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蓼科山 女神茶屋から (山頂ヒュッテ泊) -双子山ー双子池-竜源橋

八子ケ峰、蓼科山、双子山、双子池、亀甲池( 八ヶ岳)

パーティ: 2人 (サンシマ さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

1日目:晴れのち曇り、気温:17~20℃ 2日目:晴れ、気温:20~23℃ 

登山口へのアクセス

マイカー
その他: スズラン峠の駐車場 
自宅発05:00----狭山日高IC05:18---佐久平PA06:35(15分)---スズラン峠07:50

この登山記録の行程

【1日目】前半:八子ケ峰へピストン
スズラン峠08:13・・23・・ヒッテ・アルビレオ(休業)08:36(2分)・・29・・八子ケ峰09:07(5分)・・35・・・アルビレオ09:47(3分)・・16・・駐車場10:06(30分・昼食)
 後半:蓼科山へ
蓼科山登山口スタート10:36・・・1H35(休憩含)・・2113m地点(1分)12:15・・・1H40(休憩含)・・2450m地点13:54(5分)・・9・・蓼科山山頂14:08(5分)・・7・・山頂ヒッテ14:35(宿泊:夕食17:30--消灯20:00)

往復4.6+3=7.6㎞、累積標高上り300+827=1127m、下り:334m 
コース定数=22.5

【2日目】大河原峠-双子山-双子池-竜源橋へ下山
起床03:50---ヒュッテ前04:05---山頂04:22(50分)---ヒュッテ05:17(朝食05:30)
蓼科山ヒュッテ下山07:10・・32・・蓼科山荘07:42(10分)07:52・・・73(休憩含)・・大河原峠09:07(3分)・・31・・双子山09:41(6分)・・23・・双子池ヒユッテ10:10(75分昼食・雄池)11:25・・・48・・亀甲池分岐12:13(5分)・・14・・天祥寺分岐12:32・・15・・将軍平分岐12:47・・64・・竜源橋13:51(2分)・・22・・蓼科山登山口14:15----峠発14:35

距離10+1.2=11.2㎞、累積標高上り288m、下り1179m コース定数=16

コース

総距離
約19.8km
累積標高差
上り約1,525m
下り約1,525m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

スズラン峠近くの登山口から蓼科山を歩きました。当初、岩ゴロゴロの山頂になぜ山小屋があるのか不思議に思いましたが、ここに泊まってみてその理由を理解しました。山小屋からはご来光はもちろん、足場は悪いですが小屋からわずか数分の山頂に立てば、360度を見渡す大展望が広がり大感動でした。これが蓼科山の山頂の良さなのかと納得至極でした。

登山道も岩ゴロゴロで、水場もなく厳しい環境にある山頂ヒュッテの意義は、大展望にあると改めて認識し、先人の山にかける熱意を感じました。

山頂からの大展望は、百名山の53座が見えるとか。(談:小屋番料理長兼ピアノ演奏者のお姉さん) 翌朝ご来光を拝み大展望を楽しみました。八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスの全てを一望し、その他浅間山、谷川岳、燧ケ岳、両神山などなど山座同定を満喫できます。

また小さな山小屋にはアップライトピアノと大きなオーディオ装置があります。オーディオ好きならびっくりのエトーン製の真空管アンプ。1本300㎏の超ド級スピーカーが鎮座し、現役稼働というのも凄いことです。その古き良き装置でジャズやクラシックの音楽をじっくり聴かせて頂き至福の時でした。(夕方の発電機使用時に聴けます。)

今回、美人女将は不在で残念でした。到着時と下山時に笑顔で出迎え見送ってくれた小屋番のナカさん、4月から10月までの期限付き小屋番(単身赴任)ということでお疲れ様です。

夕食時は料理番のお姉さんによるピアノ演奏が大変素敵でした。新人小屋番のリナお嬢、本表紙に使わせてもらいました。

蓼科山登山口からの道は、見通しの良いササ原の道、石ゴロゴロの道、苔むした道、縞枯れ帯の道、そして岩ゴロゴロの道とその変化が明瞭なのが印象に残りました。

今回、高所反応対策として、上りはゆっくりペースで歩きました。そのおかげか特に体調に変化はありませんでした。山頂到着時は水、コーヒー、食事時はお茶をたくさん飲みました。しかし当日の尿の出は少なく、翌朝にようやくまともに出ました。今回はうまく体調管理が出来たと思います。

登山道の分岐には、ほぼ道標が整備されているので安心でした。空気が薄い2000m前後を歩くので、コースタイムは長めに計画した方が良いと思いました。

蓼科山からの下山は、大河原峠の駐車場に下りて双子山へ登り返し、双子山から蓼科山を眺めたり、広々とした尾根歩きを楽しんだり気持ちよいものでした。

双子池の雄池は雑誌等で見るように澄み切った池で素敵な景色でした。そして双子池の雌池から亀甲池までの道は、苔むした岩や木々に囲まれた原生林の山道歩きで、これまた素晴らしくて感動しました。ただし岩など段差が多く有り意外と時間を要しました。

下山道の双子池から竜源橋までは登山者も少なく、落ち着いた静かな歩きを楽しめました。
竜源橋からすずらん峠の駐車場への帰路は、結構急な上り坂の舗装道路を歩きました。日差しが暑く、また通行車両が多いので気を使いました。 

蓼科山は、ルートを変えてまた歩きたい山になりました。

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フォトギャラリー:99枚

すずらん峠園地駐車場

ヒュッテ・アルビレオ(休業中)

尾根道から円錐形の整った山容の蓼科山を眺め、テンションも上がる。

気持ちの良い広々とした尾根道

八子ケ峰の山頂、ピークなしの平坦地・・・。

眺望

ウツボグサ

ハクサンフウロ?

再び駐車場に戻って登山準備、
綺麗なトイレ(¥100、水は飲用不可)

登山口そばのバス停、一日2本のみ。

蓼科山登山口スタート (10:39)

ササ原の道から・・・。

石ゴロゴロの道へ。

つづら道で意外と楽です。

振り返って、先ほど歩いた八子ケ峰のヒュッテ・アルビレオが見えました。

縞枯れ帯を通過すると・・・。

頂上直下のゴーロ帯へ突入、イメージになかった歩きで意表を突かれました!
直ぐに頂上ではなく右へトラバースです。黄色印とポールがルートの目印。

八ヶ岳方向の展望

ポール、ロープ沿いに歩くと・・・山頂ヒュッテが見えて・・・小屋付近から山頂へ。

蓼科山の山頂に到着!
(ゆっくり、約3時間40分)

山頂そばの奥宮へお参りし・・・。

蓼科山頂ヒュッテへ。

美人女将のお出迎え・・・のハズでしたが・・・写真で。
女将は土曜の昼(歩荷)から日曜日までが山頂滞在とのこと。(私、テンションがた落ち・・・。)

2階の大部屋へ。平日、4組6人の宿泊。(明日土曜日は満室)

コロナ対策でゆったりスペース。
インナーシーツ持参で¥500割引き。
枕はビニールに包まれているので手ぬぐいとかあると良いです。
毛布と布団で暖かでした。

コロナ対策で、一方向向きで食事

17:30 夕食、具沢山のスープと大きなハンバーグ、大変美味しかったです。

夕食時は、料理番のお姉さんがピアノ奏者へ、 素敵な演奏で楽しめました。

女将不在でも、山頂ヒュッテお宝のステレオを拝めるので大変嬉しい。
約50年前に発売された真空管アンプセット(上段 メイン、中段プリ、右に同じくエトーンの3ウェイスピーカー2台 なぜこんな凄いモノがこの山小屋に・・・素晴らしい!!

ステレオの説明板
(BS放送の百名山番組を見て、蓼科山に来ましたが・・・ホント素晴らしいです。)

双三極管6336A×4使用のOTLメインアンプ。ETP-1071Wと思われます。メンテナンスはどうしているのでしょう。聞いてみたかったです。

真空管プリアンプ、ETC-1020DMKⅡと思われます。
スピーカーからのノイズは極小です。素晴らしいです。BS放送で流れたビルエバンスのLPも聞けました。いい音です。楽しめました。

持参したCD6枚から、各曲を聴かせてもらいました。
高、中、低域の全てがコーン紙ユニットのためかスムーズな繋がり。ピラミッド型のバランスです。刺激音なし、いい音が鳴りました。大満足の1時間でした。

音楽を聞きながらの夕暮れ。

早起きして4時頃、ヒュッテから。

雲海に浮かぶ両神山

04:24、山頂で日の出を待つ。

神奈川県から来たご夫婦も。

小屋番の「リナ」嬢も。

愛知県からランドネ誌を持参の女将ファンも。(サインもらえましたか~?)

ご来光です。

なぜか・・・感動します。

槍ヶ岳と穂高連峰方向

朝焼けの岩船山(航空母艦)

南アルプス方向

北岳方向

仙丈ケ岳

北側火口縁の岩場

長く伸びた影蓼科山

八ヶ岳
360°絶景を堪能しました。

山頂ヒュッテへ。

05:30 朝食が美味しい。

山小屋からの展望写真(一部)

浅間山方向

谷側岳方向

燧ケ岳と至仏山

07:10、小屋番のナカさんに見送られて下山です。ありがとうございました。

両神山、美しい。

先行する連れ、岩場、大丈夫かな~?

乾いた岩場、安定してます。

蓼科山荘に到着し、ホット一息。

蓼科山

しばらく平坦な道

大河原手前の分岐

縞枯れ帯から蓼科山を望む。

蓼科山荘の歩荷でしょうか?

大河原峠に到着、車が一杯です。
トイレ休憩(水、飲用不可)

双子山へ。

展望

広い双子山の頂上、子供が多い山です。

山頂

蓼科山を望む。

ズームすると山頂ヒュッテが見えました。

広くて気持ちの良い双子山の尾根道

双子池ヒュッテに到着

双子池(雄池)、綺麗です。

ヒュッテで昼食(カレーライス¥1200)

ここに来る登山者は、テント泊が多いようです。

双子池(雌池)

雌池周りのテント場、敷地は池側、中、山側に分かれていました。

雌池から亀甲池までは、苔むした岩や、木々で覆われた道、原生林で素敵です。

苔むした道

亀甲池

分岐

蓼科山が見えました。

見納めです。あらためてイイ山と思いました。

またズーム、山頂ヒュッテ、頂上(左側)に人も見えました。

谷を隔て苔むした原生林とササ原がきれいに分離。

将軍平の分岐、ぬかるみを避けて通過。

2回渡渉して、沢沿いに歩いて降下・・・。

竜源橋の登山口に出ました。
ここの駐車場は頑張ると10台くらい止められそうです。
ここから車道歩き・・・、暑い・・・。

展望台、寄り道。

北岳

すずらん峠の駐車場に戻りました。

蓼科牧場でご褒美。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け ロールペーパー 非常食
行動食 テーピングテープ ストーブ 燃料 ライター
【その他】 インナーシーツ

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登った山

蓼科山

蓼科山

2,531m

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