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2020年11月28日 端下峠経由で雨ヶ岳に登る

天子山地の雨ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (含鉄 さん )

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行程・コース

天候

晴れだが雲も多かった

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 国道139号線沿い、静岡県と山梨県の県境にある根原入口からスタート。
近くに天徳宮の駐車スペースがあるので停めさせてもらった。

この登山記録の行程

天徳宮(06:12)…根原入口(06:14)…端下峠(07:27)…雨ヶ岳(08:47~08:59)…端下峠(09:55)…根原入口(10:53)…天徳宮(10:55)

コース

総距離
約10.0km
累積標高差
上り約1,241m
下り約1,240m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

山梨県と静岡県の県境付近、国道139号線の近くにある天徳宮の駐車スペースに車を停めてハイキングを開始する。
天気予報の確認、来る途中で闇夜に浮かぶ富士山を確認しているので天気のほうは心配無さそう。
不安なのは路面状況で、雪ならまだ良いが濡れた地面や泥濘は滑りやすいので非常に怖い。
その不安は残念ながら的中した。

朝6時過ぎに天徳宮から根原入口に入りハイキング開始。
暫くの間は東海自然歩道を歩いていくが、大半は林の中なので朝早い時間帯はまだまだ薄暗い。
東海自然歩道は高低差が少ないので割りと快適に歩く事が出来るが、所々で土砂が積もっていたりコースが崩壊している箇所があるので注意。
東海自然歩道を歩いていると頻繁に案内看板を目にするので安心感がありそうだが、案内されているのは本栖湖や田貫湖など麓にある名所がメインで、近隣にある雨ヶ岳や竜ヶ岳など山の名前はまず記されていない。
50分ほど歩いて東海自然歩道から端下峠へ向かう分岐と案内看板があり、端下峠へ向かうルートに入ると一気に高度が上がっていき体力が削られていく。
端下峠が近付くと日の出を迎えるが、日の出が丁度富士山と重なるいわゆるダイヤモンド富士だったので撮影をする。

端下峠から雨ヶ岳へ向かうルートは、最初のうちは高低差が少なく歩きやすいがすぐに急勾配の区間に変わる。
岩が露出しやや険しい場所にもロープなどは一切張られておらず、垂直に近い岩場をよじ登るような難所は無いものの、今回は地面が濡れているので非常に滑りやすい状況に難儀した。
スタート地点の根原入口から雨ヶ岳山頂までの累計標高差は約800mほどだが、端下峠からは一気に高度を上げていく感じのコースなので体力的に厳しく感じる。
端下峠でダイヤモンド富士が見れるほど良く晴れていたが、雲が丁度通り掛かっているようで富士山も周辺の山々も雲に隠れがちになってきた。
日差しが当たっている時は無風状態だととても暑く上着を脱ぎたいが、風が吹くとやたらと寒く感じるので汗を掻いていても上着は脱げず我慢して歩く事にした。

雨ヶ岳山頂は笹が綺麗に刈り取られ、昔の深い笹藪だった頃の印象はなくなっている。
綺麗に維持されているという事は、定期的に整備して下さる方がいるからこそなんだと強く思う。
山頂に着いた時、富士山方向には雲が横切っていて富士山は全貌が見えないので少し待つ事にした。
すると割りと短時間で雲が途切れ富士山が見えるようになり撮影。
このまま毛無山に行きたい気持ちにもあるが、今回は毛無山は計画していないので引き返す事にする。
ちなみに、ここに来るまで他のハイカーとは一切出会っていない。

雨ヶ岳から元来た道を引き返す。
濡れて滑りやすい状況は下りでは更に危険が増すので、今回は下りのみストックを使う事にした。
下り始めてすぐに他のハイカーとすれ違う。
滑りやすい状況なのですれ違うにも気を使いそうだが、今回は下りで2回ほど尻餅をついてしまった。
先程も書いた通りやや険しいなと思う場所でもロープなどは一切無いので、特に段差が多い場所は慎重にアプローチしないと事故の危険性もある。
しかし、2回目に尻餅ついてしまったのは段差などの無い穏やかな下り坂だった。
気の緩みもあったかもしれないが、久し振りに怖い下り坂を経験する事となってしまった。

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フォトギャラリー:25枚

山梨県富士河口湖町富士ヶ嶺にある天徳宮駐車スペースの近く。
ここからハイキングスタート。
天気は心配無さそう。

国道139号線沿いにある根原入口。
ここから東海自然歩道に入る。
日の短い季節なので、暗い場所は肉眼以上に暗いカメラ写りになってしまう。

まだ薄暗い東海自然歩道。
コースは画像のように整備されている…と言いたいところだが、荒れていて通過に注意を要する場所もある。

雨ヶ岳へ向かうには東海自然歩道から外れて端下峠を経由する事になるが、東海自然歩道の案内には端下峠というワードは殆ど出てこず、雨ヶ岳というワードは一切出てこない。
田貫湖方面の指示に従う。

唯一、端下峠の案内がある看板。
ここから東海自然歩道を外れて登り坂らしい登り坂が始まる。

端下峠の直下でダイヤモンド富士。
端下峠まではほぼ登り坂をひたすら登る事になるが、まだまだ勾配は優しいほう。

端下峠でダイヤモンド富士が終わった頃。

端下峠の案内。
竜ヶ岳方面と雨ヶ岳・毛無山方面に分かれる。
今回は雨ヶ岳方面へ向かう。

端下峠を通過した直後は割りと歩きやすいが…

天気は青空で日差しも届いているので、上着を着ていると暑くて脱ぎたいところだが、時々吹く風が非常に冷たく我慢して歩く事にした。

雨ヶ岳は急勾配区間が長く、濡れている箇所が多数あったので滑りやすく気を使う場所が多かった。

途中で雲の中に入る。

富士山も雲が掛かってしまった。

今回は氷点下まで下がらずに済みそう。
その代わり風は冷たい。

雨ヶ岳山頂。
登った当初は富士山の目の前に雲が流れていたが、しばらく粘っていたら綺麗に見えた。

雨ヶ岳山頂から端下峠への下り。
濡れた路面が危険そうなので、普段あまり使わないストックを使う事にする。

勾配がきつくなくても泥濘になっていたり、落ち葉で下の状態が分からなかったり、とにかく気を使う場所が多くそれでも2回滑ってしまった。

雨ヶ岳山頂から少し下った場所から。

怖ろしい下り坂を何とか通過し端下峠へ。
本当は竜ヶ岳へも行こうかなと考えていたが、疲れたので今回はやめておいた。
…竜ヶ岳は年末行くかもしれないし。

端下峠を下りて東海自然歩道に合流する。

東海自然歩道でコースが崩壊している箇所。
倒れた木の部分辺り。

かと思えば、このような歩くのに快適そうな場所もある。

根原入口に戻ってきた。

天徳宮の駐車スペース。

毛無山と雨ヶ岳を望む。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 地図 コンパス
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ストーブ ライター
クッカー

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登った山

雨ヶ岳

雨ヶ岳

1,772m

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