行程・コース
天候
高曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
往)小田急線新松田駅、7:45発西丹沢ビジターセンター行きバスにて、丹沢ホテル時之栖入口バス停(*)下車
復)中川バス停(ぶなの湯の最寄り)15:53発のバスにて新松田駅(16:49着)
(*)「丹沢ホテル時之栖入口バス停」は旧称「あしがら荘入口バス停」です。古い地図やガイドブックでは「あしがら荘入口バス停」と記載されている場合があります。
この登山記録の行程
「丹沢ホテル時之栖入口」バス停(8:50到着/9:00出発)-岳山堰堤(9:16)-南東尾根取り付き地点(9:40)-(笹子沢本流右岸の高巻き)-笹子大滝と左股の大滝(10:07/10:19)-(高巻き)-南東尾根取り付き地点(10:55)-屏風岩山東峰(12:20/12:38)-屛風岩山(12:45)-大滝峠上(13:30)-一軒屋避難小屋(14:06)-(大滝沢の大滝立ち寄り)-大滝橋バス停(14:58)-中川バス停(15:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
西丹沢の屏風岩山のバリエーション尾根を歩いて滝と三椏を楽しんで来ました。三椏は終盤ですが上部では十分楽しめました。笹子沢ノ大滝までの右岸の高巻きは危険ですので全くお勧めできません。
≫2019年3月に歩いた西丹沢屛風岩山東尾根と大出山(通称ミツバ岳)の三椏が忘れられなくて、花期が終盤なのを承知で出掛けてきました。
参考にしたのは愛読するバリエーションハイキング(松浦隆康著)掲載の「笹子沢ノ大滝から屏風岩山」で、キャプションは「西丹沢の名瀑と怒涛のミツマタ」という何とも刺激的なフレーズです。因みに屛風岩山南東尾根は守屋さんの登山詳細図にも掲載されています。
笹子沢は近年の台風で荒れた箇所があり、倒木を避けながら進みます。
南東尾根の取り付き地点から大滝までのピストンはゴルジュ帯の右岸の尾根腹を大きく高巻きましたが、急傾斜で足場が悪く極めて高い緊張を強いられました。これなら暖かい季節に濡れるのを覚悟でゴルジュ帯を通過した方が余程安全かと思われます。計画では屛風岩山からミツバ岳まで歩くつもりでしたが、ここで時間と体力を消耗したので、大滝沢の東海自然歩道を下ることにして先に進みました。
屛風岩山南東尾根の踏み跡はほぼ明瞭で危険個所はありません。屛風岩山から大滝峠上向かう途中に迷い込み易い枝尾根があるので注意が必要です。(私も間違えました)
肝心の三椏は南東尾根の途中、大滝峠付近、大滝沢上部の所どころで群生を見ることが出来ました。
この日、笹子沢の沢上りの3人の他に山で出会ったのは単独行のお二人のみ。
三椏と言えばミツバ岳か不動尻が有名ですが、此方の屛風岩山エリアは静かな穴場と言えるでしょう。
本日の総歩数28,414歩、歩行距離19.1km、消費カロリー1,211kcal、脂肪燃焼量86g也。
フォトギャラリー:57枚
今回のルートのガイド図です。
(バリエーションハイキングより)
丹沢ホテル時之栖入口バス停(旧あしがら荘入口バス停)を降りると、いきなり三椏の大木に出迎えられました。
バス道の笹子橋を右岸に戻ります。
笹子沢右岸の林道を進みます。
彼方此方に三椏が咲いています。
林道が無くなり沢に入ると、特徴的な「岳山堰堤」を左岸で高巻きます。
堰堤の上部に三椏が群生していました。
暫らく左岸に沿って進みます。
左からの支流を合わせて大きく右曲する本流を、倒木を避けながら進みます。
大滝を見るために、この小さなゴルジュを避けて右岸を高巻きました。
シビアな高巻きで沢筋に戻ると眼前に笹子沢ノ大滝が現れました。
高さ20mの直瀑です。滝つぼの手前にザックをおいて撮影してみました。
直ぐ横の左股には更に大きな二段の滝が架かっています。
何とも幽玄な眺めです。
お若い沢屋さんがやって来ました。左股の右岸から沢を詰めるそうです。
戻りの高巻きの取り付き部。写真中央は直登困難で、左の壁を上りました。(お勧めできません)
高巻きの斜面。写真を撮る余裕が戻ったところです。
左岸の踏み跡から南東尾根に取り付きます。
所どころに三椏が群生しています。
尾根の様子。薄い踏み跡があります。
尾根に乗って東側の眺めが開けました。
時折、三椏に元気を貰いながら登り続けます。
ひたすらの登り。。。
たまに三椏・・・
900m付近で鹿柵が現れ、これに沿って登ります。
背景が白くて分かり難いですが、富士山が見えます。
東尾根と合流し、北側に畔ヶ丸が現れました。
三年振りの屛風岩山山頂。少し明るくなったような気がします。
山名標はありません。木に直接山名が書かれています。
久しぶりに見る西丹沢のブナ。
南のミツバ岳に行く予定を変更して、北に向かいました。
前権現山と檜洞丸。檜洞丸には雪が見えます。
青空ならば素晴らしい富士山なのですが。。。
大滝峠付近の日当たりの良い斜面に三椏の大きな群生が広がっていました。
本日一番の群生です。
♪
咲いてて良かった~
わざわざミツバ岳まで行く必要もありませんでした。
大滝峠上の分岐。歩いて来た屛風岩山への稜線には、踏み込み注意のトラロープが張られていました。
此処からは東海自然歩道の一般道となります。
沢筋にも見事な大群生地がありました。
♪
よく見れば、足元にはハナネコノメも咲いているではありませんか。
既に葯が白くなった花が多くみられました。
三椏の甘い香りの中を進みます。
一軒屋避難小屋
一般道といえども気が抜けない道が続きます。
こんな箇所も、、、
如何にも西丹沢らしい地形です。
大滝沢本流に架かる滝
大滝沢の大滝。滝壺まで降りる道が付いています。
水量豊で迫力がありますね。
大滝から大滝橋のバス停までは指呼の間です。
バスの時間があるので、そのまま次の中川バス停(ぶなの湯の最寄り)まで歩きました。
時間が無いのでお風呂はパス。トイレを借りてビールを購入。
バス停で乾杯~
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ |
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