ツアー第二弾は茅ヶ岳（ツアー会社は別）。韮崎駅からタクシーでまずは深田久弥記念公園へ。

最初は、なだらかな雑木林の登山道が続くが、少しずつ勾配は急になっていく。そして、女岩からはまさに急登。さらに、落ち葉の積もり方がすごくて、ある意味ラッセル状態？　膝下まで隠れることもあるくらいだった。勾配もきついし、落ち葉で石が転がっていたり根っこがあったりするところがよくわからない。意外と滑るし、なかなか手強い登山道だった。

さらに、朝は真っ青な空だったのに、気づけば雲が随分と広がっていた。「あ〜、富士山はダメかなぁ」と思いながら、一歩一歩登っていく。日陰はひんやりだが、登っているときや日差しがあるときは、意外と暖かかった。

最後まで急登続きだったが、無事に茅ヶ岳山頂に到着。最初こそ、富士山の山頂はうっすらと雲に隠れているような状態だったが、時間が経つにつれて雲が取れてきた！　さらに、南八ヶ岳、南アルプス、そして北アルプスははっきり見え、目を移せば金峰山や瑞牆山も綺麗に見えた！　こんなときが、本当に山っていいな、と思う瞬間。

そして、一気に下り、またまた急登を登って到着したのが金ヶ岳。途中からは、茅ヶ岳と富士山のコラボを見ることができ、本当に素晴らしかった。金ヶ岳山頂からは、残念ながら南八ヶ岳は見えないが、富士山と茅ヶ岳のコラボが見られるので、登り甲斐があると思う。

金ヶ岳から明野へ降る道も、なかなか大変だった。痩せ尾根にちょっとした岩場。先週のレクチャーを思い出すが、なかなか身体は思い通りには動かない。こちらも、落ち葉の量がすごくて、何度も滑る。それでも、それなりのペースで降りてきた。

タクシーに乗り込む直前、南アルプスのシルエットが、本当に綺麗だった。そして、ほんのりとピンク色に染まった富士山も見ることができた。

タクシーに乗り込んだのが16時過ぎ。一人では、この時間まで山にいることに不安を覚えるが、ツアーなので安心。無事に韮崎駅まで戻ってきた。

前々から、登ってみたいと思っていた茅ヶ岳。周りの山々から沢山のご褒美を頂いた、素敵な山行となった。