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日本千山 578/1357

与那覇岳( 九州・沖縄)

パーティ: 2人 (1357 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

林道分岐(14:10)登山口(425m/14:45)与那覇岳(15:15)分岐(16:20)

コース

総距離
約4.8km
累積標高差
上り約235m
下り約235m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 恒例の忘年山行は、バーゲンの切符を手に入れて沖縄の山へ登ることになった。冬の沖縄は大人気で、早朝便の枠は発売数分後には埋まって那覇空港着正午の切符しか入手できなかったが、「高速道路が南北に通じているので、午後から1つは山に登れるだろう」と計算し、3日で3山を登る計画を立てる。しかし、インターネットで調べる傍ら篠原さんが現地に問い合わせた結果、目的の山の1つである恩納岳(#1000)は米軍用地内にあって登れないことが判明する。
 高速道路終点の許田で降りて国道58号線を北上し、林道に入って森林公園からの道を合わせると民家が終り、両側から迫る草木で車体が傷付かないか心配しながら走り、林道の分岐点に車を停める。
ハブ対策に全員スパッツを着け、準備体操をして直ぐ先の未舗装の林道へ分け入る。10mもあろうかと言うオニシダや大葉のイモ(民宿で、触ると痒くなり、根は有毒で食不適と教わる)、常緑樹の幹を這い登る盛んな蔦などの見慣れない植物に惹かれて左右に頭を巡らせながら歩く。
 昨日の雨で足元の土は濡れ、小沢には澄んだ水が流れている。水溜りには背中が漆黒でお腹が赤いシリケンイモリが目に付く(準絶滅危惧種)。緩い登りになると、雨水に洗われて苔が生えた岩床が現れる。厚さが1m前後もある表土が洗い流されて岩盤が出ているのは、雨の多さを物語るのだろうか?
 現在位置がはっきりしないまま、最初の分岐を左へ入って右、左と鉤型に曲がって高度を上げる。2つ目の分岐で地図に照らして現在位置を確認すると、道を間違えたことに気付く。雑草が疎らに生え両側から木の枝が覆い被さっている右の道へ入る。ハブが心配なので枯枝を持って足元の草を払い、頭上の木の枝にも動物が居ないことを確かめながら進む。
250mほど先の地図上の四叉路は、道が1本消えた三叉路になっており、地図には載っていない小さい沼が進むべき方向を遮る。足元の草には泥が付着して、30cmほど水位が高かったことが判る。最初の分岐まで引返すのが最も確実なのだが、「50~60m先に林道が在る筈だ」とやんばるの森の中へ恐る恐る踏み込み、出来るだけ林床の植生が薄い所を選んで慎重に足元を確認して進むと、狙い通りに前方に林道が現れる。
1mの段差を飛び降り、ほっとしながら全員揃って林道を行くと小広場に看板が立っており、登山道が林の中へ上がっている。森の妖精『ぶながや』が腰掛ける看板の説明文を読みながら小休止する。イタジイ等の常緑樹と人の背丈ほどの幹の細い笹が繁った濃密な薮の中の道を8人連なって進む。ここまで幾らも登っていないので、皆元気一杯だ。確りした道だが下りでは滑り易そうだ。不思議な色の青い実を着けた小木や黄色いイグチを見ながら歩いて「思ったより長いなあ」と感じる頃、緩い円丘の沖縄本島最高点(503m)に達し、緩く下って間近まで沢が迫る鞍部状を過ぎると、一等三角点の山頂は直ぐだ。
 広場の小空間にザックを下ろし、三角点を取り巻くようにして一休みする。喉を潤してパンを食べ、写真を撮る。

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装備・携行品

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登った山

与那覇岳

与那覇岳

503m

よく似たコース

与那覇岳 沖縄県

樹木の種類に富んだ沖縄本島の最高峰

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
2時間
難易度
コース定数
8
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