行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
バイク利用でひだまりの森キャンプ場手前駐車場に駐輪
この登山記録の行程
林道終点駐車場(08:50)…屏風尾根取付(09:10)…989m峰(11:10)…梅ノ木尾根分岐(11:33)…鍵掛(12:14)…鍵掛尾根取付(13:12)…屏風尾根取付(13:15)…日向林道終点駐車場(13:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
静かに紅葉を愛でる登山がしたくなり、日向林道終点の駐車スペースが活用できる、バリエーションルートの集会を計画した。
日の出前にバイクで自宅を出発。駐車場に着く頃には寒過ぎてかじかんだ手の感覚がない程に冷え切った。到着後、林道終点の湧水から水を汲んで、準備をしている間にお湯を沸かす。お湯を沸いたので、阿夫利の水でカップラーメンAFURIを作って食べると、冷え切った体に染み渡る朝食になった。
準備を終えた後、日向ふれあいの森キャンプ場に続く坂道のゲートを抜けて、その先にある屏風尾根の取付に到着。森林整備用のモノレールの格納小屋が目印だ。一般的にはモノレールの軌条に沿って登る様だが、アルパインスタイルを気取って崩れやすく不安定な斜面(ほぼ崖)を全身を使って登った。尾根に乗った後も、平均斜度が45°はある斜面が続く。
屏風尾根は、基本的にモノレールの軌条が終点の不動尻分岐に続いている989mピークまで続いているので道迷いの心配ひたすらひたすら急登の急斜面を550m程登り続けるドMなルートだ。ただし、足場の緩さと斜面の急さから、転倒したらかなりの距離を滑落することになるだろう。この日、天気の良い紅葉の美しそうな日だったので、登山道は人が多かったが、バリエーションルートでは誰にも出会わなかった。滑落して負傷したら、ヘリの使える場所もないので、救助隊員が自力で登ってくるのを待つしかないだろう。(運が良ければモノレールが運行するかも。)
時々、四つん這いになるところも多く、ピッケルが欲しい感じだった。989mピークに出ると、急に開けたススキの草むらになり、登山者の往来が始まった。そのまま登山道を右に折れて矢草ノ頭に向かう。
矢草ノ頭手前で、ロープが張られた梅ノ木尾根への分岐を下った。梅ノ木尾根は季節柄、急斜面に落ち葉が大量に降り積もり、気を抜くと滑落しそうな状態が続く。さらにバリエーションルートとしてはメジャーなルートであるため、地面が削れて木の根が多く露出し、こうしたところも油断できない。
いくつかのアップダウンを越えて鍵掛尾根の分岐に着く。この分岐は、歩きやすい直進コースを行くと鍵掛尾根に迷い込むため、立入禁止の看板がある。梅ノ木尾根は左側だ。鍵掛尾根も778mのピークの辺りからモノレールが始まる。
鍵掛尾根の下降では、基本的にモノレールに沿って進んで行くが、かなりのヤセ尾根なので足場が悪く、手を使った補助が欠かせない。途中、日向キャンプ場を示す手製標識があったが、その方向に下降すると屏風沢に降りることが予想されたので進まなかった。
全般的に鍵掛尾根は、藪漕ぎはないものの岩が脆く、モノレール軌条の足につかまらないと今回のコースタイムでは降りられなかったと感じた。尾根の末端からモノレールの軌条がかなり急な斜面を右に迂回していたので、そちらのルートをとった所、堰堤手前の沢沿いにでる事ができた。
今回は地形図からはシビアなルートを想像できなかったが、やはり整備された登山道ではない事を考えると、ザイルや下降器の用意はあった方が良かったと感じた。特にソロの場合。
行動中は行動食だけだったため、下山後は、このエリアの定番であるクアハウス山小屋に寄って、遅い昼食と風呂に入ることにした。クアハウス山小屋では、最初、鹿ステーキ定食を注文したところ既に品切れだったため、ニジマスの唐揚げ定食を注文、骨まで揚げられたニジマスを堪能した後、風呂に入り、久々のガチ登山に満足して帰路に着いた。
やはり、大山は近いけど様々なルートを楽しめる奥深い山だと思う。それにしても熊スプレーを忘れて仕舞ったものの、熊との遭遇がなくて幸運だった。
フォトギャラリー:35枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
| グローブ | サングラス | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
| カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ |
| 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー | |
| 【その他】
水を含むパックウェイト5.9kg(ハイドレーションで水1.0L、内0.5L消費) 出発前に林道ゲート前の水汲み場の水を湧かし、カップラーメンを食べてから、行動中は柿ピーを行動食にして食事なし。 下山後、近傍のクアハウス山小屋で遅い昼食と入浴。 |
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