行程・コース
天候
曇り時々薄日
登山口へのアクセス
バス
その他:
小田急線伊勢原からバス。朝は1時間に3本程度。帰りは蓑毛から秦野までバス利用
この登山記録の行程
大山ケーブルバス停(08:35)・・・大山ケーブル山麓駅(08:50)・・・阿夫利神社下社(09:30)[休憩 10分]・・・見晴台(10:05) [休憩 05分]・・・唐沢峠(不動尻)分岐(11:00)[休憩 10分]・・・大山(11:30)[休憩 30分]・・・16丁目分岐(12:35)・・・蓑毛越(13:15)[休憩 10分]・・・蓑毛バス停(14:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
師走の一日、江戸時代から庶民の信仰を集めた相州の名山、大山を訪れた。日曜日とあって山頂は中高年や若者のグループ、家族連れなどでいっぱい。あいにくの曇り空で展望はもう一つだったが、みんなそれぞれに晩秋の一日を楽しんでいた。
大山ケーブルバス停から土産物店の間を通って歩き出す。ケーブル山麓駅の先で男坂と女坂の分岐を右にとり男坂に入る。この男坂は最初から急な石段で、ケーブル中間駅の脇を通り、女坂との合流点を通って下社まで延々と続く。
登り切った下社前の広場にからさらに真新しい石段を登り下社に参拝。下社はケーブルで登った人も合わせて賑やかだった。天気が良ければ相模湾に浮かぶ江の島や遠く三浦半島や房総半島まで見渡せるとのことだが、残念ながらかすんでしまい望むことはできなかった。
多くの登山者は下社から表参道で山頂の上社を目指すが、広場に戻りに茶店の横を見晴台方面に向かった。この道は関東ふれあいの道に指定されている。二重滝の横を通り山腹を登るとベンチのある見晴台に到着する。ここから涸沢峠分岐までの雷ノ峰尾根と名付けられた尾根道も結構な登りで、歩きにくい木の階段が続く。登山道の修復中とのことで、あちこちにヘリコプターで荷揚げされた補修資材が置かれていた。この道は下山道として使われることが多いようで、何組もの登山者とすれ違った。
阿夫利神社本社のある大山山頂のベンチは登山者で満員だった。マスクをしている人も多い。時々薄日が差すものの、展望はなし。場所を見つけて食事をとり、早々に下山にかかった。
表参道を下ったが、次々と登山者が登ってきた。やびつ峠分岐の手前で左手にうっすらと富士山が見えたが半分は雲に隠れていた。富士山の展望が素晴らしい富士見台では、富士はすっかり雲に隠れていた。
下社への表参道と分かれる16丁目分岐には大きな石碑が立っている。この石碑は江戸時代にふもとから担ぎ上げたそうであるが、どのようにしたのだろうか。さらに蓑毛方面に下ると西の峠、下社に下る道には「かごや道」との名前がついている。さらに下ると女人禁制の碑や苔むした石仏もあった。蓑毛越は昔の大山参りの峠で、峠の先には古い石垣が残っていた。蓑毛に至るこの道は、歴史を感じさせる道である。
蓑毛越からの道は関東ふれあいの道となっている。途中3カ所ほど林道を横切るが、道標もあるので迷うことはない。やびつ峠からの道に合わさると舗装道路となり、蓑毛バス停はすぐである。
大山を訪れたのは18年ぶり。山頂や表参道は混んでいたが、日曜日にもかかわらず、登りの見晴台からの道や、16丁目分岐で表参道から分かれてからの蓑毛に至る道の登山者はぐっと少ない。静かな初冬の山歩きを楽しむことができた。
みんなのコメント