行程・コース
天候
快晴~晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
バス
その他:
高尾駅北口から急行バス6:55発(2台あり)
6:20より並ぶ(約5人ほど、のち中央線が着くたびに陣馬山へいく登山者が増加、ほぼ2台満車に)
この登山記録の行程
陣馬高原下(07:29)・・・新道登山口(07:49)・・・陣馬山(陣場山)(08:42)[休憩 40分]・・・奈良子峠(09:53)・・・明王峠(10:00)[休憩 5分]・・・底沢峠(10:13)・・・堂所山(10:30)・・・景信山(11:19)[休憩 45分]・・・小仏峠(12:30)・・・城山(小仏城山)(12:51)[休憩 25分]・・・一丁平(13:31)[休憩 7分]・・・大垂水峠分岐(13:48)・・・高尾山(14:15)[休憩 2分]・・・稲荷山(14:51)[休憩 20分]・・・高尾山口駅(15:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
小さな雲が青空に1つふたつとポンポンと浮かぶ景色が陣馬山山頂に広がる。青空が眩しい快晴と360°の大パノラマが色がる眺望抜群の山が「陣馬山」だ。陣馬山から高尾へのハイキングコースとして有名な奥高尾縦走路。ハイキングコースと言えばイメージ的に簡単に歩けてしまいそうな感じもしますが、実際この縦走路はアップダウンの連続した意外とハードなコース。陣馬高原下のバス亭から、高尾山口駅まで総延長17.3㎞、登り1,256m、下り1,396mと距離も長ければその高低差も1000mを超える険しさ。標高こそ1000m未満で低いが、北アルプスの縦走路の練習として十分活かせるだけの難易を兼ね備えています。高尾山域で1000mなんて信じられないけど、この縦走路を歩くだけで1000mの山を登って下りたことになるとデータは示しています。
それにしても春~初夏にかけての雰囲気の奥高尾縦走路は新緑が眩しく、各頂では富士山の絶景に出会えたり、この時期だからこそのお花に出会えたり、1日ゆったりと時間を満喫した山旅ができました。
フォトギャラリー:53枚
陣馬高原下バス停。2台の急行バスが到着。たくさんの登山客であふれます。
陣馬山の和田峠に向かう舗装された林道を進み、陣馬山新道登山口へ。ここから本格的な登山の開始です。
この新道は急な尾根道を木の根っこを階段に見立てて登山道が延びています。けっこう急登です。ここで踏ん張りすぎると奥高尾縦走路でばてますので、先を考えて自分のペースでゆっくり登るのが一番よいです。
新緑の眩しい尾根道が続きます。
そして、2つ目の急登へと向かいます。この新道は登りはじめ沢沿いを進み、最初の急登をまず登ります。その後いったん傾斜が緩み尾根の肩上を歩き、そのあとまた急激に登ります。
ここが急登の終焉。新道を無事登りきりました。昔はよくここの丸太に腰を下ろして休んだものです。ここまでくるまでに何度休んだことか・・(笑)今回はここまでノンストップで歩けて、それだけ少しは体力ついたのかなと思ったりもしたいり・・・
少し先に三股の分岐点がありますが、そこはニリンソウがよく咲くポイントになっています。まだまだたくさんのニリンソウが咲いていました。かわいいですよね。
ニリンソウを後にして、ちょっと人工的な登山道を登っていきます。これが結構急斜面できついんです。
青空が抜けて、ここを登り切れば陣馬山の稜線です。あと一歩!
黄色の花が見に飛び込んできました!キジムシロ(雉蓆)です。バラ科キジムシロ属の多年草。
陣馬山稜線に出ると、そこにどどーんと富士山の絶景が飛び込んできます。「富士山だー」とみんな叫んでしまう絶景です。でも富士山だけではないんですよ・・・少し目を右にもっていきます。
三ッ峠山が目に飛び込んでくるのですが、そのもう少し右になにやら白い頂が2つ見えます。これ南アルプスの赤石岳と悪沢岳です。富士山から南アルプスまで眺望抜群です!
これが陣馬山の稜線からみた全景です。
そして、陣馬山の山頂です。白い馬の像が眩しい。では陣馬山山頂からの360°大パノラマのご紹介といきましょう!
まず東からスタート。
仏果山~大山~丹沢の山々。
陣馬山の山頂には茶屋が立っているので、南面を直に撮影が厳しいのですが、この南西面が一番の景色になります。
富士山~三ッ峠山~赤石岳・悪沢岳~扇山・権現山、その奥が大菩薩連嶺。
その西側の続きが、大菩薩連嶺~金峰山~頭だけを出しているのが三頭山。そして手前は生藤山。
生藤山を中心に、頂が3つあります。左に三頭山、右に鷹ノ巣山、さらに御前山。
北側の絶景が、大岳山。
その左には鋸山への稜線ととんがった鋸山もしっかり見えます。その左には御前山です。つまり、この陣馬山からは奥多摩三山の三頭山、御前山、大岳山が一望できるということです。
陣馬山を後にして、いよいよ奥高尾縦走路の始まりです。まず最初は「奈良子峠」現在はこの峠に登ってくる登山道は通行止めです。
明王峠。藤野15名山にも選ばれています。そしてここからも・・・
明王峠からみた富士山です。
底沢峠。これを下れば陣馬高原下のバス停です。
奥高尾縦走路を進むといくつか巻道との分岐があります。初めて歩くとどっちなの?と迷ってしまいますが、どっちを行っても元の縦走路にでます。その一番有名なのがこの堂所山の分岐。登ればキツイです。巻けば楽に通過できます。巻く人が多いです。が堂所山へ行ってみましょう!
堂所山の山頂です。樹林の中で眺望はなし!来る意味がないかもしれません。この頂上から北高尾山稜というアップダウンの激しい山稜へ続いています。黒ドッケや富士見台、最後は八王子城山へと続いています。
堂所山の根っこの斜面を下ります。ここを下りました。(巻道を歩いたほうがいいですね・・でも縦走路の各頂にピークハントするなら登らないとです!)
発見!チゴユリ(稚児百合)チゴユリ科チゴユリ属の多年草。茎の先に1~2個の白い花を斜め下向きに付けます。写真をとるのに意外と大変でし(笑)
奥高尾縦走路の各深部でしょうか。堂所山から景信山の間はアップダウンの連続。それももう頂上かなと思ったらまた下り、そして同じような景色の登りをまた登るとまた次は下りと、同じような場所を何度も通過するような錯覚に陥ります。ここは、頂上?とは思わず、ひたすら登山道に合わせて登って下る、そう思っていると気づいたら頂上だったとしないと結構疲れてしまいます。
また、こうして登ります・・・
そしてそしてアップダウンの結果、景信山山頂です。
富士山が木々の間に見事に見れます。ここでお昼にします。
南東の景色が素晴らしいです。
富士山から丹沢が一望。
手前にはこれから歩く、小仏城山~高尾山に至る縦走路の稜線。
高尾山の先には関東平野が広がる。
景信山を後にして、一度下り鞍部へと出ます。そのあと登り返して、登り返した山のちょうどTOPを通過した場所です。関東ふれあいの道の石板があります。
景信山の稜線を小仏峠まで下りてきました。
小仏峠の先にある展望台です。ここからも富士山が見れます。雲と富士山が戦っているような感じに見えました。雲の白VS富士山の雪(笑)
小仏城山の頂上から見た高尾山と日影乗鞍。日影乗鞍は頂上部がハート形になっているんです。
発見!キンラン(金蘭)ラン科キンラン属の多年草。つぼみから咲き始めでした。
一丁平へ向かう途中の絶景。日影乗鞍です。
発見!ホウチャクソウ(宝鐸草)チゴユリ科チゴユリ属の多年草。花の形が寺院の軒下に垂れ下がっている宝鐸に似ていることから名付けらた花だそうです。
小仏城山からはずっと階段の登山道が続きます。ハイキングです。
大弛峠分岐から登山道は3つに分かれます。左は北側斜面の道~日影が多いので夏でも涼しい。真ん中~もみじ台へ続く尾根道の急登。右は日向の巻道。今日は涼しかったので右の日向の巻道にしました。
大発見!ホタルカズラ(螢葛)ムラサキ科ムラサキ属の多年草。青い花びらの中に星のような線がありとても可愛いです。出会えて感動。右に行って正解でした。
高尾山への最後の登り。
高尾山山頂に五輪のマークのオブジェができました。たくさんの人が写真を撮ろうと並んでいました。
高尾山頂上の展望台です。
高尾山から稲荷山コースで下山。ここは尾根道で風の通りも良く気持のよい稜線です。
稲荷山の頂上からの絶景。
稲荷山から下山します。
こんな岩のある登山道も一部あります。注意して疲れていますので下山します。
高尾山口駅からみた景色です。
本日のご褒美。
天丼と手打ちそばのセットです。ご飯の盛りがよすぎて、お腹いっぱいで超満足しました。とっても美味しかったです。
装備・携行品
アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール |
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