鼻高山からの眺望が素晴らしい。ところどころ急な斜面がある登山道は、ロープが張られてありがたかった。落ち葉に埋まり草が繁る道、岩が多い箇所、滑りやすい土のところもあり、トレッキングシューズで行って正解だった。

比較的標高の低いところに鹿対策の金網が張り巡らされており、登山道の途中で針金やカラビナで留められたゲートを開けて出入りする必要がある。最初それを行き止まりと勘違いしてしまった。また、地形図に載っていない脇道に入り込んでしまいタイムロスになってしまった。とはいえ要所要所に道案内の看板があり、立木へのテープも施されていたので、大きく迷うことはないと思う。

現地で案内があったが地図に載っていなかった脇道は矢尾峠で鰐淵寺と逆方向に行く道で矢尾町の集落に繋がるらしい。我々が目指した縦走路は来た道から正面だったが樹に挟まれて見通しが悪く、さらに縦走路を示す看板を見落としてしまったことで間違ってしまった。登るはずの道が下る一方なので間違いに気づいた。

島根県が作成している中国自然歩道のパンフレットが旅程の計画に役立った。紙版のパンフは事前に入手できなかったので、スマホにPDFをダウンロードしておいた（※その後、日御碕灯台の観光案内所で入手）。
【参考】https://www.pref.shimane.lg.jp/infra/nature/shizen/shimane/chugokusizenhodo/
（※「旅伏山・鰐淵寺モデルコース」を利用）


ライト不携帯だったのは失敗だった。休み休み歩いたり、道迷いがあったりした結果、下山が遅れ進行で日没近い時間になってしまい、思ったより山道が暗くなってしまった。

昼過ぎに登り始めた行程だったが、快晴の登山日和にも関わらず道中ですれ違った人はたった1人。今回は行けなかった旅伏山の登山道では過去に物騒な事件も起きているようなので、用心した方が良いように思った。