反対側に下山することにした。生きた木や生きた根、固定された岩などを確認して掴み慎重に進んだが、足底が粘土で滑り、10m程滑り落ち、下にあった木での顔面打撲と肩直撃で止まり助けられた。(メガネ破損(ザックに換りあり))相当降りると遠くに特徴のある登山標識が小さく見えた。大げさだが、これで今日中に生きて帰えれると心の中で万歳し、慎重に時間をかけて13時30分に標識に降り着いた。場所確認の気力は全く出ず、そのまま下山した。
・帰宅後、全身に打撲痕・擦り傷、切り傷を確認。痛めた左肩は少し時間がかかりそう。翌日は体のいろいろな筋肉を使った疲れが残った。天候への対応も含め、安全登山への基本行動の重要性を再認識し、絶対繰り返さないぞと思った。

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フォトギャラリー:10枚

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ツエルト 健康保険証 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール

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