行程・コース
この登山記録の行程
土合駅(05:10)・・・土合橋(05:20)・・・田尻尾根入口(05:30)・・・土合口(05:35)・・・ガレ沢のコル(09:20)・・・トマの耳(10:25)[休憩 25分]・・・谷川岳肩ノ小屋(10:55)・・・熊穴沢避難小屋(11:30)・・・分岐(12:00)・・・天神平(12:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
土合山の家に前泊し、早朝に出発する。
山の家は新たに温泉を掘り、新築の浴室が快適だった。おかみさんの細やかな対応に感謝です。
登山指導センターで登山届を提出し、施設裏手の斜面に取り付き、尾根上の送電線鉄塔を目指す。どこが夏道か分からなかったが、斜面には雪がしっかり付いており、ルートに困ることなく尾根上に到着。
尾根上には雪がしっかり残っていて歩き易い。
自分自身の体調が今一つなので一本の間隔を短くし、ペースを落とし気味にゆっくりと登る。
夏道の鎖場を少し登ったところでアンザイレンし、アイゼンを履く。この辺がラクダの背なのか? 昔、下降で5~6回は下っている筈なのだが何も覚えていない。
地図上の1516mのピークを過ぎ、ガレ沢のコルもはっきりと確認できないうちに最後の登りとなる。急斜面の登りは冬ならば雪崩も気になる箇所だが、斜面の所々にこの時期特有のクレバスがあり、踏み抜きが恐い。標高差150mほどを急登すると傾斜が落ち、尾根状になる。ここが1630m付近か。傾斜の無い尾根を少し歩くと緩い斜面状になり、正面に見える尾根のスカイラインを目指して登る。登りきる頃には、左下方の広い雪面に天神尾根からの登山者が見えるようになり、更に傾斜が落ちて、頂上がもう間近に見える。肩の小屋を左に見るとほどなく登山者で賑わうトマの耳に着く。
天気は快晴、遮るもののない山頂で展望を楽しんでいると、偶然、後輩に出会い、びっくり!
オキの耳の山頂とルートは人で溢れているし、昨日、白毛門でつりまっくた足が心配なので、オキの耳には向かわず、大事を取って早めに下山することにする。
天神尾根の下降は雪が腐り、グズグズの状態でどこでも下れる。熊穴沢避難小屋を過ぎ、その先の露岩の出ている箇所を過ぎた先でアイゼンを外すが、結果的に登りも含めてアイゼンが必要な雪の状態ではなかった。最後の天神平への下りは、トレースを壊してしまうのを申し訳なく思いながらもグリセードを交えて下る。
天神平からはロープウェイで下山。対面する白毛門がよく見えて少々悔しい。あっという間に登山口へ。便利な時代になりました。