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姥樫から上谷の大クスへ巨樹めぐり 石棒、ケセランパセラン、慈光寺古道の六萬部塚 2022

大築山 小築山 大築城跡( 関東)

パーティ: 1人 (はにわ さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

山野草駐車場11:00*****姥樫11:30*****猿岩峠12:25*****大築山12:40******小築山12:50(休憩40分)*****上谷の大クス13:55*****山野草駐車場16:05

コース

総距離
約12.7km
累積標高差
上り約967m
下り約970m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

近所の鎮守様の参道入口に樹齢600年の槇の木がポツンとある。
中は空洞で祠があるが、太い幹は通学路でもあった歩道にまで出しゃばっており、当時は邪魔だなあと思っていた。
境内には杉や樅、スダジイの巨木も生えている。
境内の奥に今は無くなってしまったが1本のスダジイの巨木があった。
少し小高くなった場所に倒れるように生えていて、小学生の頃は友達と這うように跨って誰が一番先端まで行けるか競争をしていた。
(今思えば随分危険な遊びだったなあ。)
横に生えているので登るというよりは橋を歩く感じ。
小学生が立って歩けるような巨木だった。
先端には名前やら相合傘など彫られていて、ずいぶん昔から子供たちの遊び場になっていたようだ。
それから数年後、人の重さで倒れたわけではないが倒木となり知らない間に太い幹は丸斬りにされ横たわっていた。
今は笹薮になってしまい、当時の面影はない。

*********************

今年も静かな山歩きから。
ちょっと歩くだけなのでヤマケイに書かないことも多いが近いこともあり小川町、ときがわ町、嵐山町、越生町、東秩父村、寄居町の低山を歩くことが多くなった。
その中でもときがわ町は民家から程よく離れ、せせらぎがあり、巨木あり、花があり、天然のスケート場ありと春夏秋冬ウロウロしている。
そんなときがわ町の杉林の中で見つけた変なものを交え、本日は姥樫から大築山を経て上谷の大クスまで歩いてみました。
山野草公園に駐車。
今は椚平までイーグルスバスは来ないので電車の場合は乗合タクシーになります。
1回500円と時間を気にすることが無いので使いようによっては便利かも。
奥武蔵の山々へ登る場合のバスは下記のホームページを参照すると便利そうです。
http://www.knet.ne.jp/~ats/t/map_top.htm
https://www.town.tokigawa.lg.jp/info/1917

それから下記は昨年訪れたときがわ町の巨木めぐりのヤマケイです。
宜しければ参考までに。
https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=213131

それでは出発します。

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フォトギャラリー:60枚

山野草駐車場から出発。

谷を挟んだ大築山が良く見えます。

昨年と同じ蠟梅もだいぶ咲いていました。

石垣のユキノシタ。時期になると他の石垣にも沢の大岩にも可愛い花がたくさん咲くので綺麗ですよ。

林道を進み、沢の橋を渡ると姥樫への階段。

今年も大きな枝を広げていました。

ロープが張ってあり近づけませんが後ろに回り込めます。

少し見つめて、、、、、(@^^)/~~~ また来るよ。

さて、来た道を引き返します。林道沿いの岩清水には大きな氷柱も出来ていました。

左の道が山野草駐車場への道、右が大築山への道ですが、以前杉林をウロウロしたときに見つけた面白いものに寄り道。左に少し戻ります。

少し行くと消火栓の標識がある道を左に登ると。

出ました!立派な石棒(笑い)。

1mぐらいありますが年式不明。なんでこんなところにと考えてしまいますが、コロナが落ち着いたら地元の人にでも聞いてみよう。

石棒は子宝、五穀豊穣、ご利益があるかもしれないのでとりあえずパワーをいただきます。

苔がびっしり生えているので最近置かれた訳では無さそうですが、、、何となく狛犬にも見えなくはないが、、、、。以前友人Y君と訪れた長野県の佐久の日本一の縄文時代の石棒とは感じが違うなあ。

さて先程の分岐を沢沿いに降り、暫く歩いて標識を大築山へ。

沢を渡り

蠟梅のトンネルを潜り斜面を登って行くと。

猿岩峠。ここから登れば飯盛山、反対に降れば越生町の麦原に。以前あじさい公園に車を置いて登りましたが歩きやすい道です。

尾根を進むと大築山への道と巻道に分かれます。

辺りは杉と檜の林で登山道は展望はありませんでしたが展望台の標識があるところからは椚平の集落が見渡せます。

そしてひと登りすると、大築城跡がある大築山山頂。

北側が開け、赤城山が薄っすら見えていました。

堀切や土塁は立派ですが、如何せん山の中なので遺構は見ずらいです。

そこから10分ほどで小築山。

山頂付近の堂平山が良く見える倒木に腰掛昼食タイム。おにぎりを食べ、スープデリをすすっているとそこへ突然谷から2羽の鷹が目の前に現れ、こちらに気づくと慌てて右に急旋回。その後近くの大木のてっぺんに留まるとピーピーと鳴いた後、杉林の中へ飛び立っていった。一瞬の出来事だったのでびっくり。

その後、休憩を済ませたら上谷の大クスへ。

所々標識があり各方面へ行けます。竹林を過ぎると。

車道を左へ。

水仙が咲く砂利の林道を少し進み

また車道に出て、少し進み

突き当りを左に行くと観光トイレがあり、この先に大クスが見えてきます。

久しぶりのご対面。全国16位、埼玉県では1位の巨木です。

しかし残念ながら現在はウッドデッキに立入禁止のようです。残念です。

角度を変えて

説明板。

さて困った。慈光寺古道はこの立入禁止の看板の横を通るのですが通れるかな。試案して戻ろうかなと思いましたが少し行ってみるが行けそうなのでそのまま進むことにします。

大クスの後ろ姿。

杉林を進んでいると足元にケセランパセラン?

種が付いているので花なんだろうけど何の花なんだろう?ふわふわと彼方此方に落ちていました

この先も踏み跡はしっかりあるので進むと

峠の様な所で石碑を発見。

六萬部塚と書いてある。帰宅して調べてみると京からある高僧が慈光寺へ経文10万部を持って来たが、重さに耐えかね、6万部をここに埋めてしまったらしい。伝承だと思うけど本当なら凄いことだよね。

この先すぐに鉄塔があり、下を潜るとススキ原を右へ。

新しそうな階段を降り、林道に出ると左へ。

古道のような道を暫く進み

ここが峠かな。

中には二十三夜塔

下を見ると道路があり、道標は無いのでこの電柱が目印。

車道を降り15時になったのでこの切り株に腰掛コーヒータイム。

この近くに小さな鳥居があったので石段を登ると

無数のお稲荷様が

コン、コン、コン

そして、セットになってありましたカヤ?の大木。

勿論パワーをいただきます。

さらに車道を降ると、道端に怪しい石像が、、、、、他にも作りかけが何体かあったので芸術家の作品?

この先降れば慈光寺へ。しかし駐車場は上なので車道を登ります。

途中にある大築城の復刻山門。全然関係ない位置にあるけど。

やっと戻って来たあ~。お疲れ様~。

おまけ。こちらは市内にある天神社の裏の石棒群。隠すようにひっそりと置かれているが昔からか信仰度が高そう。
今回は怪しいミステリーツアーでした。
おしまい。

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